ダニー・ルビン脚本&ティム・ミンチン作曲のミュージカル『グラウンドホッグデー』がトニー賞で7部門にノミネート!
1993年に公開された映画「恋はデジャ・ブ」をミュージカル化した「Groundhog Day/グラウンドホッグデー」についてご紹介します。
ミュージカル『グラウンドホッグデー』紹介動画
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音楽は「マチルダ」のティム・ミンチン
音楽はティム・ミンチン。1975年オーストラリア生まれのコメディアン、作曲家。映画に舞台、CDもリリースするなどマルチに活動しています。
ミュージカル「マチルダ」でも作曲&作詞を担当
ティム・ミンチンはブロードウェイで1,555回ものロングラン公演に成功したミュージカル「Matilda the Musical」でも作曲&作詞を担当しました。
「マチルダ」紹介動画
https://youtu.be/OdifNuEw5RU
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ミュージカル「マチルダ」によりトニー賞では作曲賞にノミネートしたティム・ミンチン。彼の最新作が「Groundhog Day/グラウンドホッグデー」。
「Groundhog Day/グラウンドホッグデー」でもトニー賞の作曲賞ノミネートを果たしています。
「グラウンドホッグデー」サウンドトラック
グラウンドホッグデーの評価・評判
ミュージカル「グラウンドホッグデー」の初演は2016年ロンドンのウエストエンド。その後、2017年4月にブロードウェイで幕を開けました。
2017年4月のローレンス・オリヴィエ賞では作品賞の受賞を含む8部門ノミネート。さらに、トニー賞でも7部門にノミネートしています。
トニー賞&ローレンス・オリヴィエ賞の受賞・ノミネート歴
トニー賞
- ノミネート:作品賞、主演男優賞、脚本賞、演出賞、作曲賞、振付賞、舞台デザイン賞
※発表は2017年6月11日
ローレンス・オリヴィエ賞
- 受賞:作品賞、主演男優賞
- ノミネート:助演女優賞、演出賞、振付賞、衣装デザイン賞、舞台セットデザイン賞、照明デザイン賞
感想・批評
オリジナルとなるロンドン版では批評家から好意的で5つ星の評価でした。またブロードウェイ版でもポジティブなレビューが大半を占めており、特に怪我明けの主演アンディ・カールへの賞賛が多かったです。
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グラウンドホッグデーの内容・あらすじ
ミュージカル「グラウンドホッグデー」は1993年に公開された同名の映画を原作にしています。日本では「恋はデジャ・ブ」の名で上映されました。
あらすじ
主人公は人気気象予報士フィル・コナーズ。グラウンドホッグデーの取材をするためにペンシルベニア州パンクスタウニーへと行きます。
退屈で気が進まない取材でしたが、なんとか撮影し終えてある宿に宿泊します。しかし、起きてみるとまだその日はグラウンドホッグデー。なんと、1日が経つと同じ日に戻ってしまうのです。
この原理を利用して悪巧みを働くフィル・コナーズ、しかしある女性との関わるうちに彼は態度を改めます。そして、グラウンドホッグデーに村人に起こるトラブルを回避させたりと良い行動をとるようになると...
グラウンドホッグデーとは
グラウンドホッグデーとは、毎年2月2日にペンシルベニア州のパンクスタウニーやカナダの町で行われる天気占いの行事です。
グラウンドホッグとはウッドチャックのこと。
ウッドチャックが巣から出た後に、自分の影を見て驚き巣に戻ってしまうと冬が長くなるという言い伝えがあります。毎年恒例でテレビや新聞のニュースで扱われています。
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2017年トニー賞は大混戦
2017年のトニー賞では昨年の「ハミルトン」のような一強ではなく、数多くの作品が複数の部門にノミネートしており、混戦が予想されます。
ミュージカル部門の作品賞にノミネートされているのが、「グラウンドホッグデー」「ディア・エヴァン・ハンセン」「カム・フロム・アウェイ」「ナターシャ、ピエールと1812年の大彗星」です。
前哨戦とも言えるドラマ・デスク・アワードやアウター・クリティクス・アワードでは「カム・フロム・アウェイ」が作品賞を獲得しました。
注目は主演男優賞のアンディ・カール
個人的には「グラウンドホッグデー」主演のアンディ・カールがトニー賞の主演男優賞に輝くのではと思っています。アンディ・カールはミュージカル「ロッキー」「On the Twentieth Century」で過去に2度トニー賞にノミネートしました。念願なるか!というところですね。
ちなみに、アンディ・カールは「アルターボーイズ」初演のルーク役です。
日本上演の最新情報はこのサイトで!
映画化もされており、日本でも親しみのある作品「グラウンドホッグデー」。日本での上演も含め、ミュージカルに関する最新情報を今後もお届けします。