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宝塚歌劇団【名曲の歴史】、定番曲を時代を追って紹介!「モン・パリ」から「ひとかけらの勇気」まで


ヅカファンなら誰もが知っている曲、というものはたくさんあります。

再演を繰り返して有名になった曲、イベント等で必ず歌われる定番曲。

今回は、宝塚の100年以上の歴史の中で歌い継がれている名曲を時代を追ってご紹介したいと思います!

 

レビューの原点!「モン・パリ」から「すみれの花咲く頃」まで

1927年に日本初のレビュー「モン・パリ」が上演されました。

華やかな西欧諸国の舞台芸術は、今でも素晴らしいな、綺麗だな、と思うのですから、

この時代ではかなりの衝撃だったのではないかと思います。

そして、レビューといえば ♪麗しの思い出~ の、この曲ですよね!

当時、日本の流行歌にもなったとのこと。

1930年に「パリゼット」が上演され、この主題歌も聴き馴染みがあると思います。

この時代の作品の歌は、シャンソンを日本語の歌詞に書き換えて使われていました。

上記2曲はもちろんのこと、「シャンソン・ド・パリ」「サ・セ・パリ」

選ばれた人しか歌えないと言っても過言ではない、ソロの代表曲「宝塚我が心の故郷」

イベントでよく歌われる「おゝ宝塚」

そして、宝塚を知らない人でも歌えてしまう「すみれの花咲く頃」

これは厳密にはドイツの曲ですが、ドイツでヒットした後にフランスで歌われたものです。

まさに今の宝塚の基礎となる部分ができたと言えますね。

 

 

快進撃は止まらない!オリジナル曲の誕生!「さよなら皆様」から「ブギウギ巴里」まで

「すみれの花咲く頃」と並んで代表曲となっているのが「さよなら皆様」

本公演の劇場では、開演5分前に「すみれの花咲く頃」、終演後に「さよなら皆様」が流れるのが

定番ですね。

この曲は、1941年の「寶塚かぐや姫」で使われた曲です。かぐや姫が月に行くときの歌なんですね~。

作曲をされたのは河崎一朗先生。この頃から座付きの作曲家の先生が作った曲が使われています。

「ブギウギ巴里」や、「虞美人」の「朱いけしの花」など、戦後の代表曲を数多く作られています。

劇場で流れる歌を歌う人は、厳選された歌が得意な生徒さん。

以前は娘役さんの歌というイメージでしたが、近年は男役さんも歌われています。

 

 

昭和後半に誕生したイベント曲!「FOREVER TAKARAZUKA」から「宝塚行進曲」まで

千秋楽に歌われることの多い「FOREVER TAKARAZUKA」は1984年に上演された

「ザ・レビューII-TAKARAZUKA FOREVER-」の主題歌が元になっています。

それから、先に挙げた日本初のレビュー「モン・パリ」が上演された1927年9月1日を記念して、

9月1日を”レビュー記念日”とし、1987年に誕生したのが「レビュー記念日賛歌」

以前は9月1日の本公演終了後にミニイベントがあり、この歌を歌ったのですが…

あれ?いつの間にかやってない?(笑)

そして、同年には「宝塚をどり賛歌」の主題歌として「宝塚行進曲」が誕生しました。

この曲は、各組が揃うイベントで必ず歌われていたのですが、当時4組だった為、歌詞には

花、月、雪、星しか出てこないので、最近は使われていません。

この曲好きだったのでとても残念なのですが…。

近年では、代わりに「五組そろって」という曲が使われています。

 

 

空前のベルばらブーム!「愛あればこそ」「ばらベルサイユ」など

時系列が前後しますが、宝塚といえば「ベルサイユのばら」。

ファン以上に、宝塚を知らない人のほうがそう思っているかもしれません^^;

1974年の初演以来、上演回数は2000回近く、観客動員数は500万人を突破しています。

今では原作の漫画を読んだことがない人も多くいらっしゃると思いますが、

宝塚の原点であるパリが舞台、しかも主役は男装の麗人という、宝塚にぴったりの設定ですよね!

