世界的大ヒットのディズニー実写版「美女と野獣」続編やスピンオフ&前日談の最新情報!
@Disney Enterprises, Inc.
1991年に公開されたディズニーのアニメーション映画を実写化した「美女と野獣」が今月17日よりアメリカで公開されました。
公開後アメリカ国内だけで約190億円もの売り上げに達し、週末の興行収入で歴代1位を獲得しました。これだけ世界的に大ヒットすると、「美女と野獣」の続編やスピンオフの公開が気になるところ!
そこで、この記事では海外の記事を参考に実写版「美女と野獣」の続編やスピンオフ作品、さらに前日談の製作予定をお伝えします。
ディズニー「美女と野獣」実写版の続編とスピンオフ&前日談
ウィークエンドの興行収入で歴代1位を獲得したディズニー実写映画「美女と野獣」。評価は置いておくとして、興行的には大ヒットを収めました。
日本の公開は4月21日(金)。日本のディズニーファンが興行収入をさらに押し上げそうです!
ここまでくると、大きな期待と1つのクエスチョンが頭に浮かぶでしょう。
ディズニー・スタジオは「美女と野獣」の続編に前向きかなのかどうか?
thr.ru
続編には慎重だが、スピンオフや前日談の製作は検討される可能性有!
名前は長いですが、ディズニー実写作品の製作を手掛けるているのはウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャー・プロダクション。そして実写映画全作の企画&製作総指揮を務めるのがショーン・ベイリーです。
Working Author
ショーン・ベイリーは、エンタメニュースサイトDeadlineのインタビューでディズニー・スタジオは昨年の続編失敗から多くのことを学び、すぐに再び続編製作のリスクは冒さないだろうと答えています。
「現在ディズニー・スタジオは続編製作に無関心なんだ。たぶん、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のことがまだ頭にあるんだろう。続編を作ることはないだろうね。でも、スピンオフや前日談の可能性ならあるよ。」
「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」の失敗から学ぶ!
「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」は2010年の映画『アリス・イン・ワンダーランド』の続編です。
@Blackfilm
監督はジェームズ・ボビン。前作「アリス・イン・ワンダーランド」の監督は「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」でお馴染みのティム・バートン。
前作「アリス・イン・ワンダーランド」の製作費は日本円にして約200億円。興行収入は世界中で1,000億円を超えています。
一方で、続編「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」は製作費170億円に対し、世界中で250億円の興行収入にとどまりました。
続編になると興行収入が1/4になってしまったショックは計り知れなかったでしょう!
ウォルト・ディズニー・スタジオの考える利益を生み出す構造とは
こうなると、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャー・プロダクションの親会社とも言えるディズニー・スタジオが続編製作を決めるのは、いくら「美女と野獣」だとしても簡単なことではないでしょう。
ピクサーの代表取締役が昨年エンタメ情報誌Entertainment Weeklyに語ったこともショーン・ベイリーの発言と一致しています。
ピクサーの代表取締役は、「トイ・ストーリー4」そして「シュガー・ラッシュ2」の公開後は続編製作は落ち着くと語りました。
代わりに、ディズニー・スタジオは新しいタレントを起用し、そして新しいストーリーを作り、オリジナルの映画を増やしたいとのことです。
たしかに、現在実写映画化が続いています。実写映画化するには良質の原作となるアニメーション映画が必要です。実写化と並行してオリジナル作品をヒットさせてゆくのがディズニーの狙いでしょう。
ここには、良質のアニメーション⇒実写化⇒スピンオフと興行収入が倍々ゲームで増えてゆく流れを生みだしたいディズニーの意図が感じられます。
それでも実写版「美女と野獣」はケタが違う
それでも、ここまで世界的に大ヒットすると「美女と野獣」の続編製作も現実味を帯びてきます。公開一週間で興行収入は約450億円を越え、3月に公開された映画としては過去最高の売上を達成しました。
