今回は「ダークナイト」「インセプション」など大ヒット作を生み出すクリストファー・ノーラン監督作品の中でも、最も面白い作品を発表します!
クリストファー・ノーラン(1970年- イギリス)
子どもの頃から8ミリでの撮影を始め、89年に短編「tarantella」が公共放送サービスで放映される。ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで英文学を専攻するかたわら、16ミリで映画製作を行う。初長編作品「フォロウィング」(98)がトロント、ロッテルダム、香港などの映画祭で高い評価を受け、続く「メメント」でインディペンデント・スピリッツ・アワードの監督賞と脚本賞を獲得。「バットマン」新シリーズの第1弾「バットマン・ビギンズ」の監督に抜てきされ、続編の「ダークナイト」も大ヒットした。その後も「プレステージ」「インセプション」「バットマン」シリーズ第3弾と話題作が続く。ほとんどの作品で、弟のジョナサンと共同または単独で脚本も担当している。 映画.com
父親がもともとロンドンでコピーライターをしており、芸術の分野に進んだのも、また芸術に対するセンスも父親の影響が働いてると考えられるでしょう。
イギリス最高峰の教育機関であるロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンでも最初は英国小説を学んでいました。
「メメント」や「インセプション」に代表されるフラッシュバックの技法はまるで小説のようです。読む毎に複数の場面や世界で多重構造化されてゆくのが小説の特徴です。
小説というパラレルな物語進行を学んでいたからこそ、クリストファー・ノーランの作風が完成したことは確かだと思います。
これほど全作品高い評価を受ける監督はいない!
今回の記事を書いていて驚いたことは、すべての作品の評価が高いことです。多くの監督に共通して言えることは「波がある」ということです。スピルバーグやヒッチコックでさえ、作品の出来には波があります。
でもノーランにはそれがありません。初期の作品である「フォロウィング」から新しい作品「インターステラー」まですべての作品で一貫して高い評価=質を保っています。
順位のつけ方
この記事では公平性を保つために、海外2大映画レビューサイトである「IMDb」と「ロッテン・トマト」の点数を基にしてます。
個人的な見解は置いておいて、正確なランキングを出しました。
点数の見方です。
たとえば、「スターウォーズ エピソード7」を例にしましょう。
90点 スター・ウォーズ/フォースの覚醒
この場合、「IMDb」と「ロッテン・トマト」の観客部門&批評家部門、よって三つの点数を平均したら90点だったということです。
また、
- 海外批評家:92点
- 海外観客:94.2点
- 日本人の評価:3.84/5
「海外批評家」「観客」「日本人」と三つの項目の点数もそれぞれ記載してます。
日本人の評価は「Yahoo!映画」を参考にしています。
硬質な作品が好みの場合は「海外批評家」部門を、家族で楽しむなら「日本人」部門を、カップルや気軽に見たいのであれば「観客」部門を参考にしてください。
それでは、ランキングの発表です!
1位はこの作品!
96点 ダークナイト(2008)
- 英題:THE DARK KNIGHT
- 海外批評家:94点
- 海外観客:97点
- 日本人の評価:4.43/5
キャスト
クリスチャン・ベール 「ザ・ファイター」
ヒース・レジャー 「ブロークバック・マウンテン」
アーロン・エッカート 「サンキュー・スモーキング」
マギー・ジレンホール 「クレイジー・ハート」
ゲイリー・オールドマン 「裏切りのサーカス」
マイケル・ケイン 「サイダーハウス・ルール」
解説
映画『バットマン ビギンズ』の続編で、バットマンの最凶最悪の宿敵であるジョーカーの登場で混乱に陥ったゴッサムシティを守るべく、再びバットマンが死闘を繰り広げるアクション大作。監督は前作から続投のクリストファー・ノーラン。またクリスチャン・ベイルも主人公、バットマンを再び演じる。そして敵役のジョーカーを演じるのは2008年1月に亡くなったヒース・レジャー。シリーズで初めてタイトルからバットマンを外し、新たな世界観を広げたダークな展開に目が離せない。
あらすじ
悪のはびこるゴッサム・シティーを舞台に、ジム警部補やハービー・デント地方検事の協力のもと、バットマンは街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。 シネマトゥデイ
アカデミー賞
- 助演男優賞 ヒース・レジャー
- 音響編集賞
- 撮影賞(ノミネート)
- 美術賞(ノミネート)
- メイクアップ賞(ノミネート)
- 視覚効果賞(ノミネート)
- 編集賞(ノミネート)
『ダークナイト』の悪役ジョーカーと『ダークナイト ライジング』の悪役ベインの違いについて
『ダークナイト』のヒース・レジャー演じる「ジョーカー」への支持が高い理由を海外ブロガーのカーシックさんが説明しているので引用します。
「ジョーカーは、そのもっとも純粋な形式における無政府を要求するからこそ、いまあるブルジョア文明の欺瞞に批判的な注意を喚起する。だが彼の見解は、大衆行動に転換する力を持たない。だが、ベインは抑圧システムに対する実体的脅威という立場を占めている。
彼(ベイン)の力は、その肉体だけでなく、政治的目的を達成するために人民に指令を下し動員するその能力にも拠っている。彼は前衛を、構造変化をもたらすためにみずからの名のもとで政治闘争を遂行する被抑圧者の組織された代表を、体現している。そうした力、もっとも巨大な転覆可能性を携えたその力を、システムは、しかし、受け容れることができない。だからこそ、殲滅される必要があるのである。」
(参考:スラヴォイ・ジジェク「2011年 危うく夢見た一年」)
2位はこの作品!
