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タルコフスキー監督のおすすめ映画ランキング~海外の観客が選ぶ!

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この記事では、ソ連出身の映画監督アンドレイ・タルコフスキー監督のおすすめ映画をランキング形式でご紹介します。海外の映画レビューサイトの得点を参考に、タルコフスキー監督最高の作品をお伝えします!

Open Culture @「ストーカー」より

 

『鏡』『惑星ソラリス』『ノスタルジア』など圧倒的な映像美で知られるアンドレイ・タルコフスキー監督。

StudioBinder @「惑星ソラリス」より

タルコフスキー監督が残した8作品の中で、海外からの評価が1番高い作品はなにかー

 

今回の記事ではタルコフスキー監督作品を評価が高い順に紹介します。

 

 


 

 

アンドレイ・タルコフスキー (1932-1986 ソビエト連邦)

Cinematheia

1932年ソビエト連邦生まれ。1954年全ソ国立映画大学に入学。卒業制作の『ローラーとバイオリン』がニューヨーク国際学生映画コンクールで1位に輝く。2作目『僕の村は戦場だった』がヴェネチア国際映画祭金獅子賞を獲得。1972年にはSF映画『惑星ソラリス』でカンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞を受賞する。『惑星ソラリス』では首都高速道路を背景に撮影したように、日本作品からの影響も深い。

 

 

それではアンドレイ・タルコフスキー監督の作品をランキングでご紹介します

今回作品を評価するにあたり参考にしたのが海外最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」です。

 

 


 

 

アンドレイ・タルコフスキー監督おすすめ映画ランキング

 

 

8位(86点) ローラーとバイオリン

film-cine.com

Mubi

あらすじ

バイオリンの練習が嫌でしようがない少年サーシャが家を抜け出し、工事現場でさぼっているとローラー乗りの労働者階級の青年セルゲイと親しくなり、機械に乗せてもらううちに、階級を越えて心を通わすようになるのだが......。

解説

アルベール・ラモリスの短編映画「赤い風船」に触発された映画大学の卒業製作で、28歳の時に撮影。ニューヨーク国際学生映画コンクールで第1位を獲得した処女作。

  • 公開年:1961年
  • キャスト:イーゴリ・フォムチェンコ、ウラジーミル・ザマンスキー
  • 主な受賞:ニューヨーク国際学生映画コンクール第1位
  • 観客の得点:83点/批評家の得点:89点

 

 

 

7位(87点) サクリファイス

Pinterest

Pinterest

解説

カンヌ国際映画祭で審査員賞含む4部門受賞。撮影時に病気が判明し、その年にタルコフスキー監督は亡くなり、「サクリファイス」が遺作となる。

あらすじ

言葉を話せなかった少年が、再び言葉を話せるようになるまでの1日。少年の父である主人公アレクサンデルは生命の樹を植える誕生日に、核戦争勃発の声をテレビで聞く。アレクサンデルは自らの狂気を賭け、信じていなかった神と対決し、愛する人々を救うために自らを犠牲に捧げるサクリファイスを実行する。

allcinema ONLINE

  • 公開年:1986年
  • キャスト:エルランド・ヨセフソン、スーザン・フリートウッド、スヴェン・ヴォルテル
  • 主な受賞:カンヌ国際映画祭4部門受賞(審査員特別大賞、エキュメニック賞、国際映画批評家賞、芸術特別貢献賞)
  • 観客の得点:83点/批評家の得点:91点

 

 

 

6位(89.5点) ノスタルジア

Pinterest

Curzon Artificial Eye

解説

ジュゼッペ・ヴェルディの「レクイエム」で始まるオープニングが印象的。タルコフスキー監督は、この映画の撮影でソ連から出国し、その後亡命した。主人公はタルコフスキー自身だと言われている。

あらすじ

ロシアの詩人アンドレイは、通訳のエウジェニアを連れてモスクワからイタリア・トスカーナ地方の田園にやって来る。2人は18世紀のロシアの音楽家パヴェル・サスノフスキーの足跡を追って旅を続けてきた。だが、アンドレイが不治の病に冒されたことで、その旅も終わりを告げようとしている。ある朝、アンドレイは周囲から狂人扱いされているドメニコという男と出会った。やがてドメニコはアンドレイに“ロウソクの火を消さずに広場を渡る”という、自分が成し得なかった願いを託す。それが“世界の救済”に結びつくと言うのだが…。

allcinema ONLINE

  • 公開年:1983年
  • キャスト:オレーグ・ヤンコフスキー、エルランド・ヨセフソン、ドミツィアナ・ジョルダーノ
  • 主な受賞:カンヌ国際映画祭 創造大賞
  • 観客の得点:89点/批評家の得点:90点

 

 

 

