日本でも絶大な支持を得る作曲家フランク・ワイルドホーンの新作ミュージカル「マタ・ハリ」が2018年日本で上演される!
タイトルロールのマタ・ハリ役には元宝塚歌劇団星組トップスター柚希礼音、またフランス諜報局の大佐ラドゥ役を加藤和樹と佐藤隆紀のダブルキャスト、ラドゥの部下アルマン役を加藤和樹と東啓介のダブルキャストで上演。
さらに、現在帝国劇場にて上演中のミュージカル「レ・ミゼラブル」ジャン・バルジャン役の福井晶一、ファンティーヌ役の和音美桜も出演。
豪華なメンバーで2016年韓国で初演を迎えたミュージカルが東京、大阪で上演されます。
この記事では、ミュージカル「マタ・ハリ」日本公演〈大阪&東京〉のキャスト、チケット、あらすじをまとめてご紹介します。
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本日も"ミュージカルとディズニーのことならアートコンサルタント"をお読みいただきありがとうございます。
昨日はミュージカル「レ・ミゼラブル」帝劇公演を鑑賞してきました。福井晶一のジャン・バルジャンは2回目、また初の清水彩花コゼットでした。清水コゼット最高ですね、声も裏返らないし、高音も力強い。コゼットより声の出ていないマリウスという珍しい構図。
また、3度目のレミゼ鑑賞でラストでした。次の帝劇公演は例年通り2年後の2019年でしょう。次はどのような配役になるのか今から楽しみです。
ここでは、ミュージカル「マタ・ハリ」のキャストやクリエイティブチーム、チケット情報についてまとめてお伝えしますね!
作曲・脚本
ミュージカル「マタ・ハリ」日本初演
さて、7月に入りミュージカル「シークレット・ガーデン」などの上演が次々と発表される中、ついに韓国で初演を迎えたミュージカル「マタ・ハリ」が日本で上演されます。
ミュージカル「マタ・ハリ」が最初に上演されたのは、実は1968年のアメリカ。「巴里のアメリカ人/An American in Paris」「恋の手ほどき/Gigi」の監督として知られるヴィンセント・ミネリが演出しました。ブロードウェイでの上演は果たせなかったものの、1996年にはニューヨークにてリバイバル上演されています。
しかし、今回日本で上演されるのはこのヴィンセント・ミネリ演出、ジェローム・クーパースミス脚本版ミュージカル「マタ・ハリ」ではなく、2016年3月29日に韓国で初演を迎えたフランク・ワイルドホーン作曲の新作ミュージカルです。
韓国初演
韓国初演ではアイドルグループ・ピンクルのメンバーであるオク・チュヒョンがマタ・ハリ役を演じ、ラドゥ役を俳優のシン・ソンロク、アルマンドを歌手のレオが演じました。日本の韓国ミュージカルファンからも高い支持を得る作品です。
作曲 フランク・ワイルドホーン
フランク・ワイルドホーンは1959年アメリカ生まれの作曲家。初作品である「ジキル&ハイド」でグラミー賞にノミネート。「スカーレット・ピンパーネル」ではドラマ・デスク・アワードにノミネートされ、「The Civil War」「Bonnie & Clyde」で2度のトニー賞ノミネートを果たしています。
日本やヨーロッパでの初演作品が多いので、一見アメリカのショービズ界とは縁のない作曲家だと思われがちですが、ブロードウェイでの功績も多いことが分かると思います。
脚本 イヴァン・メンチェル
脚本はイヴァン・メンチェル、フランク・ワイルドホーンが作曲を担当したミュージカル「Bonnie & Clyde」の脚本を執筆。映像からブロードウェイ/オフ・ブロードウェイの脚本まで手掛けています。
キャスト
配役表
- マタ・ハリ:柚希礼音
- ラドゥ:加藤和樹/佐藤隆紀(ダブルキャスト)
- アルマン:加藤和樹/東啓介(ダブルキャスト)
- アンナ:和音美桜
- ヴォン・ビッシング:福井晶一
柚希礼音
1979年大阪生まれ、元宝塚歌劇団星組トップスター。相手役は夢咲ねね。
宝塚歌劇団星組トップスター時代には「オーシャンズ11」でダニエル・オーシャンを演じ、菊田一夫演劇賞・演劇賞を受賞。フレンチミュージカル「ロミオとジュリエット」「太陽王〜ル・ロワ・ソレイユ〜」ではタイトルロールを演じました。
退団後もソロコンサート、ミュージカル「バイオハザード 〜ヴォイス・オブ・ガイア〜」主演、今月19日から赤坂ACTシアターにて上演されるミュージカル「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」では ウィルキンソン先生役を演じます。
加藤和樹
1984年愛知生まれ。
2005年「ミュージカル テニスの王子様」跡部景吾役、「仮面ライダーカブト」風間大介/仮面ライダードレイク役として出演。
