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ディズニー『ヘラクレス』がミュージカル化へ!あらすじ 公演最新情報


1997年公開のディズニーアニメ「ヘラクレス」がブロードウェイミュージカル化へ。

アラン・メンケン作曲。ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督のディズニーアニメ「ヘラクレス」がミュージカルとして舞台に蘇ります!

この記事では、ブロードウェイミュージカル「ヘラクレス」の公演情報、キャストや演出、見どころ、評価についてご紹介します。

 

 

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本日も"ディズニーとミュージカルのことならアートコンサルタント"をお読みいただきありがとうございます。

最近はディズニーとミュージカル以外の記事が多かったのですが、ついにこのサイト的にど真ん中のニュースをご紹介します

 

「♪I have often dreamed♪」

この歌詞はご存知ですか?そうです。「ヘラクレス」の『Go the Distance』です。

なんと、ディズニーファンが長年ミュージカル化を夢見ていたアニメ映画「ヘラクレス」がついに劇場に登場するのです!

 

2019年夏デラコート・シアター(野外劇場)にて上演決定!(オフ・ブロードウェイ公演)

さて、ディズニー「ヘラクレス」が2019年8月31日〜9月8日にセントラルパークにある野外劇場デラコート・シアターで上演されることが決定しました。

 

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ギリシャを思わせる?野外劇場で世界初演を迎えるようです。

 

キャスト

ヘラクレス役:ジェラニ・アラディン

26歳ニューヨーク生まれのミュージカル俳優。

2018年にミュージカル「アナと雪の女王」でブロードウェイデビュー。

 

メグ役:クリスタ・ロドリゲス

34歳アメリカ生まれのミュージカル女優、歌手。

代表作に、ミュージカル「アダムス・ファミリー」ウェンズデー、「春のめざめ」リズなど。

 

ハデス役:ロジャー・バート

56歳アメリカ生まれの俳優。

代表作に、「きみはいい人チャーリー・ブラウン」スヌーピー(トニー賞受賞)、「プロデューサーズ」カルメン・ギアなど。

アニメ版「ヘラクレス」では主人公ヘラクレス(幼い頃)の歌を担当。

 

フィル役:ジェームズ・モンロー・アイグルハート

44歳カルフォルニア出身のミュージカル俳優。

2014年にミュージカル「アラジン」ジーニー役でトニー賞を受賞。

 

カリオぺ役:タミカ・ローレンス

ミューズのリーダーであるカリオペ役(新キャラ)には、タミカ・ローレンス。

ブロードウェイでは「ビューティフル」「マチルダ」「ディア・エヴァン・ハンセン」に出演しています。

 

演出はリア・デベッソネット、チェイス・ブロック(振付)

演出にはリア・デベッソネット、そしてチェイス・ブロック。

リア・デベッソネットは2018年オフ・ブロードウェイ上演の「Miss You Like Hell」や、「A Midsummer Night's Dream」を演出しています。初のブロードウェイ演出作となります。

チェイス・ブロックは、2019年にブロードウェイで上演される「Be More Chill」や、2011年に上演された「Spider-Man Turn Off the Dark 」の振付を手がけております。

 

アラン・メンケンが語る「ヘラクレス」ミュージカル化

アラン・メンケンとは

アラン・メンケンは、1949年アメリカ生まれの作曲家。

今までにアカデミー賞を8回獲得。

さらに「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」やディズニーミュージカル「ニュージーズ」など舞台作品の音楽も手がけ、「ニュージーズ」は2012年のトニー賞で作曲賞を含む8部門でノミネートを果たしています。

メンケン代表作

  • リトル・マーメイド
  • 美女と野獣
  • アラジン
  • ポカホンタス
  • ノートルダムの鐘
  • ヘラクレス
  • 魔法にかけられて
  • 塔の上のラプンツェル

 

現在ブロードウェイではアラン・メンケンが手がけたミュージカル「アラジン」「ブロンクス物語」が上演中。

また、最新作はディズニーの実写映画「美女と野獣」。本作でも『Evermore』など素敵な新曲をいくつも披露しました。

 

「ヘラクレス」上演の発言について

「ニュージーズ」のような優れた作品に

1997年に公開された「ヘラクレス」の舞台化が進んでいる。

世界中のディズニーファンが喜ぶこのニュースは、「ヘラクレス」の作曲家であるアラン・メンケンにより語られた内容が基になっています。

「ミュージカル『ニュージーズ』のように、『ヘラクレス』も観客を驚かせる時が必ず来るよ」

アラン・メンケンはカルフォルニアで発行される情報誌Orange County Registerにこう語ったのです。

 

「そうなんだ、実は今『ヘラクレス』の舞台化に動いているんだ」

 

2018年2月よりプレビュー公演がはじまったミュージカル「アナと雪の女王」。「リトル・マーメイド」「アラジン」とディズニーは人気アニメ映画を次々と舞台化しています。

他にもディズニーの人気アニメ映画は数多くありますが、アラン・メンケンのディズニーへの貢献度は高く、彼の作品が優先的にミュージカル化されるのは当然のことでしょう。

 

 

日本(劇団四季)での上演について

日本では数々のディズニーミュージカルが劇団四季により上演されてきました。

ブロードウェイ公演をしていない「ノートルダムの鐘」でさえ、劇団四季では上演してきたのです。

ミュージカル「ヘラクレス」がアメリカでヒットした場合、日本公演の可能性も高いでしょう。

 

 

ディズニー「ヘラクレス」の魅力

ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ作品の特徴とは?