漫画の主役はオスカルですが、上演される組によって、フェルゼンやアンドレが主役のバージョンもあり、

そのたびに数々の名曲が生まれています。

一番有名なのは「愛あればこそ」ですね!宝塚を知らない人でも聴いたことがあるかもしれません。

そして「ばらベルサイユ」

役ごとの歌では、オスカルが歌う「我が名はオスカル」(オスカル編のみ)。

アンドレが歌う「心のひとオスカル」「心の白薔薇」

フェルゼンが歌う「愛の面影」などが有名です。

又、フェルゼン編では平尾昌晃さんが作曲された「愛の怯え」「結ばれぬ愛」という名曲も誕生しています。

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近年繰り返し上演される名作のナンバー!「君はマグノリアの花の如く」「ひとかけらの勇気」など

それでは、ベルばら以外の再演ものの名曲を見てみましょう。

<ノバ・ボサ・ノバ>

1971~72年、1976年の上演の後、1999年に23年の時を経て再演、

更に2011年にも再演されました。

主題歌の「アマール・アマール」をはじめ、「ソル・エ・マル」など、異国情緒あふれる曲は耳に残ります。

どれも南米独特のテンポでかなりの難曲ですが、その中でもラストに歌われる「シナーマン」は圧巻!

歌うトップさんの気力と体力は計り知れません。。。

シナーマンは原曲があり、以前CMで使われていたときはかなり驚いた記憶があります(笑)。

 

<風と共に去りぬ>

ベルばらに次ぐ宝塚の代表作。1977年の初演以来、現在に至るまで何度も上演されています。

ベルばらの歌が、所謂「見栄を切る」ようなビジュアル重視のタイプの歌なら、

風共の歌は、その人物の内に秘めたものをじっくり聴くタイプ。

レット・バトラーが歌う「君はマグノリアの花の如く」「サヨナラは夕映えの中で」「愛のフェニックス」は重厚感があり、スカーレットが歌う「明日になれば」は“明日は明日の風が吹く”という名言から、

スカーレットの強さが伝わる歌。

アシュレが歌う「故里は緑なり」は童謡のように、シンプルだけど心に伝わる曲です。

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<エリザベート>

平成以降で最もヒットした作品といえば「エリザベート」でしょう。

全編ほぼ歌で進行していくミュージカルというものが初演当時はとても画期的で、

しかも素晴らしい曲ばかり。観客は皆大絶賛でした。

「最後のダンス」「キッチュ」「私だけに」「夜のボート」

宝塚版のためにできた新曲「愛と死の輪舞」、後に加わった新曲「私が踊る時」

この作品の特徴は、同じメロディーを物語の前半と後半で違うナンバーとして使っている曲があり、

それが過去と未来の対比として表されているということ。

例えば、フランツがシシィにプロポーズするところは「夜のボート」と同じメロディーです。

まさに感情の流れを音楽で表現していると言えますね。

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<ファントム>

2004年の初演以降、5年くらいのスパンで再演されている作品。

「Where In The World(世界のどこに)」「Home」

「You Are Music (あなたこそ音楽)」など、オペラ座の雰囲気たっぷりの綺麗なメロディーばかり。

又、ファントムとキャリエールが歌う「You Are My Own(君は私のすべて)」は、

2幕の開演前に客席中がハンカチを用意するという逸話が生まれるほど、誰もが涙する名曲です。

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<スカーレット・ピンパーネル>

2008年に初演の海外ミュージカル。

宝塚で上演されるにあたって書き下ろされた「ひとかけらの勇気(A Peace Of Courage)」

「栄光の日々」は、後から加えられたとは思えないほど溶け込んでいます。

他にも、「炎の中へ(Into the Fire)」など力強い楽曲から、

「あなたを見つめると(When I Look at You)」「君はどこに(Where's the Girl)」

のようにしっとりとしたナンバーまで、数多くの名曲があります。

 

 

(終わり)名曲は生まれ続ける!!

1つの曲が何十年も歌い続けられるというのは素晴らしいことです。

作り手、歌い手、そして作品の素晴らしさ、色々な要素が集まって名曲が誕生します。

そして自分の思い出が重なり、思い入れが強くなります。

最近上演された作品の曲にも、これからずっと歌い継がれる名曲が生まれるかもしれません。

これからもたくさんの曲に出会えることを期待しています!!

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