演劇

『謎の変奏曲』井上芳雄×橋爪功【感想・あらすじ】初日マチネ

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ついに初日を迎えましたね。ベテラン俳優橋爪功と井上芳雄の2人舞台「謎の変奏曲」。

井上芳雄にとって初の2人舞台です!

私も14日(木)初日ソワレにさっそく足を運びました!今回の記事では、見どころや感想をご紹介します。

 

「謎の変奏曲」は最高に面白いサスペンスコメディ

最高に面白かったー。わたくし映画だとヒッチコックが大好きなのですが、この作品は驚きあり、笑いありのサスペンスコメディ、しかもヒッチコックのように絶妙な人間関係の肝を描いた作品です。

パンフレットにも批評家が「アガサ・クリスティのファンにおすすめできるサスペンス」と作品について述べていました。

 

あらすじ(少しネタバレもあります)を少し説明すると、

2人の男が今まで関わってきた女性は、1人の男性には恋人として、もう1人の男性には妻として関わってきた。

舞台上に登場しない1人の女性の知らない側面を、2人の男性が互いに語り合って埋めてゆくという内容です。

恋人ってなに?夫婦って何?つまりは、人間の関係ってどうやったら成立するの?

人間関係ってそんなたいそうなもの?

という、哲学者を目指した小説家エリック=エマニュエル・シュミットなりの人間関係の成り立ち方について描かれたものだと思うのです。

哲学にとって他者の存在について考えを突き詰めるのは初歩かつ最大の疑問であって、それだけにエリック=エマニュエル・シュミットの考えの深層がダイレクトに舞台上で見られる作品だとも言えます。

 

先ほどサスペンス映画の神様と呼ばれるヒッチコックの名を出しました。彼の作品に「北北西に進路を取れ」というケーリー・グラント主演のサスペンス映画があります。

主人公ロジャー・ソーンヒルは架空のスパイ、キャプランと間違われて犯罪組織から追われるのですが、ロジャー・ソーンヒルは逃げ回るからずっとキャプランと思われ続けて事件を最終的には解決してしまう。

つまり、人間関係って「スパイ−キャプラン」という構図のことを言うのであって、正直キャプランの役割には誰もがなれるのです。

手紙の送り先が実際に違う人でも、返信されてきたら関係を続けますよね。

人間関係って結局は構図なのだよ」というウィットとサスペンスが見事に表現された芝居が「謎の変奏曲」だと思うのです。

 

 

井上芳雄ファンにはぜひ観て欲しい作品

題名とポスターの影響もあり、なかなか硬質で敬遠するファンもいそうですが、作品の半分は笑いで占められており(しかもウィットの効いた上質な)、恐れることはありません。

また、井上芳雄の演技が好きな人はぜひ。弾き語りシーンも登場します。さすが音大卒だけあって井上芳雄のピアノ良い!

カーテンコールは正直な井上芳雄だけあってぜーはーしていました。暖かいカーテンコールが3回。

まだ席はありましたので、ぜひ劇場で素敵な芝居を楽しんでくださいね。

 


 

「謎の変奏曲」公式サイト

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