「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ第6作目となる「パイレーツ・オブ・カリビアン 6」のあらすじ・キャスト・日本公開の最新情報をご紹介します。
5作目のラストに登場したデイヴィ・ジョーンズはなぜ復活できたのか。海外のメディアが発表した可能性の高い情報を参考に、パイレーツシリーズを深く掘り下げてゆきます!
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本日も"ディズニーとミュージカルのことならアートコンサルタント"をお読みいただきありがとうございます。
日本では2017年7月1日より公開の「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」
アメリカでは5月26日、日本では7月1日より公開された第5作目「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊(Pirates of the Caribbean: Dead men tell no tales)」。アルバム「レット・イット・ビー」から『マギー・メイ』を歌うジャックおじさん役のポール・マッカートニーがカメオ出演しています。
しかし、それ以上に驚いたのは最後のシーンではないでしょうか。
デイヴィ・ジョーンズ再び!
ですよ、エンドロールの使い方、バルボッサとカリーナ・スミスの展開含め、「マーベル作品か!」というツッコミは置きましょう。やっぱりパイレーツシリーズでこの男ほど手強く、また存在の濃い敵は作れないようです。
そこで、次作「パイレーツ・オブ・カリビアン 6」のあらすじ、出演者(キャスト)など今の時点で分かる最新の情報をまとめてご紹介します。
「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」エンドクレジットについて
「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」はすでにご覧になったでしょうか!?親子の感動的な再会に、急に訪れた別れ。
しかし、それ以上に驚いたのがエンドクレジット後のシーン。パイレーツ・オブ・ カリビアン第5作目は最後に次作への伏線を含む印象的な終わり方をしたのです。
デイヴィ・ジョーンズが戻って来る
「パイレーツ・オブ・ カリビアン」史上最強とも言える敵が第6作で戻ってくるようです。
しかし、まだ公開も決まっていない中で観客をさらなる謎に巻き込んだあのラスト。この記事では「パイレーツ・オブ・ カリビアン6」を少し深い視点で解説してゆきたいと思います。
マーベルの影響か!
今回の同じディズニー製作のマーベル作品の影響かもしれません。「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」では今までの作品とは異なり、次作への伏線を盛り込んできたのです。
前作「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」ではアンジェリカが孤島に残されたように、今までに伏線をエンドロールで明らかにする作品はありませんでした。
「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」をもう一度復習
https://youtu.be/OmkvSo6z5jI
「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」も、ポセイドンの杖を壊し、錨につかまり海中から引き上げられるジャックたち。落ちそうになるカリーナ・スミスはバルボッサが父だと気づく。カリーナの身代わりになるバルボッサ。落ちるバルボッサはサラザールを道連れにする。
そしてサンセットの中、エリザベス・スワンとウィル・ターナー、カリーナ・スミスとヘンリー・ターナーが結ばれる幸せな結末。ブラック・パール号の船長として復帰し、新しく舵を切るジャック・スパロウ。
これ以上ない、もうパイレーツシリーズ終わりか!?と思わせる結末に、まるでマーベル作品のように次の敵を放り込んできました。
エンドクレジット
では、問題のエンドクレジット後のシーンをご紹介しましょう。
ウィルとエリザベスが幸せそうにベッドの上で寝ています。そこに部屋へと近づく不穏な足音。謎の人物がドアを開け、影がウィルたちへと忍び寄る。いきなり蟹のようなハサミを振り下ろす。そうです、疑いようもなくデイヴィ・ジョーンズです。
ウィルは夢から目覚めると、そこには誰もいません。ウィルが見た悪夢でした。
安心するウィル。しかしながら、カメラはベッドの下へと移動します、するとそこは水に濡れ、デイビー・ジョーンズにくっつくフジツボが落ちていたのです。
あらすじ
たいてい、ハリウッド映画の続編は興行収入や評価に左右されます。「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」の海外レビューサイトでの評価は、シリーズ全5作品の中でも最下位か4番手です。
しかし、興行収入は相変わらずの好成績。つまりすでに収入や評価に関わらず、ディズニーは6作目の製作を決めていたのでしょう。
もうエンドロールでデイヴィ・ジョーンズが復活したという事実を残した今、第6作目が製作されないはずがありません。
