ミュージカル『ラ・ラ・ランド/La La Land』ウエストエンド版のすべてー
アカデミー賞14部門受賞、監督賞含む最多6部門受賞したミュージカル映画『ラ・ラ・ランド/La La Land』がロンドンのウエストエンドにてミュージカル化の予定であることが分かりました。
この記事ではウエストエンド版『ラ・ラ・ランド/La La Land』の製作状況や製作に至るまでの背景、公開日についてご紹介します。
ウエストエンド版『ラ・ラ・ランド/La La Land』のすべて
アカデミー賞でもアナザーストーリーを生み出した!
昨日のアカデミー賞授賞式はまるで映画のストーリーを再現しているようでした。
一度作品賞に輝いたと思いきや、実は受賞していなかったのです!
翌日の海外メディアは『ラ・ラ・ランド/La La Land』の作品賞に関わる記事で埋め尽くされています。
『ラ・ラ・ランド/La La Land』への注目度が高いことの裏返しですね。
本日ウエストエンド版の製作が進んでいることが判明する
作品賞は『ムーンライト/Moonlight』に譲りましたが。ファンにとって作品賞の受賞よりも嬉しい現実が待っています。
なんど、近いうちにロンドンの中心部に位置するミュージカルの聖地ウエストエンドで、『ラ・ラ・ランド/La La Land』のミュージカル化が検討されていることが判明しました。
ミュージカル映画が劇場版へと翻案されてきた例としてデミアン・チャゼル監督が愛したミシェル・ルグラン監督作『ロシュフォールの恋人たち』(フランス)や、ディズニー実写映画『メリー・ポピンズ』(ロンドン)が挙げられます。
『ラ・ラ・ランド/La La Land』も同じくロンドンにて翻案・上演されることが検討されています。
公演は2018年以降?製作はすでに進んでいる!
ウエストエンドミュージカル&ブロードウェイミュージカルのプロデューサーとして活躍するソニア・フリードマンは、イギリス最大のタブロイド紙The Sunにこう語りました。
「『ラ・ラ・ランド/La La Land』ミュージカル版をプロデュースしたいと心から望んでいました。しかし、すでにあるプロデューサーが舞台化の話を進めており、それは私ではありません。」
「当然のことながら『ラ・ラ・ランド/La La Land』はミュージカル化されます。元々舞台での上演を視野に入れて生まれた作品であり、ミュージカル化されるのは当然のなりゆきなのです。
しかし、すでにミュージカル化の権利があるプロデューサーに渡っていることを知っています。」
ソニア・フリードマンは、ロンドンで上演中のミュージカル『ハリー・ポッターと呪いの子』や『ドリームガールズ』のプロデューサーです。
映画版『ラ・ラ・ランド/La La Land』について
映画『ラ・ラ・ランド/La La Land』は舞台化を視野に入れて生み出された作品
また、映画『ラ・ラ・ランド/La La Land』のプロデューサーであるジョーダン・ホロビッツは、以前に多くの曲は劇場版のために書かれていると語っていました。
「だから、ミュージカルにした時どのようになるか知る必要はないんだ。
ミュージカル版のためにさらに曲を追加し、他にもやらないといけないことがある。いつか、温めているプランを話さなければいけない時が来るよ。」
アカデミー賞では最多6部門を受賞
映画『ラ・ラ・ランド/La La Land』の監督デミアン・チャゼルは2016年度のアカデミー賞で初の監督賞を受賞。
また、主演エマ・ストーンも初の主演女優賞を獲得。
同じく主演のライアン・ゴズリングは主演男優賞にノミネートするものの、ケネス・ローネガン監督『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で主役を演じたケイシー・アフレックがオスカーを獲得しました。
まとめ
ジョーダン・ホロビッツが受賞スピーチをした後に発覚した作品賞受け渡しミスは、オスカーの会場に大混乱をもたらしました。
しかし、作品賞受賞の代わりにリリースされたミュージカル化のニュースは、確実に作品賞受賞よりも大きな喜びをファンに与えたことでしょう。
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