この記事では、「ベイビー・ドライバー」で知られるイギリス出身の映画監督エドガー・ライトの映画をランキング形式でご紹介します。
海外の映画レビューサイトの得点を参考に、エドガー・ライト監督最高の作品をお伝えします!
Slash Film@「ベイビー・ドライバー」
「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-」「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」などコメディ映画としては格段に高い評価を今まで得てきたエドガー・ライト監督。
Collider@「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 」
2017年に公開されたアクション映画「ベイビー・ドライバー」で日本でも大々的に知られるようになりました。
ではエドガー・ライト監督が今までに手がけた作品の中で、海外での評価が一番高い作品は何かー
今回の記事ではエドガー・ライト監督作品を評価順にランキンキングでご紹介します。
エドガー・ライト(1974 - イギリス)
Den of Geek
1974年イングランドの南西部ドーセットで生まれる。1980年代からスーパー8mmフィルムで短編映像を撮り始める。1992年から1994年までボーンマウス&プール大学でオーディオ・ヴィジュアル・デザインについて学ぶ。
卒業後から10年近く数多くのテレビ番組を撮影し、一定の知名度を得る。2004年に公開されたインディペンデンス映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」がヒット。その後もコメディを中心とした数々の映画で高い評価を受け、2015年にはマーベル・スタジオ「アントマン」の脚本を担当。
2017年公開「ベイビー・ドライバー」は観客・批評家からも評判が良く、来年のアカデミー賞での躍進が期待される。
それではエドガー・ライト監督の作品をランキングでご紹介します
今回作品を評価するにあたり参考にしたのは、海外最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」です。
エドガー・ライト監督おすすめ映画ランキング
5位(80点)ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
解説
主演は「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」のコンビ、サイモン・ペッグとニック・フロスト。エドガー・ライトは監督、脚本、製作総指揮として参加。90年代のUKロックや古今東西の映画へのオーマジュがふんだんに登場するコメディ映画。
あらすじ
中年でアルコール中毒のゲイリーは幼馴染たちと20年ぶりに再会。学生時代に成し遂げられなかった「1晩に5人で12軒のハシゴ酒」にリベンジする中、12軒目となるパブ「ワールズ・エンド」にたどり着く。しかし、何だか街の様子がおかしいことに気付く。実は宇宙人が地球人に混じって侵略の計画を立てていたのだ!
- 公開年:2013年
- キャスト:サイモン・ペグ、ニック・フロスト、パディ・コンシダイン、マーティン・フリーマン、ピアース・ブロスナン
- 主な受賞:エンパイア・アワード最優秀英国作品賞
- 観客の得点:71点/批評家の得点:89点
4位(82点)スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
Movie Poster Shop
解説
アニメやゲームの要素を取り入れた、青春アクション映画。サテライト・アワードで作品賞を獲得。エドガー・ライトは監督・脚本・プロデューサーとして参加。また、当時交際していたアナ・ケンドリックも出演している。
あらすじ
主人公は売れないバンドのベーシスト、スコット・ピルグリム。ラモーナという女の子に一目惚れしたスコットは彼女と付き合うが、ある日ラモーナの元カレ軍団と戦うことに。ラモーナからは自分と今後も付き合いたいのであれば、元カレ軍団を倒さなければならないと告げられる。果たしてスコットは元カレたちを倒し、ラモーナを手にいれることができるのか?!
- 公開年:2010年
- キャスト:マイケル・セラ、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、キーラン・カルキン、クリス・エヴァンス、アナ・ケンドリック、ブリー・ラーソン
- 主な受賞:エンパイア・アワード監督賞
- 観客の得点:83点/批評家の得点:81点
3位(90点)ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-
pinterest.com
解説
イギリス3週間連続NO.1になった作品。当初は日本劇場公開の予定がなかったが、署名により公開が実現した。エドガー・ライトは監督、脚本、キャストとして参加。
あらすじ
仕事ができすぎるためにロンドンから田舎町に左遷された警官のニコラス。平和な町だけあって新しい相棒ダニーは銃を撃ったこともない。しかし、謎の殺人事件が起こり、ニコラスとダニーは事件に立ち向かう。
- 公開年:2007年
- キャスト:サイモン・ペグ、ニック・フロスト、ジム・ブロードベント、ティモシー・ダルトン
- 観客の得点:89点/批評家の得点:91点
2位(91.5点)ベイビー・ドライバー
Slash Film
解説
エドガー・ライトが監督・脚本・プロデューサーとして手がけた最新作。今までの作品とは異なり、アクション性のかなり強い内容。題名の「Baby Driver」はサイモン&ガーファンクルの同名曲から由来している。
あらすじ
幼少時の事故により耳鳴りが止まらない障害を持つ凄腕のドライバー、ベイビーが主人公。腕を買われ強盗のドライバーとして犯罪の世界に足を踏み入れていたベイビーだが、ある日ウェイトレスのデボラに一目惚れし、足を洗おうとするのだが・・・
- 公開年:2017年
- キャスト:アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー、ジョン・ハム、エイザ・ゴンザレス、ジェイミー・フォックス
- 観客の得点:89点/批評家の得点:94点
1位(92.5点)ショーン・オブ・ザ・デッド
Movie Poster Shop
解説
ホラー・ロマンスコメディ作品。エドガー・ライトは監督・脚本・キャストとして参加。サターン・アワードの最優秀ホラー映画賞やブリティッシュ・インディペンデンス・フィルム・アワードの脚本賞を受賞。
あらすじ
家電量販店に勤務する冴えない男ショーンが主人公。ガールフレンドのリズから振られ落ち込むショーンだったが、突然街中ゾンビにあふれ、母親とリズをゾンビの手から助けようとする。
- 公開年:2004年
- キャスト:サイモン・ペグ、ニック・フロスト、ケイト・アシュフィールド、ディラン・モーラン
- 主な受賞:エンパイア・アワード最優秀英国賞
- 観客の得点:93点/批評家の得点:92点
1位は「ショーン・オブ・ザ・デッド」そして2位は「ベイビー・ドライバー」
日本でも8月に公開された「ベイビー・ドライバー」は、映画における音の存在を上手く利用した素晴らしい作品。内容もアクション映画でありながら、ベイビーの成長を描いた美しい物語になりました。
アクションとロマンス、コメディとサスペンスなど異なるジャンルの要素を上手に組み入れるところがエドガー・ライト監督作品の特徴なのかと思います。
inquisitr.com
まだ43歳のエドガー・ライト監督。今後のさらなる活躍に注目してゆきましょう。
Slash Film