そこで、ここからは「パイレーツ・オブ・カリビアン 6」のあらすじや、デイヴィ・ジョーンズ復活の理由を海外メディアの記事を参考にご紹介します。
デイヴィ・ジョーンズについて
簡単にデイヴィ・ジョーンズについてご紹介します。
デイヴィ・ジョーンズは幽霊船フライング・ダッチマン号の船長。元々は勇敢な普通の海賊でした。
ある時、海の女神カリプソに恋をします。恋するカリプソからフライング・ダッチマン号を与えられ、10年に一度しか陸に上がれない死者を運ぶ仕事をジョーンズは引き受けます。しかしカリプソに裏切られ、失恋し、魔法を使ってカリプソを人間の姿に閉じ込めてしまいます。しかし、まだカリプソへの苦しむ恋心は捨てきれません、そこで心臓を死者の宝箱に閉じ込めてしまいます。
その後、デイヴィ・ジョーンズは深海生物の醜い姿に変化してゆきます。そしてデイヴィ・ジョーンズは海賊達に死を逃れさせることを条件に下僕にするなど、海をさらに支配してゆくのです。
最後に登場するのは第3作目。ウィル・ターナーに心臓を刺され、カリプソの呪いが解けて海の中へと落ちてゆくのでした。
デイヴィ・ジョーンズが復活した理由と6作目のストーリー
つまり、パイレーツシリーズでデイヴィ・ジョーンズは2度も命を失っています。しかしながら「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」エンドクレジッドの最後に、デイヴィ・ジョーンズが再び復活しています。この復活に関しては、明確な理由がまだ公開されていません。すなわち、この明かされていない復活の理由が第6作目のストーリーにつながってゆくのです。
とにかく今現在分かることだけ整理してゆきましょう。
まずポセイドンの杖が破壊されたことによって呪いが解けました。デイヴィ・ジョーンズの後にフライング・ダッチマン号の船長だったウィル・ターナーが人間の姿に戻り、フライング・ダッチマン号の船長ではなくなります。
そして、ウィルと同じくフライング・ダッチマン号の船員たちも皆が呪いを解かれたはずです。つまり、現在フライング・ダッチマン号には誰も乗っていないということになります。
そうなると、フライング・ダッチマン号で運ばれるはずだった死者たちが、あの世へ運ばれないままこの世に残っていることになります。
海の神ポセイドンや死の神ハデスが登場する
そこで、おそらくデイヴィ・ジョーンズが再び関わってくるのです。
海の底から再び呼び戻されたデイヴィ・ジョーンズは、フライング・ダッチマン号や死者に関わる強い力を持つ存在(ポセイドンやハデス)から命を与えられ、再びフライング・ダッチマン号の船長となっている。このパターンが考えられます。
ポセイドンについて
まず、「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」に登場したポセイドンの槍ですが、あれは誰が何のために作ったのでしょうか。普通に考えれば、ポセイドンのための槍(トリアイナ)だということがわかります。すなわち、海の神ポセイドンが同じ世界の中に存在するということです。
ポセイドンの槍が壊されてしまったのを考えると、海の神ポセイドンが怒り、ジャック達と戦うパターンも考えられそうです。
ハデス
ハデスと聞くとディズニー「ヘラクレス」を思い出します。それはさておき、冥界とこの世をつなぐフライング・ダッチマン号に支障があれば、冥界からの何かしら応酬があるに違いありません。そうなると、冥界を司る神ハデスの出番です。
シリーズ第5作目は一種のリブート作品
「パイレーツ」シリーズが再びデイヴィ・ジョーンズを出して、彼と戦うという過去のシナリオを再び登場させるつまらない展開にはならないと信じています。デイヴィ・ジョーンズを再び出したということは、デイヴィ・ジョーンズよりも大きな力が働いている。もっと世界観が広がってゆく兆しではないかと思います。
主役級の新しいキャラクターがたくさん登場したシリーズ第5作目は、神をも含んだ新しい世界で展開される「パイレーツ」シリーズの第1作目だとも考えられそうです。
キャスト
ビル・ナイ演じるデイヴィ・ジョーンズが戻って来るのでしょうか。デイヴィ・ジョーンズのインパクトあるキャラクター像は、いくらCGIの技術を使おうとビル・ナイの演技力によって生まれたものです。ディズニーとの契約の問題もありますが、ファンとしては戻ってきてほしいですよね。
それにオーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーが関わるということは、ブレントン・スウェイツ(ヘンリー・ターナー)、カヤ・スコデラリオ(カリーナ・スミス)の出演も決定的でしょう。
幸せ結末で終わるはずのパイレーツシリーズでしたが、今後も海は荒れそうです!
パイレーツシリーズのスピンオフ作品製作について
私は、パイレーツシリーズはマーベル作品のように同一の世界を舞台にしたスピンオフ作品を作るべきだと考えています。「パイレーツ・オブ・ カリビアン/最後の海賊」では若かりし頃のジャック・スパロウが登場しました。キャラクターの過去を掘り下げることで、ストーリーに厚みが生まれるからです。そして、スピンオフ作品を作るだけの土壌がパイレーツシリーズにはあります。
プロデューサーもパイレーツシリーズのスピンオフ作品について語っています。それは後ほど別の記事でご紹介しましょう。