ディズニーが1996年に公開したアニメ映画「ノートルダムの鐘」が実写化予定!
日本では劇団四季によって現在ミュージカル「ノートルダムの鐘」が上演されており、注目度の高い作品でもあります。
この記事では、アラン・メンケンが語った「ノートルダム」実写化の可能性から、「ノートルダムの鐘」の魅力まで、実写化に関するあらゆる最新情報をご紹介します。
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今回はディズニーが1996年に公開した「ノートルダムの鐘」の実写化にまつわる最新情報。
先日アラン・メンケンから「ヘラクレス」ミュージカル化の可能性が語られましたが、今回は「ノートルダムの鐘」実写化について語られました。
※最新の情報はこちら
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アニメ実写映画の大きな流れ
すでにこのニュースをご存知の方はいるでしょうか?どうやら実写化へ大聖堂の鐘の音が鳴らされたようです。
実写版「美女と野獣」の成功
近年のディズニーは過去のアニメを実写映画化としてリブートし、名作を蘇らせることでディズニーファンの獲得へとつなげています。
2017年には実写版「美女と野獣」が公開され、日本でも大ヒット。声優に昆夏美や山崎育三郎、吉原光夫など普段ミュージカルの舞台で活躍する俳優たちを起用し、日本のミュージカルファンの心をもつかみました。
世界中でヒットした実写版「美女と野獣」はマーベルも含めたディズニー映画の中で10位に入る興行収入に達しています。
10月4日にはDVD&ブルーレイも発売され、今後も「美女と野獣」での収益は伸びてゆきそうです。
2019年には実写版「ライオンキング」が公開
さらに、先日のD23では2019年に公開される実写版「ライオンキング」のオープニングシーン「The Circle Of Life」を初公開。ディズニーファンからすでに賞賛の声が上がり、すでに大ヒットは間違いありません。
その他にも、「アラジン」「ダンボ」「リトル・マーメイド」「ムーラン」「白雪姫」「くまのプーさん」など数々の名作アニメが実写化決定。
この流れの中に、新たに「ノートルダムの鐘」実写版が加わりそうなのです。
「ノートルダムの鐘」実写化の真相
ディズニーファンでアラン・メンケンの名を知らない人はいないでしょう。また、映画ファンの中でアラン・メンケンの名を知らなくとも、彼が音楽を手がけた作品を知らない人はいないと思います。
「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の挿入歌「The Star Spangled Man」から、ミュージカル「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」まで、ハリウッドからブロードウェイ作品まで幅広くメンケンの作曲した音楽を聴くことができます。
しかし、何と言ってもアラン・メンケンの曲と言えばディズニー。今日の子どもが知っているディズニーの名曲のほとんどは、おそらくアラン・メンケンが作曲したものでしょう。
アラン・メンケンによる実写化への発言
2017年に公開されたディズニー実写映画「美女と野獣」のDVD発売プロモーションに出席したアラン・メンケンへ、今まで手掛けたディズニーの音楽の中でお気に入りの曲についての質問がありました。今回の「ノートルダムの鐘」実写化のニュースは、この質問が引き金となりました。
「今まで手掛けたすべての曲がそれぞれ異なった特徴を持つ作品です。そして、すべての曲が私の心の中で独自の位置を占めています。私が好きなのは『Friend Like Me』(「アラジン」)・『Under The Sea』(「リトル・マーメイド」)・『Beauty and the Beast』(「美女と野獣」)そして「ノートルダムの鐘」から『Out There』。......「ノートルダムの鐘」は素敵な実写作品になるだろうね。」
「ノートルダムの鐘」だけ実写映画化の予定がなかったが...
面白いことに、今挙げた「アラジン」「リトル・マーメイド」「美女と野獣」そして「ノートルダムの鐘」はすべてミュージカル化されブロードウェイやアメリカ国内で上演されています。さらに、「ノートルダムの鐘」を除くすべての作品が実写映画化されたり、すでに製作が進行中の作品もあります。
また、さらに「ノートルダムの鐘」実写化への質問が出たとき、メンケンは謎めいた回答を返したのです。
「もしかしたらね、まだ何も言えないが。」
インタビューでメンケンは明確な答えを避けましたが、「まだ言えないが」です。少なくともディズニーの中で「ノートルダムの鐘」が新しく映像化される計画があることは確実でしょう。
もちろん、ディズニーは様々なアニメをさらに実写化する予定でしょう、様々な映画の中の一つとして挙がっているだけかもしれません。確かに、インスタグラムのハッシュタグで調べてみればディズニールネサンス期の「アラジン」「ライオンキング」などの作品よりも人気や知名度が低いことが分かると思います。しかし、アラン・メンケンの言葉を信じれば、実写化に向けた状況は決して悪くはないようです。
「ノートルダムの鐘」について
1831年に発表されたヴィクトル・ユーゴーの小説「Notre-Dame de Paris/ノートルダム・ド・パリ」に基づいた映画「ノートルダムの鐘」は15世紀のフランス・パリが舞台。内面の美しさを描く点では「美女と野獣」に通じるものがありますが、「美女と野獣」のような魔法や魔術は登場しません。
作品の魅力
美しい物語でテーマも深いのですが、現実的な作品でもありディズニーアニメ作品の中でもファンが多い作品とは言えません。しかし、「Out There」「Someday」など音楽が素晴らしく、テーマに共感するファンが少ないわけではなく、「美女と野獣」「ライオンキング」などの名作とは違った魅力を秘めた作品だと言えるでしょう。
原作であるヴィクトル・ユーゴーの小説とは展開が異なり、主人公カジモドとエスメラルダが助かる内容です。しかし、キリスト教の信仰、社会的偏見、人種差別そして虐殺。ディズニーではあまり表面に出てこない社会的な問題が扱われた作品なのです。
人気がない、これは「1時間30分間観るのに耐えられない映画である」というわけではないのです。
アニメーションのクオリティも高い
ノートルダムの鐘の大聖堂から中世パリの街を望むカジモドが、エスメラルダの処刑を助けようと綱をつかんで飛ぶ場面なども躍動的で、アニメーション的にもディズニールネサンスの系譜を継ぐ素晴らしいクオリティの作品です。
音楽の素晴らしさ
ステファン・シュワルツ作詞・アラン・メンケン作曲の音楽は、ラテンの聖歌と舞い上がるような美しいコーラス、そして印象的な歌詞を組み合わせ、ディズニー音楽の中でも類を見ない神聖で壮大な楽曲だと言えます。
結論を行ってしまえば、「ノートルダムの鐘」という作品の持つポテンシャルや価値は非常に高く、そして過小評価されている作品なのです。ですので、ディズニーが次の実写映画を探す中で「ノートルダムの鐘」が候補に挙がっていることは素敵なことであり、アラン・メンケンの語るように非常に美しい作品が生まれる可能性が高いと言えます。
また、もちろんアラン・メンケンが実写映画の楽曲を手がけるでしょう。そして「美女と野獣」のように、素晴らしい楽曲が追加されるのです。
日本では劇団四季でミュージカル「ノートルダムの鐘」が上演され、現在は京都で上演。2018年4月にはKAATで上演されることが決定しています。日本でも知名度を上げている作品ですので、実写版公開を待つ日本のファンも多いでしょう。
https://youtu.be/ya7XZhxDNI8
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