ブロードウェイで高く評価されるミュージカル「カム・フロム・アウェイ/Come from Away」のあらすじや評価などの最新情報をお届けします!
@comefromaway.com
ミュージカル「カム・フロム・アウェイ」は、トニー賞で7部門にノミネートされ、またドラマ・デスク・アワードとアウター・クリティクス・アワードというトニー賞に次ぐ大きなアワードで作品賞を獲得した実力派のミュージカル作品です。
ストーリーは2001年ニューヨークテロ事件に関連した実話を元にしており、テロでNYに入れなかった飛行機の乗員を小さな町の住民が温かく迎える内容です。
脚本の素晴らしさはもちろんのこと、歌や振付でも評価されており、ミュージカルの素晴らしさを存分に楽しめる作品になっています。
Variety
予告動画
あらすじ
ミュージカル「カム・フロム・アウェイ」は実話を元にした作品です。まずはどのような話なのか、簡単に説明します。
ストーリー・ネタバレ
物語は2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件から数週間の出来事が描かれます。
テロ事件の影響で北米の空域を閉鎖したために、アメリカ国内に入る予定だった38機の飛行機がカナダ・ニューファンドランド・ラブラドール州・ガンダーにある「ガンダー国際空港」に降り立ちます。
そして、カナダの小さな町であるガンダーの住人は、人種も出身も様々な7,000人もの足止めされた乗客を温かく受け入れます。さらに、自宅に泊めたり、食事を提供し、また音楽で心の距離を近づけるなど、住民は広い心で乗客たちをもてなしました。
ミュージカルの登場人物の多くは、名前まで実在する住人から由来しています。
文化や人種の違いを乗り越える人間の優しさを描く作品
人種や出身を乗り越えて優しさを持てる人間性に、心の底から感動する素敵なミュージカルです。
また、主人公は小さな町ガンダーに暮らす人々です。彼らが、今まで出会ったことのない人種&出身の人々と突然出会うのです。価値観や文化の違いを笑みがこぼれるような演出で描くシーンも数多くあります。
Playbill
上演時間
上演時間は一幕で1時間40分です。
感想・評判
ミュージカル「カム・フロム・アウェイ」が正式に上演された最初の劇場は2015年カルフォルニア州のラホヤ・プレイハウス。その後はシアトル、ワシントンD.C.、トロントで上演され、2017年3月12日にブロードウェイでの初演を迎えました。
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ここでは、シアトルからブロードウェイ公演までのメディアの批評・感想をご紹介します。
各メディアの反応
「今まで観たあらゆるミュージカルの中で一番であり、おそらく今後もそうだろう」ブロードウェイ・ワールド
「ここ数年で観たミュージカルの中で最も気持ちがさわやかになる作品の1つだ。ポップミュージックに影響を受けたフォーク&カントリーソングの美しい旋律を、キャストは完璧に歌いこなしている」DC Metro Theatre Arts
「心が広く、感情揺さぶられる作品。そして、物事が最悪の時にこそ、人間は最高の力を発揮できることを何度も教えてくれる」ニューヨーク・デイリーニューズ
「『カム・フロム・アウェイ』は最高傑作と呼ばれる全てのミュージカル作品が成し遂げたことに成功している。それは、観客を心の中で実は行きたいと思っていた場所へと連れてゆき、さらにそこから立ち去りたくないと思わせることだ」ニューズウィーク
「すべてのニューヨーカーが観るべき舞台」ニューヨーク・ポスト
評価・アワード
今年のトニー賞で12部門の最多ノミネートを果たしたのは「ナターシャ、ピエールと1812年の大彗星」ですが、ドラマ・デスク・アワードとアウター・クリティクス・アワードで作品賞を受賞したのはこの「カム・フロム・アウェイ」です。
トニー賞のノミネート含め、アワードでの評価を一覧にしてご紹介します。
トニー賞【ミュージカル部門】
作品賞、脚本賞、演出賞、作曲賞、振付賞、助演女優賞、照明デザイン賞
※発表は6月11日
ドラマ・デスク・アワード【ミュージカル部門】
作品賞、助演女優賞、脚本賞、演出賞、作曲賞、作詞賞、振付賞、編曲賞、衣装デザイン賞
※太字は受賞
アウター・クリティクス・サークル・アワード【ブロードウェイミュージカル部門】
作品賞、脚本賞、演出賞、助演女優賞、音響デザイン賞、作曲賞、振付賞
※太字は受賞
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サウンドトラック・曲
批評にもありましたが、音楽はカントリーミュージックがベースになっています。作曲・脚本はアイリーン・サンコフとデイビット・ハイン夫婦。トニー賞でも脚本賞&作曲賞にノミネートしています。
ブロードウェイオリジナル版のサントラ
日本での上演が待ち遠しいミュージカルの1つ、日本公演の最新情報などが入り次第このサイトでもすぐにご紹介します!