2000年に初演を迎えたミュージカル「ベア(bare: A Pop Opera)」が映画化へ動き始めています。この記事では、「ベア(bare: A Pop Opera)」映画化について今判明している情報をご紹介します。
同性愛の学生を主人公にしたミュージカル「ベア」について
同性愛をテーマにしたミュージカル「ベア(bare: A Pop Opera)」の映画化が進められているとのニュースがPlaybillに掲載されました。
「ベア(bare: A Pop Opera)」は作家ジョン・ハートメア、作曲家デイモン・イントラバートロによって生まれたミュージカル。カトリックの寄宿学校で学ぶ二人の男子(ピーター&ジェイソン)の性の葛藤と恋を描いています。
上演歴
「ベア(bare: A Pop Opera)」の初演は2000年のロサンゼルス、ハドソン劇場。LAでの成功後、2004年には1か月の短い期間オフ・ブロードウェイにて上演されました。その後、世界中100以上のプロダクションが上演。2013年にはオフ・ウエストエンド。また2012年にリン・シャンケルが脚本を改訂し、オフ・ブロードウェイでリバイバル上演を果たしています。
何度も上演され続けているのにはわけがあります。この作品は、ストレートやゲイといった性的特徴を越えて、個々が抱える人間性の問題を開示している作品だと言われています。同性愛を描いた作品として演劇・ミュージカルの歴史で非常に重要な位置を占めているのです。
またオリジナル版の主演はジョン・ヒルとマイケル・アーデン。二人ともゲイをカミングアウトしています。
監督・プロデューサー
今回の映画化で監督を務めるのは初演で演出を担当したクリスティン・ハンギー。2009年のトニー賞ではミュージカル「ロック・オブ・エイジズ」の演出でトニー賞にノミネートされています。また脚本もクリスティンが手掛けます。
製作陣にも「ロック・オブ・エイジズ」のプロデューサーが加わるので、映画版もミュージカル作品になる可能性がありますね。
公開日
公開日は明らかにされていません。しかし公式ホームページもあるので、映画化に向けて順調に動き出しているものと思われます。
日本でも上演
日本でも2016年に「bare-ベア-」のタイトルで再演されたミュージカル。主人公のジェイソンは鯨井庸介/岡田亮輔。ピーターは田村良太/橋本真一が演じました。
なじみのある作品だけに、日本のミュージカルファンもいつ公開されるのか楽しみだと思います。このサイトでは、今後も「ベア(bare: A Pop Opera)」の最新情報をご紹介します。