後出しジャンケンですが、もしディズニーが次にアニメをミュージカル化するなら、音楽と脚本の素晴らしい「ヘラクレス」か「モアナと海の伝説」だと思っていました。

 

ミュージカルでは脚本と音楽が重要だと思っています。

音楽に関しては、「ヘラクレス」はアラン・メンケン。「モアナと海の伝説」はリン・マニュエル・ミランダ。

そして、ヘラクレスもモアナもジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督作品。

ディズニーファンならご存知でしょう。このコンビの作品は泣かせどころ、笑わせどころが絶妙に絡み合っています。

このコンビの作品は歌も豊富です。ストーリーも歌も上質で、ミュージカル化へのポテンシャルが高いのです。

監督作

  • リトル・マーメイド
  • アラジン
  • ヘラクレス
  • トレジャー・プラネット
  • プリンセスと魔法のキス
  • モアナと伝説の海

 

アラン・メンケンの名曲がそろっている「ヘラクレス」

特に「ヘラクレス」はアラン・メンケン作曲の美しい主題歌、挿入歌が味わえる作品です。

  • 『The Gospel Truth』
  • 『One Last Hope』
  • 『Zero To Hero』
  • 『恋してるなんて言えない(I Won't Say I'm In Love)』
  • 『A Star Is Born』

そして日本では藤井フミヤ、アメリカではマイケル・ボルトンが歌った主題歌『Go the Distance』

女神たちが歌うゴスペルソング『Zero To Hero』などダンスナンバーもあります。

歌もダンスも楽しめる点で、ミュージカル化へのハードルが低い作品といえるでしょう。

 

キャラクターも魅了的

また、キャラクターの魅力もずば抜けています。

主人公ヘラクレスの成長を描いたストーリーですが、ヘラクレスだけでなくミステリアスなヒロインのメガラ。そして悪役ハデスもディズニーファンから絶大な人気を得ています。

ディズニーハロウィンでは頭一つ抜きん出たハデスをよく見かけます。

 

声優も豪華

ヘラクレスはテイト・ドノハン、ピロクテテス(フィル)はダニー・デヴィト、ハデスはジェームズ・ウッズ、メガラはスーザン・イーガン、女神たちにはブロードウェイで活躍するリリアス・ホワイト、ロズ・ライアンも参加しています。

また、日本版吹替では成長したヘラクレスをTOKIOの松岡昌宏、メガラを工藤静香が演じました。

 

 

作品紹介【あらすじ・楽曲】

アニメ映画「ヘラクレス」の監督はジョン・マスカー&ロン・クレメンツのコンビ。

ジョン・マスカー&ロン・クレメンツ

今までに監督として、

  • 「リトル・マーメイド」
  • 「アラジン」
  • 「トレジャープラネット」
  • 「プリンセスと魔法のキス」
  • 「モアナと伝説の海」

を手がけてきました。

ディズニーの中では比較的マイナーな作品と言える「トレジャープラネット」含め、全作品でアカデミー賞にノミネート・受賞を果たしています。

 

ディズニールネサンスを築いた監督

「リトル・マーメイド」から始まるディズニールネサンス期の礎を築いてきた監督コンビです。

2004年にディズニーを退社以降、ディズニー作品に良作が生まれなかったのはジョン・マスカー&ロン・クレメンツがいなかったことが大きな原因です。

ディズニーへの復帰後、初作品「プリンセスと魔法のキス」、そして2017年に日本でも公開された「モアナと伝説の海」でアカデミー長編アニメ賞&歌曲賞にノミネートしています。

 

今までに「リトル・マーメイド」「アラジン」がミュージカル化

ミュージカル化されたのは「リトル・マーメイド」「アラジン」。どちらもブロードウェイ、日本で上演されています。

 

音楽

アニメ「ヘラクレス」の主題歌「Go the Distance」はアカデミー歌曲賞にノミネート。

作詞はデイビット・ジッペル。劇中で歌ったのはトニー賞獲得経験も持つロジャー・バートです。

 

ストーリー

ギリシャ神話の昔。オリンポスの偉大な支配者ゼウスに息子が生まれました。名前はヘラクレス。稲妻をおもちゃにするほどの力を持った赤ちゃんに、ゼウスの地位を狙う死者の国の神ハデスは将来を案じ、ヘラクレスを人間の世界へ追いやってしまいます。

成長し自分が神の子であることを知ったヘラクレスは、父との再会をはたしますが、神となる条件はただ一つ“本当のヒーロー”になることでした。修行の旅に出たヘラクレスに次々に襲いかかるハデスの罠。果たしてヘラクレスは“本当のヒーロー”になれるのでしょうか。

ディズニー公式サイトより

 


 

ディズニー・シアトリカル・プロダクションズの発表

ディズニーのミュージカルを手がけるのはディズニー・シアトリカル・プロダクションズ。

以前、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズのスポークスマンは

『ヘラクレス』はアラン・メンケンが作曲した優れた数々の作品の1つです。しかし、今のところミュージカル化は進んでいません

とメディアの質問に答えています。

ただ、メンケンがミュージカル化を進める意思があることは彼の発言からも確実であり、

アラン・メンケンが手がけてきたディズニーアニメ映画がミュージカル化されてきた背景にまで目を向けてみると、メンケンの貢献度を考慮すれば、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズがミュージカル「アナと雪の女王」の次に進める最有力候補作品として「ヘラクレス」が選ばれたのは必然でしょうか。

また、アラン・メンケンが手がけたディズニーアニメ映画でまだミュージカル化されていないのは「ポカホンタス」「塔の上のラプンツェル」の2つです。

次は「ポカホンタス」か「塔の上のラプンツェル」か。

ラプンツェルはキャラクターの人気も高いですが、近年はキラキラ系プリンセス作品のミュージカル化が続いています。

「ポカホンタス」になるのかどうか、今後もディズニーアニメのミュージカ化に目が離せないですね!

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