2019年以降公開予定の実写版映画『アラジン』のキャスト&あらすじなどに関する最新情報をお届けします。
2017年3月18日にようやく実写版映画「美女と野獣」が全米で公開されます。2018年11月には「ムーラン」の公開も決定しており、「ライオンキング」「ダンボ」とディズニーが次々と実写化を計画しています。
日本の「アラジン」人気は世界一だと個人的に思っている!
でも、多くのファンが最も実写化を心待ちにしている作品、それは「アラジン」ではないでしょうか?!
Dハロの時期にディズニーランドへ行ったことがある人はわかると思いますが、ランド&シーどちらともジャスミンのコスプレであふれています。
海外で最も評価の高い作品は「ライオンキング」ですが、日本では「アラジン」の人気が特に高いのです。
現在の実写版映画「アラジン」の進行状況
では、現在「アラジン」の実写化はどの程度進んでいるのでしょうか?
まず監督はすでにガイ・リッチー監督に決定しています。
また、現在撮影には入っていないものの、すでにキャスティングが進行中です。
それでは、ここからは実写映画版「アラジン」に関して現在わかる情報をすべてお伝えします!
キャストについて
白人を起用しないことが決定
ディズニー製作の実写版「アラジン」は、多くのオリエンタルを舞台にしたハリウッド映画とは違い、白人を起用しないことがプロデューサーと監督の口から語られました。
つまり、マジで中東を舞台に、中東の役者の映画になるということです!一切白人の俳優は出演しません。
アラブ系のミュージカル俳優&役者にスポットが当たる新しい試みに!
今までミュージカル作品って白人のテリトリーの中で制作&上演されてきたイメージですが、今回の発表はつまり白人以外のミュージカル俳優&女優にスポットがあたるということを示唆しています。
先日、日本でも公開された「ドクターストレンジ」も、ストレンジが修業をするためにネパールの首都カトマンズの修行場カーマ・タージへ訪れますが、カーマ・タージで修行する人間のほとんどは白人でした。
2016年にアメリカで公開された映画「The Great Wall」。
万里の長城を舞台に、マット・デイモンがモンスターたちと戦う映画ですが、主役はマット・デイモンで中国人ではありません。
こういったハリウッドの舞台と役者が現実的に考えればミスマッチ、簡単に言えば白人中心主義的な映画は、過去にも多くのメディアからバッシングを食らってきました。
しかしながら、「アラジン」ではこういった批判の対象外となりそうですね!
白人を起用しないディズニーの狙いとは
そういえば、なぜか「ハピネス・イズ・ヒア」はアラジンだけ完全な白人
今思い出したのですが、私は一応ディズニーの年パス保持者で、週に1回ディズニーに必ず行きます。
一番好きなメリー・ポピンズ&バートが登場するショーがディズニーランド内をめぐるショー「ハピネス・イズ・ヒア」しかないので、良く見るのですが......
アラジンだけなぜか完全に白人ですよね?
一方で、またまたなぜかジャスミンだけがエスニックな感じですよね?
この違和感どうにかならないものですかね。
「アラジン」の主役は完全な新人、つまりハリウッドではなく現地の俳優を使う
たぶん、ガイ・リッチー監督もプロデューサーのダン・リンも同じことを思っていたのでしょう。
実写版「アラジン」のアラジンとジャスミンは完全なニューカマー、つまり新人を起用し、しかも作品に白人が一切登場しないという旨を語っています。
しかもすでに現在キャスティングが進行中!これ意外と公開早んじゃないか??
海外の大手映画専門WEBサイトであるコライダーが、実写版「アラジン」のプロデューサーであるダン・リンに確認をとったところこんなことが分かりました。
製作会社ディズニーは「アラジン」の主役たち、つまりアラジン、ジャスミン、ジャファー、ジーニーなど主要な役どころに様々な人種のキャストを配置するよう現在キャスティング中であると。
すでにキャスティング中、つまり今アラジンやジャスミン役にふさわしい人材を探しているということです。役者が作品の当然要なので、製作段階的にはすでに結構進んでます。
東京オリンピック(2020)までには公開でしょう!
