ネタバレ注意!続編「メリー・ポピンズ リターンズ」は前作とここが違う
ディズニーの名作「メリー・ポピンズ」の続編「メリー・ポピンズ リターンズ」が2019年2月1日に公開。話題たっぷりの本作を、メリー・ポピンズ大好きな私が前作と徹底比較。まだ観てない人はネタバレもかなり含まれているので要注意!
目次
1.続編は前作よりも上映時間が短め
前作の上映時間は2時間19分。今作は2時間10分と上映時間が少し短めです。
2.新曲が数多く登場
前作では後世に残る名曲が数多く登場しました。話はそれますが、個人的に「サウンド・オブ・ミュージック」の次くらいに世に知られる名曲が多いミュージカルが「メリー・ポピンズ」だと思います。どちらも主演がジュリー・アンドリュースというのも理由でしょうか、彼女の歌声は本当に心の底まで届きますよね。
具体的には、
- 「お砂糖ひとさじで」
- 「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」
- 「チム・チム・チェリー」
などでしょうか。ミュージカルは知らなくても、「どこかで聞いたことある」、という方も多いと思います。
続編でも前作の曲が使用されるのかな?と思ったファンも多いと思います。でも、前作の音楽がまるまる使用されることはありません。※ちなみに、メロディーが少し新曲で使われることはあります。
でも、これらの曲は各映画祭で歌曲賞にノミネートするなど、続編も名曲ばかりです。ぜひ一度聴いてみてください。
「Can You Imagine That?(想像できる?)」
「The Place Where Lost Things Go(幸せのありか)」
「Trip a Little Light Fantastic(小さな火を灯せ)」
「Nowhere to Go But Up(舞い上がるしかない)」
3.CGが使われている
前作の「メリー・ポピンズ」が公開されたのは1964年。まだまだCGの技術を使用して映画を作るという段階ではありませんでした。それから54年の歳月が経ち、当然ながら続編ではCGを用いたシーンが登場します。
ただし、前作の雰囲気を受け継ぐためにも極力アニメーションを用いたシーンやキャラクターが多く、前作の雰囲気もちゃんと残しています。
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4.メリー・ポピンズ役がジュリー・アンドリュースからエミリー・ブラントへ
前作でメリー・ポピンズを演じたジュリー・アンドリュースも現在83歳。メリー・ポピンズは魔法使いということもあり、年は取らないとか。今作ではジュリー役が35歳のイギリス人女優エミリー・ブラントにバトンタッチしています。代表作に「ヴィクトリア女王 世紀の愛」「イントゥ・ザ・ウッズ」「ボーダーライン」などがあります。
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5.メリー・ポピンズの服装がシックに
前作は外見からナニー(母親に代わって子育てする女性のこと)の雰囲気がありましたが、続編のメリー・ポピンズは完全にスタイリッシュな女性になっています。
衣装デザインを手がけたサンディ・パウエルは、1910年代と1930年代で当然ファッションも変わってくる。とのことで、1930年代当時のファッションをメリー・ポピンズの衣装に活かしていると語っています。
詳しくはこちらまで。
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6.傘の鸚鵡が赤茶色
メリー・ポピンズに欠かせないアイテムといえば、空を飛ぶときに使う傘です。ご存知かと思いますが、傘の取っ手の部分が鸚鵡(おうむ)になっています。前作では最後の最後でこの鸚鵡がメリー・ポピンズに語りかけました。続編でもメリー・ポピンズの傘に鸚鵡がいます。ただし、鸚鵡の色が緑ではなく、赤茶色になっています。
7.物語は前作から約25年後(マイケルとジェーンが大人に成長している)
前作の時代設定が1910年、それから25年後の1935年に時代が設定されています。当然ながら、マイケルもジェーンも大人になっています。特に、マイケルは結婚するものの、妻を亡くし、3児の父親として子育てに奮闘しています。
8.ジェーンが母親の意志を継いで労働組合に参加
「古い鎖断ち切って~肩を組み進みましょう。愛する娘たちも・・・称えてくれるわね?」
母親の思いは通じたようです。ジェーンとマイケルの母親であるウィニフレッド・バンクスは、前作で女性参政権のために戦っていましたが、なんと続編ではジェーンが労働組合に参加します。1930年代はちょうど世界大恐慌。ジェーンは、賃金平等のために戦うようです。
9.ディック・ヴァン・ダイクがミスター・ドース・ジュニア役に
前作でバートとミスター・ドース・シニアの二役を演じた現在92歳のディック・ヴァン・ダイクが今作ではシニアの息子ジュニアとして出演します。しかも、劇中では少しですがダンスも踊ります!
10.新キャラクターが登場!
新キャラクターであるメリー・ポピンズのいとこトプシー(メリル・ストリープ)、原作の小説からバルーン・レディ(アンジェラ・ランスベリー)が登場します。
11.アルバートおじさんは登場せず
新しい登場人物がいる一方で、前作で登場したアルバートおじさんは登場しません。ちなみに、バンクス家の隣に住むブーム海軍大将とミスター・ビンナクルーは健在です!
12.ジョージ・バンクス、ウィニフレッド・バンクスも登場せず
ジェーンとマイケルの両親であるジョージとウィニフレッドも登場しません。バンクス家はマイケル一家が住んでおり、おそらく25年の歳月の間に何かあったのでしょう。ただ、マイケルの一番下の末っ子の名前が、同じくジョージなんです。お父さんの名前をそのままつけたのでしょうか。
13.バートは世界旅行へ
バートは登場しません、その代わりバートの代わりとして弟子でもあるジャック(リン・マニュエル・ミランダ)が登場します。ちなみに、どうやらバートは世界中を旅しているそうです。「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の歌詞にも、「世界のすみずみに 行きました」とありますよね。おそらく、どこかで「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」と歌っているのかもしれません。