「ブラックパンサー(Black Panther)」のネタバレを最初からエンドロールまで!バッキー登場
2018年3月1日に公開されるマーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズ3第6作目。
さて、すでにアメリカや日本で「ブラックパンサー」が公開され始め、高い評価を得ています。
初めて黒人が主人公のマーベル・シネマティック・ユニバース作品ということで話題になった「ブラックパンサー」。今後、あらゆる人種がマーベル作品の主人公として登場する可能性も広げており、メモリアルな作品になると思っています。
それでは「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」につながる重要な映画「ブラックパンサー」のネタバレ・あらすじ・エンドロールシーンの意味について解説します。
単独的作品要素の強い「ブラックパンサー」
今まで、私たちはマーベルそしてDCから数多くのスーパーヒーローを映画で目にしてきました。
地球を守るために他の惑星からやってきたスーパーマンやソー。そしてアメリカの軍隊に所属して母国を守るキャプテン・アメリカやウォー・マシーンなど。
しかし、ライアン・クーグラーが脚本・監督を務めた「ブラックパンサー」は今までの作品とは大きく異なっています。まず、主人公がアフリカ出身であること。
そしてほとんどすべてのキャストがアフリカ系であること。さらに、フィクションの国であるアフリカのワカンダが舞台であること。
つまり、単独作品的な要素が強いということです。
これは、ある意味今までのファンからすれば異質に感じますが。一方でブラックパンサーで初めてマーベルを見る人にすれば、ストーリーを理解しやすい作品だとも言えます。
実際に、作品の評価は高く。今までのファンも、これからマーベルの世界にエントリーする人も。どちらも楽しめる作品になっています。
それでは、さっそく「ブラックパンサー」のネタバレをご紹介します。
ネタバレ(エンドロール)
これからはネタバレとなります。まだ見てない方。ネタバレが見たくない人は読まないでくださいね。
また、いつものマーベル作品通り、エンドロール(エンドクレジット)で2つの今後の展開を示唆するシーンが出てきました。
そのシーンについても説明します。
「ブラックパンサー」の重要性
「ブラックパンサー」がマーベル・シネマティック・ユニバースに占める重要性は高いことは確実。
というのも次の作品が「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」だけあって、「アベンジャーズ」ないしこのユニバースの行方を占う作品でもあるからです。
監督のライアン・クーグラーも「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」を意識した作品づくりをしたに違いありません。
では、「ブラックパンサー」のエンドクレジットでは「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」につながるどんなシーンが登場したのでしょうか。
正直言うと、エンドクレジットで登場した2つのシーンは観客をあっと驚かせるようなものではありませんでした。
ある意味、多くの観客が抱いていた想像の斜め上をゆくものであったことも確かです。
もしこのクレジットシーンについて知りたいのであれば、以下の記事をお読みください。
一つ目のシーン
最初のエンドロールシーンは、「ブラックパンサー」の物語を終わらせるエピローグの働きをしています。
ブラックパンサーとして戦うティ・チャラが国連に到着。今まで隠してきた国家ワカンダの最先端技術。これを世界と共有すると宣言します。
理由はおそらく簡単で。世界をより良いものにするという王としての使命に目覚めたからでしょう。
また、地球上にあって宇宙のどこかの都市のようなワカンダ。この国がマーベル・シネマティック・ユニバースに取り込まれることで、全体的な世界観が近未来的になる可能性があります。
一つ目のシーンは、正直多くの人が期待していたものではないと思います。では二つ目のシーンを紹介します。
二つ目のシーン
「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」に直接つながるのはこのシーンです。ワカンダの小さな村。 子供達が小屋で遊んでいます。そこに「ブラックパンサー」にティ・チャラの妹でありワカンダのプリンセスであるシュリ(日本語吹替は百田夏菜子)が登場。子供達に一人の男を残して去るように伝えます。
子供達が走り去り、そこにいる男の正体が分かります。シュリはバッキー/ウィンター・ソルジャーに会いに来たのです。
小屋から歩き出すと、バッキーの腕が新しくなっています。シュリが具合はどうだ?と聞くと、以前よりもだいぶ気分が良いと答えます。
ティ・チャラとシュリはバッキーに移植されていたヒドラのプログラミングを除去したのです。
あらすじのネタバレ(ラストシーンまで)
何世紀も前のこと...