5位(93点) 惑星ソラリス

Dinca

Rebloggy

あらすじ

近未来、未知の惑星ソラリスの軌道上に浮かぶ宇宙ステーションで異常事態が発生。その調査のために科学者クリスは地球を出発する。到着したステーション内は荒れ果て、先発の3人の科学者は皆、狂気の淵に立たされていた。そして、クリス自身も数年前に自殺したはずの妻ハリーの姿を目撃し、言い知れぬ衝撃を受ける。だがそれは、人間の意識を反映して具現化させるソラリス表面のプラズマ状の海の仕業だった……。

allcinema ONLINE

  • 公開年:1972年
  • キャスト:ナタリア・ボンダルチュク、ドナタス・バニオニス
  • 主な受賞:カンヌ国際映画祭 審査員特別賞受賞
  • 観客の得点:90点/批評家の得点:96点

 

 

 

4位(95点) アンドレイ・ルブリョフ

Mubi

Decent Films

解説

アンドレイ・タルコフスキーとアンドレイ・コンチャロフスキーという、旧ソ連の枠を脱して活躍することになる二大俊英が協力して脚本を執筆した歴史大作。

あらすじ

中世ロシア史上最高のイコン画家アンドレイ・ルブリョフを主人公に、当時の社会と民衆の関わりを巨視的に捉える。

allcinema ONLINE

  • 公開年:1971年
  • キャスト:アナトリー・ソロニーツィン、ニコライ・グリニコ、イワン・ラピコフ
  • 主な受賞:カンヌ国際映画祭 国際映画批評家連盟賞
  • 観客の得点:94点/批評家の得点:96点

 

 

 

3位(96点) 鏡

Pinterest

BFI

あらすじ

アンドレイ・タルコフスキーの自伝的映像作品。過去と現在を往復しながら、タルコフスキーの記憶が呼び出されてゆく。

解説

様々な映像の断片がコラージュされた作品。数々の美しい映像の中を泳ぐような感覚を味わえる。

  • 公開年:1975年
  • キャスト:マルガリータ・テレホワ、オレーグ・ヤンコフスキー、イグナート・ダニルツェフ
  • 観客の得点:92点/批評家の得点:100点

 

 

 

1位(96.5点) 僕の村は戦場だった

Pinterest

Museum of Arts and Design

あらすじ

主人公の少年が住む村が、ある日、ドイツの侵攻を受けた。彼の肉親と妹は行方不明に、村も焼かれてしまう。彼は幼年学校へ行くことを拒否し、ソビエト軍の偵察として情報を軍にもたらすのだが……。

解説

戦争の生む悲劇を描いた、タルコフスキー監督長篇第一作。

allcinema ONLINE

  • 公開年:1962年
  • キャスト:ニコライ・ブルリャーエフ、ワレンチン・ズブコフ
  • 主な受賞:ヴェネツィア国際映画祭 サン・マルコ金獅子賞
  • 観客の得点:93点/批評家の得点:100点

 

 

 

1位(96.5点) ストーカー

Pinterest

Open Culture

あらすじ

“ゾーン”と呼ばれる謎の立入禁止区域。その奥にある部屋ではどんな望みも叶えられるという。“ストーカー”と呼ばれるゾーンの水先案内人は作家と物理学者を連れて、その禁断の地へ足を踏み入れる。

解説

原作はストルガツキー兄弟の『路傍のピクニック』。「惑星ソラリス」に続くSF作品で、長回しが特徴的。

allcinema ONLINE

  • 公開年:1979年
  • キャスト:アレクサンドル・カイダノフスキー、アリーサ・フレインドリフ、アナトリー・ソロニーツィン
  • 観客の得点:93点/批評家の得点:100点

 

 

 


 

1位は『ストーカー』と『僕の村は戦場だった』。

個人的には『惑星ソラリス』の世界観や価値観が好きです。欲しいものが本当に目の前に現れてしまうことの不幸を描いた作品。

実は、現実は人間にとって最高の姿なのだ。

というタルコフスキーのメッセージが隠されています。

IMDb

スロベニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクの本にも『惑星ソラリス』はページを割いて解説されています。

 

また、タルコフスキー作品の特徴は、すべての作品に美しく、印象的なシーンがある点です。1つも低評価の作品がないのは、猥雑なものを崇高へと変えてしまうタルコフスキーマジックの力だと思います。

どの作品から見れば分からない人は、一番有名でストーリーも理解しやすい作品『惑星ソラリス』からはじめるもよし、もしくは断片的な映像をコラージュしたステンドグラスのような美しい作品『鏡』を観ていきなりタルコフスキーワールドに落とされるのもよし。

とにもかくにも、1度作品を見ればすべて見たくなるのがタルコフスキーの映画です。

 

РИА Новости

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

また、タルコフスキーはモデスト・ムソルグスキーの歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」の演出を手がけている。

没後1990年にヴァレリー・ゲルギエフ指揮、キーロフ歌劇場管弦楽団による上演が映像として残されている。タルコフスキーが現実の世界にどう彼の世界を生み出すのか気になる人はぜひチェックしてみよう。

歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』全曲 タルコフスキー演出、ゲルギエフ&キーロフ歌劇場

ローソンHMV

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