ミュージカル版「チャーリーとチョコレート工場/Charlie and the Chocolate Factory」のあらすじ・評価、魅力をご紹介します!
Charlie and the Chocolate Factory
2005年に公開された映画「チャーリーとチョコレート工場」のミュージカル版。
ジョニー・デップ演じたウィリー・ウォンカ役が印象的な作品。
2013年にウエストエンドで初演を迎え、2017年現在ブロードウェイで上演されています。
Charlie and the Chocolate Factory
日本でも確実に上演される!
日本でも東宝かホリプロ主催で確実に何年後かにされるでしょう。この記事では日本版の最新情報なども随時更新予定です。
子どもに見せたいミュージカル!
このミュージカル、私の中は子どもに見せたいオススメの作品です。主題歌とも言える「Pure Imagination」のシーン&メッセージが素敵すぎる。
『There is no life i know To compare with pure imagination(純粋なイマジネーションに匹敵する人生はない)』
「想えば必ず叶う」という子どもに最も伝えたいテーマが作品の根幹になっているのです。
この素敵なミュージカルについてまとめましたので、最後までご覧ください。
私はミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」のココをおすすめする!【評価】
今までいくつかのおすすめ記事を公開してきました。
SNSで反響があったのはこの2つでしょうか。
そんな私なりに考えたミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」のおすすめポイントを今回は3つにまとめてご紹介します。
①イマジネーションを具現化する素敵な舞台美術に演出!
決して舞台に美術が多いからといって「良い舞台」にはならないし、コンテンポラリーダンスのような全くセットがない舞台でも、光と影で素敵な空間にすることもできる。
また、舞台美術が優れていても照明の当て方で見え方が違ってくる。
しかし、この「チャーリーとチョコレート工場」に関してはどんな評価や感想であれ、映画を一度見ているものであればどんな舞台セットなのか気にならない人はいないはず!!!
あの映画のファンタジーな異世界がどのように舞台上に再現されるのか!?どんな世界に観客を連れて行ってくれるのか。
MovieWeb
楽しみですよね!?
ミュージカル版ではこう再現されている!
例えば映画でも印象的な小人が踊るシーン、見事に再現されています。
lovetheatre
これはバイオレット・ボーレガード!「お腹がいっぱいになるガム」の副作用で体が膨らんでしまっています。
ベルーカ・ソルトはダストシュートの中に落ちてしまいます。
どうでしたか?まだまだ見たい方は予告動画をチェックしてみてくださいね。
②とにかくウィリー・ウォンカ役に注目
今までのウィリー・ウォンカ役
- 2005年の映画版ではジョニー・デップ(映画「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」でゴールデングローブ賞受賞)
- ウエストエンド版ではダグラス・ホッジ(「ラ・カージュ・オ・ フォール」でトニー賞受賞)
- ブロードウェイ版ではクリスチャン・ボール(「Peter and the Starcatcher」「サムシング・ロッテン!」でトニー賞受賞)
日本版だと誰が演じると思います?
若ければ市村正親だったでしょう。しかし今やるなら石丸幹二?川平慈英?中川晃教?井上芳雄や福井晶一も見てみたい!
とにかく、この超ユニークなキャラクターを生で見られることが幸せなのです。
③音楽・サントラが素敵、特に「Pure Imagination」
先ほど紹介した「Pure Imagination」の原曲は1971年に公開されたミュージカル映画「夢のチョコレート工場/Willy Wonka & the Chocolate Factory」、「チョコレート工場の秘密」初の映画化作品に登場しました。
この「Pure Imagination」が歌われるのは映画でも印象的なガラスのエレベーターで移動するシーン。ウォンカとチャーリーのデュエットソングです。
ジョシュ・グローバンなど数々のアーティストに歌われてきた名曲
数々の映画に使われ、また歌われてきました。
特にジョシュ・グローバンの歌う「Pure Imagination」は素敵すぎる!
https://youtu.be/oC8-yF5R0Ng
あと、ウンパ・ルンパのテーマソング「ウンパ・ルンパの歌」が良いですよ。出だしがキャッチーすぎる。
いかがでしたでしょうか?素敵なメッセージに美しいソング、楽しいシーンの数々。
観客もウィリー・ウォンカの世界に入り込んだ気持ちになるテーマパーク的なミュージカルだと言えるかもしれませんね。
内容・評価
ここでは「チャーリーとチョコレート工場」の上演歴やアワードでの評価をご紹介します。
原作はロアルド・ダールの児童文学
原作は1964年に発表されたロアルド・ダールの児童文学『チョコレート工場の秘密』です。
続編は『ガラスのエレベーター 宇宙にとびだす』。
過去2度の映画化
1971年『夢のチョコレート工場』、2005年『チャーリーとチョコレート工場』と2度映画化されています。
1971年『夢のチョコレート工場』では脚本を原作者のロアルド・ダールが執筆しました。
また、2005年版の監督はティム・バートンです。
ミュージカル上演歴
2013年6月にウエストエンドで初演を迎え、2017年1月まで1293回上演されました。
2017年4月よりブロードウェイにて上演されています。
演出・音楽
演出は「アメリカン・ビューティー」でアカデミー監督賞を獲得したサム・メンデス。映画「007 スカイフォール」などを手がけてきたサム・メンデスのキャリアはウエストエンドから始まっています。
24歳の時にジュディ・デンチ出演のチェーホフ「桜の園」を演出、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団し、その後はウエストエンド&ブロードウェイで「オリバー!」「キャバレー」「ジプシー」などのリバイバルミュージカル作品を演出してきました。
上演時間
ブロードウェイ版の上演時間は2時間30分です。
アワード
ローレンス・オリヴィエ賞では7部門ノミネート、照明デザイン&衣装デザイン賞で受賞しています。
ローレンス・オリヴィエ賞
- 作品賞
- 主演男優賞
- 助演賞
- 舞台デザイン賞
- 照明デザイン賞
- 衣装デザイン賞
- 振付賞
ネタバレ・あらすじ
すでに映画や小説でご存知の方も多いとは思いますが、あらすじをご紹介します。
ストーリー
「エヴァーラスティング・ゴブストッパー(永遠に終わらないガム)」を発明した有名なお菓子発明家のウィリー・ウォンカは、おどろくべき発表をしました。彼の奇妙でミステリアスな工場を見学できるゴールデンチケットをチョコレートの中に入れたのです。貧しいけれども心の優しい少年チャーリー・バケット、そして他の4人の少年少女がゴールデンチケットを手に入れます。
5人の少年少女は、人生を変える魅力的な世界へと出かけます。チョコレートの滝、ナッツを砕くたくさんのリス、美しいガラスのエレベーター、案内係は小人のウンパ・ルンパ。
純粋な想像が織りなす美しい世界は、美しい心を持ったものにふさわしく、心の優しい少年チャーリー・バケットが唯一ウィリー・ウォンカの後を継ぐことになります。
子どものイマジネーションを豊かにし、大人の心をピュアにさせる素敵なミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」。
日本で上演された際のキャスティングも気になりますね。
このサイトではこれからもミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」の魅力をお伝えします。