94.4点 メメント(2000)
- 英題:Memento
- 海外批評家:92点
- 海外観客:94.2点
- 日本人の評価:3.84/5
キャスト
ガイ・ピアース 「L.A.コンフィデンシャル」「英国王のスピーチ」
キャリー=アン・モス 「マトリックス」
ジョー・パントリアーノ 「マトリックス」
解説
前向性健忘(発症以前の記憶はあるものの、それ以降は数分前の出来事さえ忘れてしまう症状)という記憶障害に見舞われた男が、最愛の妻を殺した犯人を追う異色サスペンス。
あらすじ
ロサンジェルスで保険の調査員をしていたレナード。ある日、何者かが家に侵入し、妻がレイプされたうえ殺害されてしまう。その光景を目撃してしまったレナードはショックで前向性健忘となってしまう。彼は記憶を消さないためポラロイドにメモを書き、体にタトゥーを刻みながら犯人の手掛かりを追っていく……。 allcinema ONLINE
アカデミー賞
- 脚本賞(ノミネート)
- 編集賞(ノミネート)
91.6点 インセプション(2010)
- 英題:Inception
- 海外批評家:86点
- 海外観客:94.4点
- 日本人の評価:4.08/5
キャスト
レオナルド・ディカプリオ 「タイタニック」
渡辺謙 「ラストサムライ」
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット 「ダークナイト ライジング」
マリオン・コティヤール 「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」
エレン・ペイジ 「JUNO/ジュノ」
トム・ハーディ 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
解説
『ダークナイト』の気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。主役を務めるのは『シャッター アイランド』のレオナルド・ディカプリオ。物語のキーマンとなる重要な役どころを『ラスト サムライ』の渡辺謙が好演する。斬新なストーリー展開と、ノーラン監督特有のスタイリッシュな映像世界に引き込まれる。
あらすじ
コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。 シネマトゥデイ
アカデミー賞
- 撮影賞
- 視覚効果賞
- 音響編集賞
- 録音賞
- 作品賞(ノミネート)
- 脚本賞(ノミネート)
- 美術賞(ノミネート)
90.8点 プレステージ(2006)
- 英題:The Prestige
- 海外批評家:92点
- 海外観客:90.2点
- 日本人の評価:3.47/5
キャスト
ヒュー・ジャックマン 「レ・ミゼラブル」
クリスチャン・ベール
マイケル・ケイン
スカーレット・ヨハンソン 「ロスト・イン・トランスレーション」
デヴィッド・ボウイ 「戦場のメリークリスマス」
解説
クリストファー・プリーストの人気小説を、『メメント』のクリストファー・ノーラン監督が映画化した壮大な人間ドラマ。かつて友人同士だった男たちが、奇術によって運命を狂わせていく様をスリリングにみせる。互角の実力を持つマジシャン役を『X-メン』シリーズのヒュー・ジャックマンと、『バットマン ビギンズ』のクリスチャン・ベイルが熱演。それぞれに趣向を凝らしたトリックで相手を追い詰めていく過程に興奮する。ヒロイン役にふんするスカーレット・ヨハンソンの魅惑的な衣装にも注目。
あらすじ
若く野心に満ちたロバート(ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド(クリスチャン・ベイル)は、マジシャン(マイケル・ケイン)の助手をしていた。ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増す。 シネマトゥデイ
アカデミー賞
- 撮影賞(ノミネート)
- 美術賞(ノミネート)
90.5点 ダークナイト ライジング(2012)
- 英題:The Dark Knight Rises
- 海外批評家:87点
- 海外観客:92.2点
- 日本人の評価:4.13/5
キャスト
クリスチャン・ベール
マイケル・ケイン
ゲイリー・オールドマン
アン・ハサウェイ 「レ・ミゼラブル」
トム・ハーディ
マリオン・コティヤール
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