「アリス・イン・ワンダーランド」も興業収入1,000億円を突破しましたが、ディズニーハロウィーンなどにおけるアリスとベルの人気を見ても差がありますからね。
プリンス作品で、しかもエマ・ワトソンという20代で最も有名な女優を起用した点で実写版「シンデレラ」とも比較にならないほどの宣伝効果があります。
@What's On The Red Carpet
それに、日本ではミュージカルトップスターたちが吹き替えに名を連ね、字幕&吹替え2度映画館で観る人が確実に増えます。
肝心な評価について
興行収入は予想をはるかに上回る成功を収めていますが、評価の方はどうなのでしょうか。
すでに、海外は公開されており、レビューも続々と発表されています。
このサイトでは、海外の映画批評家の感想をまとめました。評価が気になる人は下の記事をご覧ください。
今後のディズニー実写映画製作予定について
ディズニー実写映画は「美女と野獣」で終わりではありません。
同じディズニールネサンス期の「アラジン」から、ウォルト・ディズニー初の長編アニメーション映画「白雪姫」まで多くの作品が実写化へ向けて進んでいます。
「クルエラ」
- 全米公開日:2018年
- 日本公開日:未定
- キャスト:エマ・ストーン
- 監督:アレックス・ティンバース『ロッキー』(舞台版)
2017年2月のアカデミー賞で主演女優賞を獲得したエマ・ストーンがクルエラ役を演じます。監督はブロードウェイで活躍する演出家アレックス・ティンバース。トニー賞も受賞している演出家が新しいクルエラを生みだします。
公開日は2018年としか公表されていません。
「ムーラン」
- 全米公開日:2018年11月2日
- 日本公開日:未定
- キャスト:未定
- 監督:ニキ・カーロ『クジラの島の少女』
1998年に公開されたプリンセス映画「ムーラン」の実写版です。中国を舞台にした作品であり、主人公ムーランもアジア人が演じる予定です。
「くまのプーさん」
- 全米公開日:未定
- 日本公開日:未定
- キャスト:未定
- 脚本:トム・マッカーシー『スポットライト 世紀のスクープ』
脚本は「スポットライト 世紀のスクープ」の脚本&監督トム・マッカーシー。「スポットライト 世紀のスクープ」はアカデミー賞で脚本賞に輝いており、全くテイストの違う「くまのプーさん」がどんな作品になるのか楽しみです。また、トム・マッカーシーは「カールじいさんの空飛ぶ家」の原案を書いており、ディズニー作品に携わるのは「くまのプーさん」で2回目です。
そして、主人公はプーさんではなく、クリストファー・ロビンになる予定です。
「アラジン」
- 全米公開日:未定
- 日本公開日:未定
- キャスト:未定
- 監督:ガイ・リッチー『シャーロック・ホームズ』
日本人は「美女と野獣」よりも「アラジン」に食いつくでしょう!ディズニーハロウィーンのジャスミン人気の高さはアリエルと並んで1位です。
世界的にもここまで「アラジン」人気の高い国はないのでは?
「アラジン」もダイバーシティを優先して白人ではない、中東の出身に近いキャストが選ばれる予定です。
「ライオンキング」
- 全米公開日:未定
- 日本公開日:未定
- キャスト:ドナルド・グローヴァー、ジェームズ・アール・ジョーンズ
- 監督:ジョン・ファブロー『ジャングル・ブック』
ジェームズ・アール・ジョーンズはダース・ベイダーの声の人です。ジョン・ファブロー監督のディズニー実写映画「ジャングル・ブック」は興行収入1,000億円を突破した大ヒット作です。「ジャングル・ブック」と同じく、動物たちの世界を最新のCGで迫力溢れる世界にしてくれるでしょう。
「白雪姫」
- 全米公開日:未定
- 日本公開日:未定
- キャスト:未定
- 脚本:エリカ・クレシダ・ウィルソン『CHLOE/クロエ』
- 作詞&作曲:ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール『La La Land』
実は、ウォルト・ディズニーによる世界初の長編アニメーション映画「白雪姫」も実写化が進めらています。
すでに、脚本と作曲&作詞が決定しています。
脚本は『CHLOE/クロエ』のエリカ・クレシダ・ウィルソン、そして作詞&作曲は『La La Land』でアカデミー作曲賞&歌曲賞を受賞したベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビ。
「Someday My Prince Will Come」「Heigh-Ho」などの名曲に、ポップな曲調の新曲が追加されるのでしょうか!楽しみです。
日本公開日は4月21日です。
この記事では、今後も実写版「美女と野獣」に関連する記事を数多く発表してゆきます。
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