まもなく発表される第71回トニー賞!
今回の記事では直前にはなりますが私の予想を主要な部門に限定し、発表します!
作品賞
本命「グレート・コメット1812」
今回のトニー賞、本当に悩みました。海外メディアでは「グレート・コメット1812」の作品賞予想が多かったものの、今までの前哨戦とも言えるドラマ・デスク・アワード、アウター・クリティクス・サークル・アワードで作品賞を獲得してきたのは「カム・フロム・アウェイ」。
「カム・フロム・アウェイ」は2001年9月に起きたニューヨークテロ事件を題材にしたリアルタイムなミュージカル。
「グレート・コメット1812」はレフ・トルストイ作「戦争と平和」を題材にしたミュージカルで、客席と舞台を一体にした演出がキャッチーな作品。
リアルタイム的なキャッチーさを取るか、演出としての新しさを取るか、非常に難しいところ。
直前まで「カム・フロム・アウェイ」にしようと思いましたが、演出的な新しさを優先し「グレート・コメット1812」を作品賞に予想しました。
歌が最高に素敵な「ディア・エヴァン・ハンセン」も捨てがたいです。今回の作品賞予想は難しい…
作品賞(リバイバル)
本命 「ハロー・ドリー!」
今回のリバイバル部門では、「ハロー・ドリー!」「ファルセット」「ミス・サイゴン」がノミネート。
前評判、そして主演ベット・ミドラーの評価からここはずばり「ハロー・ドリー!」。
脚本賞
本命 「カム・フロム・アウェイ」
「カム・フロム・アウェイ」が獲ると思います!テロでアメリカに入れなかった飛行機を受け入れたカナダの空港の近くに住む人たちが、搭乗者たちを優しく受け入れるハートフルな物語。異文化との交流を描いた作品でもあり、社会的な影響も含め、今回の脚本賞は「カム・フロム・アウェイ」で。
作曲賞
本命 「ディア・エヴァン・ハンセン」
「ラ・ラ・ランド」のコンビが作曲。間違いないでしょう。
演出賞
本命「グレート・コメット1812」
「グレート・コメット1812」の演出は素晴らしい!ぜひ賞を!
主演男優賞
本命 アンディ・カール
「グラウンドホッグデー」の主演アンディ・カール。今までに2度のトニー賞ノミネートを果たしています。念願なるか!
また、演技のインパクトで考えれば「ディア・エヴァン・ハンセン」のベン・プラットも23歳とまだ若いですが、あり得ます。
主演女優賞
本命 ベット・ミドラー
「ハロー・ドリー!」主演のベテラン女優ベット・ミドラーがトニー賞一直線。
ドラマ・デスク・アワードに続き受賞の可能性はかなり高いでしょう。