解説
鬼才クリストファー・ノーラン監督が、『ダークナイト』に続いて放つアクション大作。8年間平和を保ってきたゴッサム・シティを狙うベインが出現し、再びダークナイト(バットマン)と激しい攻防を繰り広げる様子を映し出す。今回も主演のクリスチャン・ベイルをはじめ、マイケル・ケインやゲイリー・オールドマンらが続投。新キャストのアン・ハサウェイやトム・ハーディらと共に見せる、最終章にふさわしい壮絶なストーリー展開に熱狂する。
あらすじ
ジョーカーがゴッサム・シティーを襲撃するものの、ダークナイトが死闘を繰り広げ彼を撃破してから8年後。再びゴッサム・シティの破壊をもくろむベイン(トム・ハーディ)が現われ……。 シネマトゥデイ
ベインの長所である「無条件の愛」について
ベインはかつて牢獄で命をほとんど失いかけても、子供のタリアを救いました。
ブロガーのカーシックさんはこの出来事を「暴力を『愛の業』として称賛するキリストからチェ・ゲバラに到る長い伝統に位置付けている」と語ります。
「一見するに戯言のように聞こえるかもしれないが、あえて言えば、真の革命家は愛という強い感情に導かれている。この資質を欠いた真っ当な革命家を考えることなどできない」(チェ・ゲバラ)
(参考:スラヴォイ・ジジェク「2011年 危うく夢見た一年」)
90.1点 バットマン ビギンズ(2005)
- 英題:Batman Begins
- 海外批評家:84点
- 海外観客:93.1点
- 日本人の評価:3.83/5
キャスト
クリスチャン・ベール
ライナス・ローチ
ケイティ・ホームズ 「go」
マイケル・ケイン
トム・ウィルキンソン 「フル・モンティ」
リーアム・ニーソン 「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」
渡辺謙
ゲイリー・オールドマン
解説
クリスチャン・ベールを主演に迎え、バットマン誕生の伝説を描くエンターテインメント超大作。監督は『インソムニア』のクリストファー・ノーラン。リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマンなどの演技派に加え、日本の渡辺謙も出演している。ヒロインを演じるのは、ケイティ・ホームズ。人間ドラマにスポットをあてた構成は既存の『バットマン』シリーズとは一線を画す。
あらすじ
両親を殺害されたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、世の中に幻滅し、不当な闘いを終わらせ、弱者を餌食にする悪党を倒すことを心に誓う。 シネマトゥデイ
アカデミー賞
- 撮影賞(ノミネート)
83.9点 インターステラー(2014)
- 英題:Interstellar
- 海外批評家:71点
- 海外観客:90.3点
- 日本人の評価:4.18/5
キャスト
マシュー・マコノヒー 「ダラス・バイヤーズクラブ」
アン・ハサウェイ
ジェシカ・チャステイン 「ツリー・オブ・ライフ」
マイケル・ケイン
解説
『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が放つSFドラマ。食糧不足や環境の変化によって人類滅亡が迫る中、それを回避するミッションに挑む男の姿を見つめていく。主演を務める『ダラス・バイヤーズクラブ』などのマシュー・マコノヒーを筆頭に、『レ・ミゼラブル』などのアン・ハサウェイ、『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインら演技派スターが結集する。深遠なテーマをはらんだ物語に加え、最先端VFXで壮大かつリアルに創造された宇宙空間の描写にも圧倒される。
あらすじ
近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというものだった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すことを決意して宇宙船へと乗り込む。 シネマトゥデイ
アカデミー賞
- 視覚効果賞
- 作曲賞(ノミネート)
- 音響編集賞(ノミネート)
- 録音賞(ノミネート)
- 美術賞(ノミネート)
82.7点 インソムニア(2002)
- 英題:Insomnia
- 海外批評家:92点
- 海外観客:78点
- 日本人の評価:3.40/5
キャスト
アル・パチーノ 「ゴッドファーザー」
