第2作目「アントマン&ワスプ」ネタバレ | 「アベンジャーズ4」への橋渡しを解説!
2018年8月31日公開の「アントマン2」とも言える「アントマン&ワスプ」。
マーベル・シネマティック・ユニバースの中では「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の次の作品ということで、インフィニティ・ウォーやアベンジャーズ4とのつながりが気になるファンも多いでしょう!
そこで!今回の記事では「アントマン&ワスプ」のネタバレとあらすじを「アベンジャーズ」シリーズとの関連性を中心にご紹介します。
【記事まとめ】
■新しい敵ゴーストが登場
■元ワスプのジャネット・ヴァン・ダインが登場
■「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」との関係性:エンドクレジットで3人が灰となり消える
■アベンジャーズ4へとつながる物語:スコット(アントマン)が唯一生き残り、アベンジャーズに再び参戦
目次
ネタバレ
量子世界に消えるジャネット。ピムは一人で娘ホープを育てる
1987年、ジャネット・ヴァン・ダインは量子サイズになり、ソ連の放った核ミサイルの内部へと侵入。核ミサイルを止めることに成功するが、量子世界へと入ってしまったことで、その後行方が分からなくなってしまっていた。
夫ハンク・ピムは妻ジャネットは亡くなったものと思い、一人で娘ホープを育てる。
量子世界へ行き来することができると知ったピムたちは、ジャネットが生きていると信じるようになる
時が経ち、スコットは量子世界への脱出が可能であることを発見する。
量子世界からの脱出が可能であることを知ったハンク・ピムとホープは、ジャネットの生存を信じ、量子世界からの脱出方法を明らかにしようとする。
キャプテン・アメリカに加担したスコットは自宅軟禁となる
恋愛関係となったスコットとホープは、アントマン&ワスプとして戦闘のスキルを積む。しかし、スコットはアベンジャーズ同士の戦いでキャプテン・アメリカへ加担。その罪で逮捕され、FBIの監視下に置かれることになる。
自宅での軟禁となったスコット。しかし、ピムとホープはスコットと秘密裏に関係を保つ。
量子世界へとつながるトンネルを開発成功
2年後、ピムとホープは量子世界へつながるトンネルを開発。しかし、まだ安定的につなげることはできていなかった。
量子世界にいるジャネットから送られたメッセージ
自宅謹慎中のスコットはジャネットからあるメッセージを受け取る。それは明らかにジャネットが量子世界から届けたものだった。
自宅謹慎期間はまだ数日残っていたが、スコットはジャネットからメッセージを受け取った旨を伝えるため、ピムに連絡を取ろうとする。
FBIエージェントのジミー・ウーに見つからないよう、ホープはスコットを自宅から連れ去ることに成功。
スコットに届いたメッセージを読んだホープたちは、それが間違いなくジャネットからのものであると確認する。
ジャネットを助けるため、ピムたちは量子世界へと安定的に繋がるトンネルの開発を急ぐ。
謎の消える女性ゴーストが登場、ポータブルラボ(研究室)が奪われる
ホープとスコットは闇市でソニー・バーチからトンネル開発に必要な部品を購入しようとする。しかし、ソニー・バーチはピムの開発から得られる利益の大きさを悟り、二人を騙そうとする。
ホープはバーチと戦うが、その時マスクをした女性ゴーストが登場し、ホープに反撃。スコットも参戦するものの、ゴーストはピムのポータブルラボ(研究所)を奪い、消えてしまう。
ゴーストの正体とは
ピムは嫌々ながら、元同僚の研究者ビル・フォスターの元を訪ね、奪われたポータブルラボのありかを探してもらうよう頼む。
ポータブルラボのありかに到着したスコット、ホープ、ラングはゴーストに捕らえられてしまう。ゴーストは自分の名をエヴァ・スターであると明らかにする。
エヴァの父エリハスもピムの元同僚だった。量子実験中の事故でエリハスと彼の妻は死亡、さらに娘エヴァにも被害が及び、彼女は自分の体を消せる能力を得る。
そしてビル・フォスターはエヴァを助けるために秘密裏に動いていたことを告白。ジャネットの量子エナジーを利用することで、エヴァを助けようと計画していた。
しかし、ピムたちはジャネットを利用することで、ジャネットに被害が及ぶと信じ、エヴァを助けることを拒む。スコットたちはエヴァたちから逃れることに成功する。
量子世界へ安定してつながるトンネルの開発に成功
量子世界へつながる安定的なトンネルの開発に成功したピムたち。
ジャネットは、ピムたちに自分の居場所を伝えるメッセージを放つ。しかし、量子世界へつながるトンネルが開かれるのは2時間だけだった。
再び盗まれるポータブルラボ
闇市場のディーラーであるバーチは、スコットの友人ルイスからスコットの居場所を聞き出す。そして、スコットが自宅から脱走したことをFBIに伝える。
ルイスは、FBIエージェントのウーが来る前に自宅に戻るようスコットに警告する。スコットの身代わりとなり捕らえられたホープとピム、ポータブルラボはバーチに盗まれてしまう。
ジャネットを助けるためピムが量子世界へ侵入
スコットがすぐにホープとピムを助け出し、彼らはバーチに盗まれたポータブルラボを奪いとる。そこに現れたエヴァと戦うホープとスコット。彼らが戦う間に、ピムは量子世界へと侵入。ジャネットを助け出そうとする。
しかし、ホープとスコットはバーチとも戦う羽目になり、その隙にエヴァはジャネットの量子エネルギーを奪い取ろうとする。
ピンチに陥ったスコットとホープだが、スコットの友人たちが登場。バーチと友人たちが戦うことで、スコットとホープはエヴァの企みをストップすることに成功。
ジャネットは無事に量子世界から抜け出す
ピムとジャネットは無事に量子世界から抜け出す。ジャネットは、自らエヴァに量子エネルギーを授け、エヴァは不安定に消えてしまう能力を抑えられるようになった。
しかし、その能力が消えることはない...