何世紀も前に、5つのアフリカの部族が宇宙で生まれた金属ヴィブラニウムの隕石を得るために戦争をおこないました。
そして戦士は、その金属によって突然変異した「ハート型ハーブ」を摂取し、超能力を得ました。彼は最初の "ブラックパンサー"となり、部族を統一してワカンダの国を形成します。ジャバリ族はブラックパンサーのルールに従おうとはせず、寒い山々にとどまることを選びました。
ヴィブラニウムを使用し発展するワカンダ国
時が経ち、ワカンダンは、高度な技術を開発するためにヴィブラニウムを使用し、第三世界の国として、世界中の他国から自分たちの国を切り離すことにします。
兄は弟を倒すが...
1992年には、カリフォルニア州オークランドの極秘任務中に、エヌジョブ王子はワカンダの孤立主義政策が善良なものよりも害を多く及ぼしていると確信します。そして、アフリカ人を抑圧する者を止めるため、世界中のアフリカ民族に技術を共有することを心に誓います。
エヌジョブは、ワカンダに侵入してヴィブラニウムの隠し場所を知るために、闇市場の武器販売店のディーラーであるユリシーズ・クロウを雇います。
エヌジョブの兄であり、ワカンダの王であるティ・チャカはエージェントであり、エヌジョブのパートナーであるズリから、エヌジョブの企みについて聞きます。そして、兄のティ・チャカはエヌジョブに証拠を突きつけるのでした。
エヌジョブがズリに害を加えようとすると、兄のティ・チャカはためらうことなく弟のエヌジョブを殺します。そして、ズリにはエヌジョブは行方不明になったと嘘をつくよう命じます。彼らは、嘘を維持するために、エヌジョブとアメリカ人女性から生まれた息子エリック・スティーブンスを残しました。
現在のワカンダ国
時は現在。バロン・ジーモの手により王ティ・チャカが死んだ後、彼の息子ティ・チャラはワカンダに王となるため戻ります。
ティ・チャラと女性だけの護衛団ドラ・ミラジェのリーダーであるオコエ、
そしてティ・チャラの元恋人であり秘密の任務を託されているナキアは、ティ・チャラの母ラモンダと妹シュリとともに戴冠式に出席します。
戴冠式では、ジャバリ族のリーダーであるエムバクが王となるためティ・チャラに戦いを挑みます。
しかし、ティ・チャラはエムバクを儀式戦闘で打ち負かし、あらためて真の王となります。ティ・チャラは負けたエムバクを生かしておくのでした。
エヴェレット・ロスに捕えられるクロウ
クロウは盗んだワカンダのヴィブラニウムでできた品をバイヤーに売ろうと韓国・釜山に現れます。ティ・チャラの親友であるワカビはクロウとの戦いにより両親を失い、クロウを正しい道へと進むよう説得するのでした。
ティ・チャラ、オコエ、ナキアは地下組織のカジノにゆきます。そこでは、秘密の取引が行われています。そして、CIAのエージェントであるエヴェレット・ロスを見つけます。エヴェレットはティ・チャラの意に反してクロウを拘束していました。
クロウはエヴェレットに、ワカンダの国際的なイメージは技術的な文明の表面しか見られていないのだと語ります。
エリック・キルモンガー現る
すると、"キルモンガー"と言う名で知られる元アメリカの黒人兵士により壁がぶち壊されます。その正体はかつて王ティ・チャカが殺した弟エヌジョブの息子エリック・スティーブンスでした。
その影響でエヴェレットは大きな怪我を負います。ティ・チャラはクロウを追うのをやめ、ワカンダの最先端技術でエヴェレットを救うため祖国へ戻ります。
シュリはヴィブラニウムの力でエヴェレットの傷を癒し。一方でティ・チャラはエヌジョブの件で、ズリと口論になります。友人である二人の関係は緊張した状況になります。
エリック・キルモンガーはクロウを殺し、クロウの体をワカンダに持ち込み、種族の長老たちにクロウの身元を明らかにして信頼を得ようとします。そして、王座に座るため、ティ・チャラに戦いを挑むのでした。
ティ・チャラ負ける
エリック・キルモンガーはズリを殺します。さらに、王位をかけた儀式戦闘でティ・チャラを破り、負けたティ・チャラの体を滝に落とすのでした。