プロデューサー「プリンス・オブ・ペルシア」の二の舞にはならない
だから、「ハピネス」みたいにジャスミンはエスニックなんだけど、なぜかアラジンだけ生粋の白人みたいなことが起こらないということです。
また、リンはガイ・リッチー含め、スタッフたちは「プリンス・オブ・ペルシア」のようなダイバシティを欠いた作品にならないよう心掛けていると語っています。
まあ「プリンス・オブ・ペルシア」の主役ジェイク・ジレンホールも若干アラブ系の雰囲気はありますが、完全なアメリカ人ですからね。
こういうところディズニーはすごいですよね。あくまでも作品の世界観を追及するという試み。有名なハリウッド俳優を出して、ファンの抱く「アラジン」の世界観を壊したりはしないわけですよ。
まあ、「プリンス・オブ・ペルシア」もディズニーが製作したんですけれどね…。
プロデューサーのコメント紹介
また、先ほどもお伝えしましたが、リッチー監督がアラジンとジャスミンに全くの新人を起用するようです。
「白人を起用しない実写版は新しいチャレンジであり、また演じるだけでなく歌えないといけない。だから、今までにいない才能を持ったアクターを探しているんだ。」
さらにリンは「映画は世界観に忠実に作られる」と答えています。
「ことアラジンに関しては、ダイバシティを重視した作品にしたいんだ......ラッキーなことに、ガイ・リッチーもディズニーも同じビジョンを描いていた。アラジンはプリンス・オブ・ペルシアのような作品にはしないよ。」
もちろん飛ぶし、歌うし、踊るよ!ストレートプレイじゃないよ!
また、リンは「アラジン」がアニメと同じくミュージカル映画として作られると答えました。
ここ結構重要ですよね?一切歌わないアラジンとジャスミン、そしてジーニーというストレートプレイの「アラジン」だったらどうしようと内心思っていました。
ちゃんとジーニーの歌う「フレンド・ライク・ミー」や、アラジンとジャスミンのデュエット「ホール・ニュー・ワールド」が聴けます!
しかも最新のCGでシーンが再現されるのです!あー楽しみ。
白人を起用しないディズニーの狙いとは?
世界観を壊さないという理由の他に考えられるとすればなんでしょうか?
完全に、ディズニーがダイバーシティを重視する企業であるというアピールでしょう!
世界情勢における中東の存在が無視できない今、中東を舞台にした作品を扱うということはディズニーにとってナーバスな問題でありつつ、ディズニーの存在を世界にアピールするチャンスなのです。
「アラジン」の人種にまつわる問題提起は過去にもあった
アラジンに関して人種にまつわる問題が提起されたのはこれが初めてではありません。
オリジナルとなる1993年に公開されたアニメーション映画「アラジン」も議論の的になったことがあります。
特に、歌詞の中でアラブの国々を「barbaric(野蛮)」と表現したからです。
2014年に初演を迎えたブロードウェイ版「アラジン」でもいくつか議論が起こりました。メインキャストのほとんどが白人以外の人種で占められたものの、中東出身の俳優がいなかったのです。
アラブ系アメリカ人非差別協会からバッシングにあいました。
アラジンが素晴らしい作品であることは間違いないので、さすがに不買運動のように、ミュージカルを観に行くな!みたいな活動は起こらなかったですが......
まとめ:「アラジン」について
実写版「アラジン」の公開日はまだディズニーから発表されていません。私個人の見解では、3月17日近辺かと思います。
そうです、実写版「美女と野獣」全米公開日です。
※はずれたらすみません。でも、ディズニー実写映画への関心が高まり、実写版「アラジン」に関するニュースを各メディアがリリースすることは確実です。
2018〜2020にディズニー実写映画のウェーブが訪れる!
実写版「アラジン」の公開日ですが、実写版「ムーラン」の公開日が2018年11月2日と決定しており、「ムーラン」より早まるということはないでしょう。
そして、2018年12月には「メリーポピンズ・リターンズ」の公開があります。
「アラジン」と同時進行で「ライオンキング」の実写化も進んでいます。
ティム・バートン監督による「ダンボ」の実写化も進んでいます。
あとエマ・ストーン主演「クルエラ」も公開が決定しています。
「白雪姫」も実写化されます!
2018年、2019年、2020年とディズニー作品実写化の波がざっと押し寄せます。
ただ、その中でも特に日本では「アラジン」が最大の注目なのは間違いないでしょう!
Dハロのジャスミン人気は群を抜いてますからね。アラジンが初恋の人だという女性も少なくないはず。
興行収入は間違いなくディズニーの記録を打ち立てる!
アニメーション映画「アラジン」は1989年公開の「リトル・マーメイド」から続くディズニールネサンス期を代表する作品です。
製作費日本円にして約30億円で、興行収入が500億円を超えました。爆発的なヒット作ですが、実写化したら間違いなく1,000億円は超えます。実写版映画「ジャングル・ブック」で興業収入1,000億円ですから。
間違いなく、1,500億円は行くでしょう。
今やディズニーは「誰にも縛られはしない♪」って感じでしょうか。
でも私たちも「何を見ても心が躍る」。ここが世界で最も成功しているエンターテイメント企業ディズニーのすごいところですよね。
楽しみは増えるばかり
ロビン・ウィリアムスの卓越したスキルが発揮されたジーニー。実写版はCGなのでしょうか?どう演出してくるのかも楽しみですね!
さあ、ディズニーにとっても実写版映画「アラジン」は新しい世界へのチャレンジになります。ファンはただただ楽しみに最新の情報を待つばかりですよね。
この記事では、これからもディズニー実写映画「アラジン」に関する最新情報をお届けします!