軟禁を解かれるスコット
自宅から脱出したことを気づかれなかったスコットは、軟禁期間を終えてその身を解かれることになる。
エヴァとフォスターは行方をくらます。
ピムとジャネットは海の近くに暮らし始める。ミニマムにした車の中で映画を見るスコット、ホープそして愛娘のキャシー。
このままハッピーエンドに終わるのだが...
クレジットシーン
突然消えてしまうピム、ホープ、ジャネット
ピム、ジャネット、スコット、ホープは、エヴァを助けるために量子世界のエネルギーを安定的に採取できるよう計画する。エネルギーを採取するために量子世界へと入るスコット。しかし、その間にスコットを残してピム、ホープ、ジャネットは灰となってしまう...そう、サノスがインフィニティ・ストーンを集め、指を鳴らしたのであった。
ドラムを叩く巨大蟻
また、キャシーの家では、彼女のペットである大きくなった蟻がドラムセットを叩いていた。
■アントマン&ワスプの敵はゴースト
5月に入って新しいポスターと予告動画が公開!
初めてアントマン&ワスプの敵となるヴィランの姿が明確になりました。その名もゴースト。
コミックでは本当の名前は知られていません。
言い換えれば、めったに登場しないな悪役です。
前作「アントマン」のヴィランであるイエロージャケットとは違い、縮まったり・大きくなったりする能力はありません。
ただし、物体を通り抜ける"フェーズ"という能力を持っています。
さらに、ゴーストだけに透明になれる能力もあるので、なかなか手ごわい相手になります。
その上、テクノロジーやハッキングの能力にも長けており、スーツは自前です。
ゴースト役にはハナー・ジョン・カメン
演じるのは新進気鋭の若手女優ハナー・ジョン・カメン。
1989年イギリス出身で、2018年公開の映画「トゥームレイダー ファースト・ミッション」「レディ・プレイヤー1」に出演しています。
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■元ワスプのジャネット・ヴァン・ダインが登場
予告動画とポスターでなんと元ワスプであるジャネット・ヴァン・ダインの姿が登場します!
ミシェル・ファイファー演じるジャネット・ヴァン・ダインについて少し説明しましょう。
第1作目では夫ハンク・ピムの話として回想シーンにジャネット・ヴァン・ダイン/ワスプが登場。
任務中に量子レベルの小ささになったワスプは、結局量子世界へと迷い込み悲劇的な別れを遂げます。
生存不明だったジャネット・ヴァン・ダインですが、予告・ポスターにより生きていることが明らかになりました。
ジャネット・ヴァン・ダインが生きている理由
生きている理由気になりますよね。
アントマンのスーツも量子レベルの小ささに縮小することができるので、スコット・ラングが任務中に助け出すという展開も考えられそうです。
また、ジャネット・ヴァン・ダインは「アベンジャーズ4」にも登場予定です。
本作で夫と娘と母が感動的な再会を果たした後に、悲劇が起こるという展開は少ないでしょう。
ミシェル・ファイファー
ジャネット・ヴァン・ダイン役はミシェル・ファイファーが演じます。
1958年アメリカ生まれ。「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」でゴールデン・グローブ賞を獲得。
その他に、「バットマン リターンズ」セリーナ・カイル / キャットウーマン役、「ヘアスプレー」ヴェルマ役、「オリエント急行殺人事件」キャロライン・ハバード夫人役など。
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■「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」との関係性
マーベル・スタジオは「キャプテン・マーベル」「アントマン&ワスプ」とも「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の前に舞台設定されていると明らかにしています。
ただ、「キャプテン・マーベル」は1990年のまだアベンジャーズが発足していない時に設定されています。
一方で、「アントマン&ワスプ」は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の間に時代設定されています。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」観た方は覚えていると思います。
スコット・ラング/アントマンが捕まったまま自宅で服役中なのを。
よって、時系列的には「アントマン&ワスプ」は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を繋ぐ作品になります。
インフィニティ・ウォーと時間が重なる個所がある!
