史上2人目の女性トリプルアクセル成功者であるスケーター、トーニャ・ハーディングを主人公にした映画『アイ、トーニャ』。今回は映画のネタバレをご紹介します。
あらすじ
1970年代半ば。オレゴン州ポートランド。4歳になるトーニャ・ハーディングは嫌々ながらも母親のラボナ・ゴールデンからアイススケートの練習を強いられていました。
母親は成長したトーニャを、学校には行かせず、アスリートとしてのキャリアを積ませることに専念します。そして、ダイアン・ローリンソン監督の下、トーニャは厳しいトレーニングを行います。
大人になったトーニャはすぐさまアメリカ国内のトップスケーターにまで登りつめます。
トーニャはボーイフレンドのジェフ・ギルーリーと結婚。そして、全米スケート協会のプアホワイト(米国南部地域の貧困層の白人)への偏見と戦ってゆきます。
1992年にフランスのアルベールビルで開催された冬季オリンピックにしたトーニャでしたが、4位という結果に終わり、ウェイトレスとして働くためにポートランドに帰ってきます。
スケーターとして結果の出ないトーニャでしたが、なんとかカムバックを果たそうとします。そして、そのトーニャを支えるため、ギルーリーの友人であるショーン・エックハルトはトーニャのライバルであるナンシー・ケリガンを襲撃します。
この襲撃事件は次第に事が大きくなり、ついにはFBIが動き出し、トーニャの関係者の多くが逮捕されます。
1994年のリレハンメルオリンピックにも出場したトーニャでしたが、ミスなどがあり8位に終わります。一方で、ナンシー・ケリガンは銀メダルを獲得するのでした。
オリンピック終了後、トーニャはナンシー・ケリガンの件で裁判となり、沈黙しながらも罪を認めます。判決にはスケート競技者からの引退を示す内容が含まれていました。
スケートから引退した後、トーニャはボクサーや造園者になります。また、引退してから数年後に結婚・子供も出産します。
映画の最後、スクリーンにはトーニャが皆に彼女は良い母になったと知ってほしいとテキストが流れます。
日本公開日
アメリカでの公開は2017年12月8日。日本は2018年夏に公開されます。