スパイダーマン最大のライバルであるヴェノム主人公の映画が2018年10月に公開される!
またトム・ハーディ主演、ルービン・フライシャー監督に決定!
ヴェノムとは、スパイダーマンを憎む記者エディが寄生生物シンビオートと融合して生まれた「スパイダーマン」シリーズ最大のライバルです。毒々しい印象ですが、しかし時に人間を助けたり、もっと大きな的に対してスパイダーマンと手を組んで戦ったりもします。
この記事では、トム・ハーディが演じることとなった「スパイダーマン」シリーズスピンオフ作品であり、マーベル製作の映画「ヴェノム/Venom」のあらすじ、キャスト、監督についてご紹介します。
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映画「ヴェノム/Venom」を5つにまとめて紹介
①公開日は2018年10月5日
このスピンオフ作品はソニー・ピクチャーズにとってプライオリティが高く、公開も来年10月と最優先で製作を進めてゆく予定です。撮影は2017年秋からです。
②ヴェノム役にトム・ハーディ
主人公ヴェノム役に、プロデューサーとして製作した映画「レヴェナント: 蘇えりし者」に出演しアカデミー助演男優賞を獲得したトム・ハーディが起用されます。
③監督は「ゾンビランド」のルービン・フライシャー
そして「ゾンビランド」の監督ルービン・フライシャーが、ソニー・ピクチャーズの最新作「ヴェノム」監督交渉の最終段階にあると海外メディア各社より発表されました。
④主人公ヴェノムについて
ヴェノムはソニー・ピクチャーズが所有しているスパイダーマンの権利に含まれるキャラクターで、元々はマーベルコミックに登場するキャラクターです。
ヴェノムは現在マーベル作品の悪役の中でも最も有名なキャラクターであり、また「スパイダーマン」シリーズに登場し、スパイダーマンと初めて対決したのは1988年。マーベルコミックの作者デイビット・ミッチェリニー、そしてイラストレーターのトッド・マクファーレンとマイク・ゼックにより生み出されました。
ヴェノムは地球外生命体シンビオートが人間に寄生して生まれたキャラクターです。シンビオートに寄生された人間は超人的な力を得ます。
ヴェノムが映画に初登場したのは2007年サム・ライミ監督作「スパイダーマン3」。演じたのはトファー・グレイス。
映画「ヴェノム」は2014年公開「アメイジング・スパイダーマン2」の脚本家スコット・ローゼンバーグとジェフ・ピンクナーが担当。プロットはまだ非公開ですが、ヴェノムのファンであると前から語っていたトム・ハーディは最初にヴェノムになった記者エディ・ブロックを演じる予定です。
⑤ブラックキャットを主人公にしたスピンオフも計画中
マーベル原作、ソニー・ピクチャーズのリブート作品「スパイダーマン:ホームカミング」が2017年夏に公開されます。
また、ソニー・ピクチャーズは現在「スパイダーマン」シリーズに登場するブラックキャットを主人公にしたスピンオフ作品の製作も進めています。
映画「ヴェノム」のあらすじ
ここでは2018年10月に公開される「スパイダーマン」スピンオフ作品「ヴェノム/Venom」のあらすじをご紹介します。
あらすじ・ネタバレ・ストーリー
ヴェノムはファンから愛されるキャラでもある
「ヴェノム」はグロテスクな見た目と裏腹の愛らしさがファンの心をくすぐり、スパイダーマン最大のライバルでありながら多くのフィギュアなどが発売されている人気のマーベルキャラクターです。
「ヴェノム」の意味は動物の毒
「Venom/ヴェノム」の意味は英語で「poison that is produced by an animal (such as a snake) and used to kill or injure another animal」。
つまり、日本語に直すと、ヘビや蜘蛛などの動物が持つ危険な毒のことです。
また、おそらく単独作品が生み出されるということは、今後の「スパイダーマン」シリーズの展開も含めたあらすじになると思います。
①今後ヴェノムの役割がさらに大きくなってゆく展開に
まず、ヴェノムはコミック版では何度も登場するヴィランズ、悪役です。大スターのトム・ハーディがヴェノム演じる「スパイダーマン」シリーズをさらに増やしてゆけば、より世間から注目を浴びるシリーズものになってゆくでしょう。マーベル・スタジオ作品に参加したことからも、「スパイダーマン」シリーズをさらに収入源にしてゆきたいソニー・ピクチャーズの考えが見てとれます。
②カーネイジが登場する
おそらく、この作品はダークヒーロー的なストーリーになると思います。悪役が倒されるだけの映画であれば「スパイダーマン」シリーズにトム・ハーディ演じるヴェノムが登場すれば良いだけですからね。
だからといって、スパイダーマンが敵キャラになることもあり得ません。
つまり、この作品での敵キャラはおそらくカーネイジでしょう。コミック版でもエディ・ブロックに寄生して生まれたヴェノムが、スパイダーマンと手を組んでカーネイジと戦いました。
カーネイジとは
@MARVEL
カーネイジとは寄生生物シンビオートがサイコキラーであるキャサディに寄生して生まれたスパイダーマン最大の敵です。
シンビオートとは地球外の寄生生物であり、寄宿となった人間は超人的な能力を得ます。ヴェノムも記者エディ・ブロックに寄生して生まれたキャラクターです。
シンビオートは寄生した人の影響を受けるので、ヴェノムはスパイダーマンとは敵ですが、むやみに一般人を攻撃したりはしません。つまり、あのグロテスクで時に紳士的な対応をするヴェノムの可愛らしさゆえにファンから愛されているのです。
