【予想!】2021年アカデミー賞を取りそうな作品ラインナップ<前編>
2020年は「ジョーカー」「パラサイト」「1917」「フォード vs フェラーリ」などなど、いつも以上に世間をにぎわせた映画作品が多かったと思います。
私は完全に乗り遅れました。
「ジョーカー」はブルーレイで、「パラサイト」「1917」に関してはまだ見ていないという。
(ちなみに「フォード vs フェラーリ」は映画館で鑑賞しました。いやー音と視覚の迫力がすごくて本当に車に乗っているような感覚でした。)
2021年のアカデミー賞は乗り遅れたくないという思いから、今のうちから来年のアカデミー賞にノミネートしそうな作品を押さえとこうと思い、「2021年アカデミー賞を取りそうな作品ラインナップ」を調べてみました。
ちなみに、海外映画サイトAward Watchの記事だと、まず作品賞候補がこちらとなっています。
- The Father (Sony Pictures Classics)
- Hillbilly Elegy (Netflix)
- The Humans (A24)
- I’m Thinking of Ending Things (Netflix)
- The Midnight Sky (Netflix)
- News of the World (Universal)
- Next Goal Wins (Searchlight)
- Nightmare Alley (Searchlight)
- Nomadland (Searchlight)
- Untitled Nora Fingscheidt Project (Netflix)
2月時点の予想なので、公開されていない作品も多いですが、簡単に一つずつ調べてみました。
目次
The Father (Sony Pictures Classics)
2020年1月27日のサンダンス映画祭で世界初公開を迎えた「The Father」。監督のフロリアン・ツェラーは劇作家として活躍しており、2017年には彼の執筆した「The Truth」がローレンスオリヴィエ賞にもノミネートしました。
主演はアンソニー・ホプキンス。
あらすじですが、主人公の老人は年を取るにつれて娘からの援助を拒否します。年を経るにつれ変化していく環境や人間関係により、今まで愛してきた人、自分の心、さらには現実の構造さえも疑い始める。。という内容だそうです。
公開は2020年11月20日を予定しています。
Hillbilly Elegy (Netflix)
『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞監督賞・作品賞を受賞したロン・ハワード監督作品。最近では「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」などを手がけましたが、娯楽映画寄りというか、少しショーレースから遠ざかっているので、ここで再びオスカーの候補に浮上するか期待ですね。
脚本は作家でありベンチャー・キャピタリストでもあるJ・D・ヴァンスの「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」が原作。
オハイオ州南部「ラストベルト」と呼ばれる工業地帯にある小さく貧しい町に育ったJ・D・ヴァンスの視点から、現在のアメリカにはびこる多数の社会問題を扱う作品で、ここ数年間社会問題を扱った作品が作品賞を受賞していることもあり、2021年のオスカーでも期待したいですね。
ちなみに、J・D・ヴァンスTEDにも出演しているので、動画もぜひチェックしてみてください。
ただし、公開がNetflixなので、オスカーとは若干相性が気になってもいます。
The Humans (A24)
2016年トニー賞演劇賞を獲得し、ピューリッツァー賞戯曲部門の最終選考にも残った「The Humans」が映画化!
ブレイク一家は感謝祭のためにチャイナタウンにある荒廃したマンハッタンのアパートに集まります。感謝祭という華やかなイメージとは裏腹に、家族それが抱えた老化、病気、経済の変化などの闇をさらけ出していくというサスペンス要素も含むストーリーだそうです。
監督も本作を手掛けたステファン・カラムが担当します。
I’m Thinking of Ending Things (Netflix)
私の大好きな恋愛映画「エターナル・サンシャイン」の脚本を執筆したチャーリー・カウフマン監督作品。
監督としてもアニメ映画「アノマリサ」でアカデミー賞にノミネートしているので、オスカーも期待大
旅の途中で予定外の回り道をした若いカップルを待ち受けていたのは、怖気をふるう戦慄の恐怖…。チャーリー・カウフマンが同名小説の脚本化と監督を手がける。
The Midnight Sky (Netflix)
こちらもNetflixですね。監督はジョージ・クルーニー。え、監督するんだと思ったら3年に一度くらい制作しているのですね。監督した前作「サバービコン」はヴェネツィア国際映画祭の最優秀作品賞にもノミネートされており、そろそろオスカーも狙っているのではないかと勝手に予想しています。
ちなみに、主演ジョージ・クルーニー、相手役はフェリシティ・ジョーンズです。
話はSFで、北極圏の孤独な科学者であるオーガスティン(ジョージ・クルーニー)、そしてサリー(フェリシティジョーンズ)と仲間の宇宙飛行士たちが地球の滅亡を防ぐ話。
アルマゲドン的な展開が予想できます。
ということで、まずは2021年のオスカーをにぎわしそうな作品を5つご紹介しました。
残りの5作品も追ってご紹介します!!!