2014年「ミュージカル レディ・ベス」ロビン・ブレイク役で初の帝国劇場作品に出演。2016年「1789 -バスティーユの恋人たち-」で帝劇初主演。「ハムレット」レアティーズ役などミュージカルからストレートプレイ、映像から舞台まで幅広く活躍する俳優です。
佐藤隆紀
1986年福島生まれ、国立音楽大学演奏学科声楽専修を卒業。ヴォーカルグループLE VELVETSではテノールを担当。
2015年にミュージカル「タイタニック」チャールズ・クラーク役でシアターコクーン&梅田芸術劇場の舞台に立ち、同年に帝劇ミュージカル「エリザベート」フランツ・ヨーゼフ役に抜擢。
ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」ロベスピエール/プリンス・オブ・ウェールズ役で赤坂ACTシアター、2017年には東宝ミュージカル「キューティ・ブロンド」エメット役でシアタークリエの舞台に立ちました。美しいテノールと、愛らしいキャラクターでミュージカルファンを魅了するおすすめの役者です。
東啓介(ひがしけいすけ)
2013年より「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」で千歳千里役、舞台版「弱虫ペダル」では葦木場拓斗役を演じました。「薄桜鬼」「ラズベリーボーイ」など2.5次元ミュージカルの主要作品に数多くメインキャストとして出演し、2017年11月に上演されるミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」ではハル役に抜擢。
まだ21歳、今後のミュージカル界を背負ってゆく可能性を秘めた俳優です。
和音美桜
1983年大阪生まれ、元宝塚歌劇団宙組の娘役。
宝塚時代「維新回天・竜馬伝!/ザ・クラシック」ではエトワールを務めるなど抜群の歌唱力を持つミュージカル女優です。2008年に宝塚退団後は、2011年より「レ・ミゼラブル」ファンテーヌ役を演じるなど、東宝ミュージカルには欠かせない女優となっています。
福井晶一
1973年北海道生まれ、元劇団四季。劇団四季時代には「美女と野獣」ビースト役、「ウエストサイド物語」トニー役など。2012年に退団後は「レ・ミゼラブル」ジャン・バルジャン/ジャベール役、「ジャージー・ボーイズ」ニック・マッシ役など。181cmと大柄で、演技力と歌唱力どちらもずば抜けた俳優です。
公演日程
大阪公演
2018年1月22日(月)~1月28日(日)@梅田芸術劇場メインホール
東京公演
2018年2月3日(土)~2018年2月18日(日)@東京国際フォーラム ホールC
チケット
大阪公演
料金
S席13,000円 A席9,000円 B席5,000円
発売日
会員先行抽選
インターネット:2017年8月31日(木)11:00 ~ 9月11日(月)11:00
一般
10月22日(日)
東京公演
料金
S席13,000円 A席9,000円 B席5,000円
発売日
会員先行抽選
インターネット:2017年8月31日(木)11:00 ~ 9月11日(月)11:00
一般
10月22日(日)
あらすじ
ミュージカル「マタ・ハリ」は実在したオランダ出身のダンサーを主人公にした作品です。
フランス、ドイツの数多の将校と一夜を共にし、最終的にはスパイ容疑で処刑されたファム・ファタールな女性マタ・ハリは、1917年に命を落として以降、現代まで数々の映画作品で扱われてきました。
ストーリー
かつて華やかさを誇ったパリも、第一次世界大戦の混乱の中、暗雲がたちこめている。フランス、イギリス、ロシアを中心とする連合軍はドイツ、オーストリア=ハンガリー帝国の同盟軍と激しい戦いをしていた。
この混乱の中で、パリの市民を魅了する一人のダンサーがいた、彼女の名こそマタ・ハリである。インドネシアのジャワ島からやって来たという触れ込みで、オリエンタルな魅力を放ち、ヨーロッパ中に名を轟かす。ヨーロッパ中に知れ渡ったマタ・ハリは、敵味方関係なくあらゆる国を行き来できる地位を得るまでになるのだった。
あるとき、マタ・ハリの地位を利用しようとしたフランス諜報局のラドゥ大佐から、フランス軍のスパイになることを要求される。このラドゥ大佐との出会いが、マタ・ハリの人生を永遠に変えてしまうことになる。
同じときに、マタ・ハリは偶然にも若いフランス軍のパイロットであるアルマンと出会う。二人は心を通わせ合うのだが、マタ・ハリはスパイとしてドイツへと渡ることになり、ドイツ将校ヴォン・ビッシング宅で、任務を遂行する。
ついに「マタ・ハリ」が日本で!と興奮したミュージカルファンも多いはず。先日発表された花總まり主演「ROMALE(ロマーレ)~ロマを生き抜いた女カルメン~」に続き、梅田芸術劇場ではファム・ファタールな主人公を2回続けて観ることができます。
今後も最新情報が入り次第、このサイトにてご紹介しますね!