ナタリー・ポートマン主演、「エクス・マキナ」で映画監督デビューしアカデミー視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランド監督が手がけるSFスリラー映画がアカデミー賞に台風を巻き起こす!
今回の記事では、映画「わたしを離さないで」の脚本や「エクス・マキナ」の脚本・監督として名を残すアレックス・ガーランドの最新作『アナイアレイション/Annihilation』のあらすじやキャスト、公開日についてご紹介します。
『アナイアレイション/Annihilation』あらすじ&キャスト紹介
ナタリー・ポートマン主演の『アナイアレイション/Annihilation』は夫を亡くした妻である生物学者が地球にある未知の領域を探検し、不思議な体験をする話です。スピリチュアルというよりかは、SF的な方法で夫と再会します。物語の雰囲気は静けさに満ちていて、「惑星ソラリス」の世界観に近いかもしれません。
ここでは、現在判明している『アナイアレイション/Annihilation』のあらすじや、出演するキャストをご紹介します。
『アナイアレイション/Annihilation』のあらすじ
『アナイアレイション/Annihilation』の正式なあらすじやネタバレは公開されていませんが、ここでは海外メディアが報道したストーリー、そして原作「Annihilation」の内容をご紹介します。
「エリアX」という地球上の未知の領域へ探検する
生物学者の夫が行方不明になります。そして、生物学者、人類学者、心理学者、測量士によって構成された女性チームが30年も前に見捨てられた「エリアX」と呼ばれる不思議な場所へと探検します。
しかし、「エリアX」に入り、戻ってきた者はいなかったのです。女性チームたちは「エリアX」で今までに遭遇したことのない体験をします。そして、1人また1人と消えてゆくのでした。
ネタバレ?
海外のサイトが、撮影風景からネタバレを公開しています。ナタリー・ポートマン演じる生物学者は行方不明になり、すでに死んでいると思っていた夫と家で再会します。しかし、ハグし、キスするもそこに夫の姿はなかったのです。
物語の雰囲気は「惑星ソラリス」に似ている?
死んだ者がエイリアンとなって蘇る世界観はアンドレイ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」に似ているかもしれません。
アレックス・ガーランド監督の「わたしを離さないで」や「エクス・マキナ」に共通するのは、アクション的な要素を追及したSFではなく、「2001年宇宙の旅」「惑星ソラリス」に近い神秘さに満ちたSFの世界です。本作『アナイアレイション/Annihilation』も「2001年宇宙の旅」「惑星ソラリス」の雰囲気が好きなSFファンにはたまらない作品になるでしょう。
『アナイアレイション/Annihilation』のキャスト
ナタリー・ポートマン
Vanity Fair
1981年イスラエル生まれの35歳。リュック・ベッソン監督の「レオン」で2000人以上の候補者から主役に選ばれ映画デビュー。「スター・ウォーズ」でヒロインのパドメ・アミダラ役を演じ世界的に有名になります。2010年公開の「ブラック・スワン」で初めてのアカデミー主演女優賞受賞。最新作は2017年日本公開の「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」。
ジェニファー・ジェイソン・リー
CHUD.com
1962年アメリカ生まれの55歳。1994年に「ミセス・パーカー/ジャズエイジの華」ゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート。2015年に「ヘイトフル・エイト」でアカデミー助演女優賞にノミネート。
ジーナ・ロドリゲス
Hollywire
1984年アメリカ生まれの32歳。メキシコ湾原油流出事故をモチーフとした2016年公開の映画「バーニング・オーシャン」に出演。
オスカー・アイザック
www.etonline.com
1979年グアテマラ生まれの38歳。2013年公開の映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」でゴールデングローブ賞の主演男優賞ノミネート。さらに、2015年公開の映画「エクス・マキナ」では天才プログラマでブルーブックの社長ネイサン・ベイトマン役を演じています。
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」ポー・ダメロン役としても有名。
ソノヤ・ミズノ
V Magazine
1988年東京都生まれの28歳。日本人の父と、イギリス/アルゼンチン系の母のハーフ。ロイヤル・バレエ学校に通い、ドレスデンなどのバレエ団で活動。モデルを経験した後に、アレックス・ガーランド監督のSF映画「エクス・マキナ」でスクリーンデビュー。ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」ではエマ・ストーンの友人役として出演しています。
『アナイアレイション/Annihilation』監督&公開日
映画『アナイアレイション/Annihilation』はイギリス出身のアレックス・ガーランドが監督を務めます。原作はアメリカ出身のSFファンタジーベストセラー作家ジェフ・ヴァンダミアの「Annihilation」。
ここでは監督であるアレックス・ガーランドについてご紹介します。
『アナイアレイション/Annihilation』の監督:アレックス・ガーランド
1970年ロンドン生まれ。ダニー・ボイル監督、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の原作を執筆。その後、ダニー・ボイル監督「28日後...」で脚本を担当。2010年には脚本家&製作総指揮としてカズオ・イシグロのSF小説「わたしを離さないで」を映画化。
2015年に「エクス・マキナ」で映画監督デビュー。本作はアカデミー賞にて視覚効果賞受賞、脚本賞ノミネート。
『アナイアレイション/Annihilation』の公開日
映画『アナイアレイション/Annihilation』の公開日は2018年です。日本の公開日はまだ決定していません。
「エクス・マキナ」の神秘的な雰囲気、アーティスティックな映像と音楽は「2001年宇宙の旅」や「惑星ソラリス」の影響が感じられます。
「スター・ウォーズ」のような宇宙活劇、「トゥモローランド」のようなSFファンタジー、「トロン/レガシー」のようなSFアクションではなく、神秘的な宇宙や近未来を静かに描くアレックス・ガーランドの世界観には妙なリアルさがあってゾクゾクしますね。
このサイトでは、これからもアレックス・ガーランドの作品に注目してゆきます!