ヒラリー・スワンク 「ミリオンダラー・ベイビー」
ロビン・ウィリアムズ 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」
あらすじ
アラスカ・ナイトミュート。いまの時期は24時間太陽が沈まないこの町で17歳の少女の変死体が発見された。翌日、ロス警察のウィル・ドーマーが相棒のハップとともに応援にやって来る。ウィルは今までの豊富な経験を駆使し、犯人をおびき出す方法を思いつく。思惑通り海辺の小屋に犯人が姿を現わす。しかし、深い霧に犯人を見失ったウィルは誤って相棒を射殺してしまう。自分が射殺した事実を地元警察に告白しそびれたウィルは白夜も手伝って不眠症に陥る。不眠が続いて3日目の早朝、ウィルのもとに少女殺しの犯人から電話がかかってくる…。 allcinema ONLINE
82.5点 フォロウィング(1998)
- 英題:Following
- 海外批評家:78点
- 海外観客:84.7点
- 日本人の評価:3.66/5
あらすじ
作家志望の男ビルは、創作のヒントを得るため、通りすがりの人々のあとをつける行為を繰り返していた。ある日、ビルがいつものように男をつけていると、尾行していることがその男、コッブにバレてしまう。だが、コッブもまた、他人のアパートに不法に侵入し、私生活を覗き見る行為に取りつかれていた。ビルは次第にコッブに感化されていく。数日後、ビルはコッブと二人で侵入したアパートで見た写真の女性に興味を抱く。やがて、彼女の尾行を始めるビルだったが、その日を境に、彼は思わぬ事件に巻き込まれていく……。 allcinema ONLINE
製作総指揮の作品
56.2点 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016)
- 英題:Batman v Superman: Dawn of Justice
- 海外批評家:27点
- 海外観客:65点
- 日本人の評価:3.32/5
キャスト
ベン・アフレック 「アルゴ」
ヘンリー・カヴィル 「マン・オブ・スティール」
エイミー・アダムス 「魔法にかけられて」
ジェシー・アイゼンバーグ 「ソーシャル・ネットワーク」
解説
世界的人気を誇るスーパーヒーロー、スーパーマンとバットマンが互いに全力を尽くしてバトルに挑む姿を描くアクション大作。英雄から一転、悪に傾倒したスーパーマン相手に激しい戦いを繰り広げる人類の最後の希望バットマンとの最終対決を映し出す。二大ヒーローを熱演するのは、『マン・オブ・スティール』に続きヘンリー・カヴィルと『アルゴ』などのベン・アフレック。人知を超えた能力を持つ男たちの死闘の行方も見どころ。
あらすじ
バットマンは、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマンは、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり……。 シネマトゥデイ
42.3点 トランセンデンス(2014)
- 英題:Transcendence
- 海外批評家:20点
- 海外観客:53.5点
- 日本人の評価:2.83/5
キャスト
ジョニー・デップ 「スリーピー・ホロウ」
レベッカ・ホール 「それでも恋するバルセロナ」
ポール・ペタニー 「アベンチャーズ」
ケイト・マーラー 「オデッセイ」
解説
『ダークナイト』シリーズなどのクリストファー・ノーラン監督が製作総指揮を務めるSFサスペンス。亡き科学者の意識がアップロードされた人工知能が進化を果たし、人類や世界を混乱に陥れていく。メガホンを取るのは、『インセプション』『マネーボール』などの撮影を手掛けてきたウォーリー・フィスター。ジョニー・デップ、モーガン・フリーマンら、実力派スターが顔をそろえる。電脳化が進む現代に警鐘を鳴らす物語と鮮烈なビジュアルに息をのむ。
あらすじ
人工知能PINNの開発研究に没頭するも、反テクノロジーを叫ぶ過激派グループRIFTに銃撃されて命を落としてしまった科学者ウィル(ジョニー・デップ)。だが、妻エヴリン(レベッカ・ホール)の手によって彼の頭脳と意識は、死の間際にPINNへとアップロードされていた。ウィルと融合したPINNは超高速の処理能力を見せ始め、軍事機密、金融、政治、個人情報など、ありとあらゆるデータを手に入れていくようになる。やがて、その進化は人類の想像を超えるレベルにまで達してしまう。 シネマトゥデイ
『ダークナイト』シリーズについて書かれた本