ただ、スコット・ラングが自宅で謹慎中であれば、「アントマン&ワスプ」のストーリーは成り立ちません。
おそらく、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と時間が重なっている個所があるでしょう!
ちなみに、「アベンジャーズ4」の撮影風景写真で、アントマンがアイアンマンやキャプテン・アメリカと一緒に街を歩くシーンが明かされています。
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■第2作目「アントマン&ワスプ」ネタバレ | 大方の予想を裏切りロマンチックコメディではない!
続編(第2作目)となる「アントマン・アンド・ザ・ワスプ」の監督であるペイトン・リードは、
本作がコミックのような恋愛コメディ作品にはならないと語りました。
マーベル・スタジオはここ数年、映画のタイプが完全にがかぶらないように、同じマーベル作品でも少し趣向を変えた作品を世に送り出してきました。
たとえば、ルッソ兄弟が手がけた「キャプテン・アメリカ/ザ・ウィンター・ソルジャー」は、S.H.I.E.L.D.内部で密かに活動を続けてきたナチスから生まれた組織・ヒドラと戦うという政治的スリラー要素の強い作品。
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一方で、ジョン・ワッツ監督作「スパイダーマン ホームカミング」は脚本家ジョン・ヒューズ風の青春ドラマをイメージしたつくりになっています。
趣向は全く異なりますが、両作品とも大きな成功をおさめました。
一方で前作「アントマン」は、単なるコメディ映画ではなく、未だかつて見たことのないようなユニークなアクションシーンで観客を驚かせるヒーロー映画です。
主人公や悪役が小さくなることで、今までのマーベル映画とは全くことなる趣向を生みだしました。
ロマンチック・コメディにはならない
では、続編となる「アントマン&ワスプ」はどんな趣向の作品になるでしょうか。
主演は前作でもスコット・ラング/アントマンを演じたポール・ラッド。
そして、ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプを演じたエヴァンジェリン・リリー。
今までの報道だと、「アントマン&ワスプ」はロマンティック・コメディになると報道されていました。
前作の最後に二人の間に恋が芽生えたので、順当に考えれば、二人のその後の関係を描くラブストーリーになると思いますよね。
しかし、監督であるペイトン・リードはロマンチック・コメディにはならないと語ったのです。
インタビューでの監督発言
イギリスのエンタメ雑誌エンパイアのインタビューで、ペイトン・リード監督は「アントマン・アンド・ザ・ワスプ」がロマンチックコメディになるという過去の報道を明確に否定しました。
「『アントマン・アンド・ザ・ワスプ』はロマンチックコメディにはならない。ホープの頭の中にはスコットが自分の人生にとって必要なのか?という問いはあるかもしれないが」。
つまり、ロマンチックコメディの片りんを見せつつも、映画は恋愛にフォーカスすることはないということですね。
また、同じインタビューでペイトン・リード監督は続編が「アントマン2(Ant-Man 2)」ではなく「アントマン・アンド・ザ・ワスプ(Ant-Man and The Wasp)」になった理由についても語っています。
「それは私にとってとても重要なことでした。この映画を『アントマン・アンド・ザ・ワスプ』と呼ぶ理由は、ホープが脇役ではないからです。ホープは正真正銘のヒーローとなります」。
あらすじ(ネタバレ含む)まとめ
最後に、ここまで紹介したネタバレをもとに、あらすじをまとめました。
①「アントマン」から数年後の世界が舞台。
②ホープはワスプとして多くの経験を積んでいる。
③アントマンが自宅で謹慎中のなか、敵ゴーストが登場。
④二人が協力して撃退。
⑤ゴーストとの戦いにより量子的世界へ行くきっかけが生まれる。
⑥ワスプとアントマンはジャネットを見つけ出す。
⑦家族が感動的な再会を果たし、同時に敵のゴーストも撃退。
⑧ジャネットとハンク・ピムは、スコット・ラング/アントマンと娘ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプを支える側に回る。
エンドロールはこうなる
ハッピーエンドと思っていたら、
エンドロールで、サノスにより地球の半分の命が失われ、周りの人が消えてゆく。
アントマンとワスプが残りのアベンジャーズと再会を果たす。
なんとなく、ハンク・ピムがインフィニティ・ストーンの力で消え去り、ワスプとアントマンも当事者になる的な匂いがぷんぷんします。
「インフィニティ・ウォー」「アベンジャーズ4」との関連性が強い
マーベル・シネマティック・ユニバースの次の作品は「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」。
その次が「アントマン&ワスプ」です。
「アントマン&ワスプ」に関しては、今の段階で明らかなことは今まで述べたことの他にはありません。
しかし!「アントマン&ワスプ」の内容は「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」さらに、「アベンジャーズ4」と密接に関係性をもっていることは確かです。
そして、「アントマン&ワスプ」のエンドクレジット(エンドロール)では間違いなく、「アベンジャーズ4」への伏線が含まれたシーンが挿入されるでしょう。
マーベルのファンであれば、絶対に観ておきたい作品ですね!
ちなみに、「アベンジャーズ4」の展開を予想したので、ぜひチェックしてみてください。
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