逆にカーネイジは殺人鬼に寄生して生まれたキャラクターなので、ヴェノムのような紳士的な対応はしません。それゆえに、悪の力がすごいので、コミック版ではスパイダーマンやヴェノムの力を超えています。そこで、スパイダーマンとヴェノムは共闘するのです。
つまり、本作でもおそらくスパイダーマンとヴェノムが最初は敵対しつつも、最大の敵の登場で手を組みカーネイジと戦うのでしょう。
また、スパイダーマンの宿敵であるグリーンゴブリンの登場もあるかもしれませんね、しかし物語的にはカーネイジの方が面白いかなと思います。
キャスト:主演トム・ハーディ
映画「ヴェノム」のタイトルロールであるヴェノム役を演じるのはイギリス出身の39歳トム・ハーディ。
トム・ハーディといえば最近では「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の主人公マックス・ロカタンスキー、そして同じ年に公開された映画「レヴェナント: 蘇えりし者」ではアカデミー助演男優賞にもノミネートしています。
さらに、バットマン主人公「ダークナイト」シリーズの第3作目「ダークナイト ライジング」では最大の敵ベイン役を演じていました。
ここでは、今までアクション映画やヒーロー映画で様々な役を演じてきたトム・ハーディについてご紹介します。
トム・ハーディのプロフィール
1977年イギリス生まれの39歳。
2010年に公開されたクリストファー・ノーラン監督の映画「インセプション」で世界的に有名になり、2012年には同じくクリストファー・ノーラン監督「ダークナイト ライジング」で悪役ベインを熱演。
2013年公開「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」でロサンゼルス映画批評家協会の主演男優賞を受賞。
2015年にはジョージ・ミラー監督「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で主人公マックス・ロカタンスキーを演じました。
監督:ルーベン・フライシャー
監督に抜擢されたのは1974年アメリカ生まれのルーベン・フライシャー。
初の長編監督作品「ゾンビランド」では放送映画批評家協会賞のコメディ映画賞にノミネートしました。ゾンビ映画の中では批評家&観客からの評価がずば抜けて高い作品です。
ここでは、映画「ヴェノム」の監督ルーベン・フライシャーについてご紹介します。
プロフィール
歌手M.I.A.のミュージックビデオ、マクドナルドのCMなど幅広く活動しているクリエイター。
2009年に初の長編映画「ゾンビランド」の監督に抜擢、本作は複数のアワードでノミネートするなどゾンビ映画の中ではかなり高い評価を得ました。
2013年にはライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが共演した映画「L.A. ギャング ストーリー」で監督・製作総指揮をつとめています。
映画「ヴェノム」公開日 日本&アメリカ
ここでは、マーベル映画「ヴェノム」の公開日について最新情報をご紹介します。
マーベル・シネマティック・ユニバースではない
本作は、「アベンジャーズ」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」などマーベル・スタジオが製作しているマーベル・シネマティック・ユニバースの作品には属しません。
ちなみに、2017年7月に公開される「スパイダーマン:ホームカミング」はマーベル・シネマティック・ユニバースの作品として扱われています。
つまり、「スパイダーマン:ホームカミング」以外の「スパイダーマン」シリーズと同じく、アベンジャーズなど他のヒーローは登場せず、「スパイダーマン」の世界の中で完結します。
ただ、これも少し疑わしい話で、「スパイダーマン:ホームカミング」はソニー・ピクチャーズが所有するスパイダーマンの権利をマーベル・スタジオが使用するパートナーシップが締結されてマーベル・シネマティック・ユニバースの一作品となりました。
ディズニーの海外サイトをのぞくと、「スパイダーマン:ホームカミング」の宣伝もしています。それはマーベル・スタジオを所有しているのがディズニーだからです。
ディズニーが宣伝し、かつマーベル・シネマティック・ユニバースの作品になるだけで興行収入は確実に増えるでしょう。「スパイダーマン」シリーズでも過去に赤字になった作品があるのです。なんて魅力的な話でしょうか。
「スパイダーマン:ホームカミング」で「スパイダーマン」シリーズを盛り上げ、マーベル・スタジオではないトム・ハーディが演じる映画「ヴェノム」の公開。では次はどうするか?
「アベンジャーズ」シリーズにダークヒーローとして登場するヴェノム。映画&マーベルファンとしてはみてみたいですよね。
アメリカの公開日
アメリカでの公開日はすでに2018年10月5日と発表されています。マーベル・スタジオ製作「アントマン&ワスプ」が2018年7月6日、「キャプテン・マーベル」が2019年3月8日。
「アントマン&ワスプ」と「キャプテン・マーベル」の半年の間に入れ込んできたのは意味がありそうです。
日本の公開日
日本の公開日はまだ発表されていませんが、「スパイダーマン:ホームカミング」がアメリカ公開から約1ヶ月。「アメイジング・スパイダーマン2」は日本の方が公開日が先でした。
アメリカでの公開日が2018年10月5日なので、1ヶ月以内での日本公開の可能性が高いと個人的に思います。
ダークヒーローであるヴェノム、演じるのはトム・ハーディ。このキャスティングだけで最高の映画になることが予想できます。
このサイトでは、今後も映画「ヴェノム」の最新情報をご紹介します。