ブラックパンサーの力を得るためにハート型ハーブを摂取した後、エリック・キルモンガーはハーブの畑を焼き払うように命じます。
エリック・キルモンガーは、彼の父エヌジョブが計画していた政策を実行しようとします。世界中の兵士にワカンダで制作された兵器を配布する準備に取り掛かりました。ワカビはエリック・キルモンガーへと寝返ります。
ナキア、シュリ、ラモンダ、そしてエヴェレットはジャバリ族の助けによりその場を脱します。
ジャバリ族に助けられるティ・チャラ
ジャバリ族の家で、彼らは昏睡状態のティ・チャラを見つけます。エムバクの命を奪わなかったティ・チャラの行為に感謝し、ジャバリ族が助け出したのでした。ナキアが持っていたハート型ハーブにより回復したティ・チャラ。再びワカンダへと戻り、エリック・キルモンガーとの対決に挑みます。
エリック・キルモンガーとティ・チャラの最終決戦
エリック・キルモンガーは自作のブラックパンサースーツを着ていました。
シュリ、ナキア、オコエは女性だけの軍隊ドラ・ミラジェに加わり、ジャバリとともにワカビの軍隊とエリック・キルモンガーと戦います。
また、エヴェレットのリモートパイロットジェット機は、エリック・キルモンガーの計画通り兵器を積んだ飛行機を打ち落とします。
ヴィブラニウムの鉱山で戦うティ・チャラとエリック・キルモンガー。ティ・チャラは音速で鉱山を掘るマシーンを使ってエリック・キルモンガーのスーツを破壊し、致命的な傷を与えます。
エリック・キルモンガーはヴィブラニウムで傷を癒され、投獄されるよりも、死を選ぶのでした。
最後に...
ティ・チャラはワカンダの孤立主義をやめて、支援施設をエリックが育ったオークランドに設立します。そのアウトリーチ施設はナキアとシュリによって運営されることになります。
クレジットシーンでは、ティ・チャラが世界にワカンダの真の姿を見せるため国連に現れ、世界の進歩を手助けする宣言をします。
そして、シュリはヴィブラニウムとワカンダの最先端技術でバッキー(ジェームズ・"バッキー"・バーンズ / ウィンター・ソルジャー)を助けるのでした。
Oh hi, yes, life alert? I can’t breathe... #Bucky #BlackPanther #BlackPantherLive #InfinityWar pic.twitter.com/xEuSpxOD2v
— Cat♡ (@buckyycat) 2018年2月13日
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ブラックパンサーについて
ブラックパンサーの基本的な情報をまとめています。
キャスト
- ティ・チャラ / ブラックパンサー:チャドウィック・ボーズマン(田村真)
- エリック・キルモンガー:マイケル・B・ジョーダン(津田健次郎)
- ナキア:ルピタ・ニョンゴ(皆川純子)
- オコエ:ダナイ・グリラ(斎賀みつき)
- エヴェレット・ロス:マーティン・フリーマン(森川智之)
- ウカビ:ダニエル・カルーヤ(中井和哉)
- シュリ:レティーシャ・ライト(百田夏菜子)
- エムバク:ウィンストン・デューク(木村昴)
- バッキー:セバスチャン・スタン
評価
海外で最も有名な映画レビューサイトRotten Tomatoesでは映画を肯定的に評価している人が100%。また10点中8.6点と高い評価を得ています。
「ブラックパンサーはスーパーヒーロー映画をさらなる高みに昇華させた」と絶賛されています。
公開日
アメリカでの公開日は2月16日。日本では3月1日に公開されます。
今後のマーベル映画公開予定
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
アメリカ:2018年5月4日 日本:2018年4月27日
アントマン&ワスプ
アメリカ:2018年7月6日 日本:未定
キャプテン・マーベル
アメリカ:2019年3月8日 日本:未定
アベンジャーズ4
アメリカ:2019年5月3日 日本:未定