この記事では、2018年に開催される第90回アカデミー賞でノミネート・受賞が期待される30作品から、日本人である私があらゆる情報から予想&結果をご紹介します。
海外の記事を参考にして、2017年に公開される作品からアカデミー賞にノミネートが予想される30作品を選びました。クリストファー・ノーランの新作「ダンケルク」からディズニー実写版「美女と野獣」まで、今年も数多くの注目作品が登場します!
目次
受賞結果
助演男優賞
サム・ロックウェル「スリー・ビルボード」
助演女優賞
アリソン・ジャニー「アイ、トーニャ」
脚色賞
「君の名前で僕を呼んで」
編集賞
リー・スミス「ダンケルク」
視覚効果賞
「ブレードランナー2049」
音響編集賞
「ダンケルク」
録音賞
「ダンケルク」
衣装デザイン賞
マーク・ブリッジス「ファントム・スレッド」
メイクアップ&スタイリング賞
辻一弘「ウィンストン・チャーチル」
美術賞
「シェイプ・オブ・ウォーター」
長編アニメーション賞
「リメンバー・ミー」
短編アニメーション賞
「Dear Basketball」
長編ドキュメンタリー賞
「イカロス」
短編ドキュメンタリー賞
「Heaven is a traffic jam on the 405」
短編映画賞
「The Silent Child」
外国語映画賞
「ナチュラルウーマン」
アカデミー賞とは
アカデミー賞とは、1年間で公開された映画を対象にした世界最大の映画賞。6,000人以上もの人からなる映画芸術科学アカデミーの会員が投票で決めます。
今年のアカデミー賞スケジュールは以下の通り
- 1月23日(火)ノミネート作品の発表
- 2月5日(木)ノミネート作品関係者の昼食会
- 2月10日(土)科学技術賞の発表・授賞式
- 2月20日(火)最終投票の開始
- 2月27日(火)投票の締め切り
- 3月4日(日)第90回アカデミー賞発表・授賞式
海外エンタメサイトVarietyによる全部門予想
ノミネート予想数ランキング(主に実写映画)
数 | 作品名 |
11 | シェイプ・オブ・ウォーター |
8 | ダンケルク |
6 | スリー・ビルボード |
5 | レディ・バード |
5 | ウィンストン・チャーチル |
5 | アイ、トーニャ |
5 | ブレードランナー 2049 |
4 | 君の名前で僕を呼んで |
4 | ペンタゴン・ペーパーズ |
3 | ゲット・アウト |
3 | ザ・フロリダ・プロジェクト |
3 | ファントム・スレッド |
3 | マッドバウンド |
3 | 美女と野獣 |
3 | ベイビー・ドライバー |
3 | スター・ウォーズ/最後のジェダイ |
2 | ザ・ディザスター・アーティスト |
2 | ビッグ・シック |
2 | グレイテスト・ショーマン |
2 | リメンバー・ミー |
1 | オール・ザ・マネー |
1 | ダウンサイズ |
1 | LOGAN/ローガン |
1 | Molly’s Game |
1 | オリエント急行殺人事件 |
1 | ワンダー |
1 | マーシャル |
1 | オクジャ |
1 | 猿の惑星: 聖戦記 |
作品賞
「君の名前で僕を呼んで」/「ダンケルク」/「ザ・フロリダ・プロジェクト」/「ゲット・アウト」/「レディ・バード」/「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」/「シェイプ・オブ・ウォーター」/「スリー・ビルボード」
- 総評:混戦
- その他の候補:「ビッグ・シック」「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」「アイ、トーニャ」「マッドバウンド 哀しき友情」
監督賞
「ダンケルク」クリストファー・ノーラン/「ザ・フロリダ・プロジェクト」ショーン・ベイカー/「レディ・バード」グレタ・ガーウィグ/「シェイプ・オブ・ウォーター」ギレルモ・デル・トロ/「スリー・ビルボード」マーティン・マクドナー
- 総評:混戦
- その他の候補:「ゲット・アウト」ジョーダン・ピール
主演男優賞
ティモシー・シャラメ「君の名前で僕を呼んで」/ダニエル・デイ=ルイス「ファントム・スレッド」/ジェームズ・フランコ「ザ・ディザスター・アーティスト」/ダニエル・カルーヤ「ゲット・アウト」/ゲイリー・オールドマン「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
- 総評:ダニエル・デイ=ルイス確実
主演女優賞
サリー・ホーキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」/フランシス・マクドーマンド「スリー・ビルボード」/マーゴット・ロビー「アイ、トーニャ」/シアーシャ・ローナン「レディ・バード」/メリル・ストリープ「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
- 総評:混戦
- その他の候補:アネット・ベニング、ジュディ・デンチ、ミシェル・ウィリアムズ
助演男優賞
ウィレム・デフォー「ザ・フロリダ・プロジェクト」/ウディ・ハレルソン「スリー・ビルボード」/リチャード・ジェンキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」/クリストファー・プラマー「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」/サム・ロックウェル「スリー・ビルボード」
- 総評:混戦
- その他の候補:アーミー・ハマー「君の名前で僕を呼んで」、マイケル・スタールバーグ「君の名前で僕を呼んで」
助演女優賞
メアリー・J. ブライジ「マッドバウンド 哀しき友情」/ホン・チャウ「ダウンサイズ」/ホリー・ハンター「ビッグ・シック」/アリソン・ジャニー「アイ、トーニャ」/ローリー・メトカーフ「レディ・バード」
- 総評:混戦
- その他の候補:オクタヴィア・スペンサー「シェイプ・オブ・ウォーター」、レスリー・マンヴィル「ファントム・スレッド」/クリスティン・スコット・トーマス「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」/キャサリン・キーナー「ゲット・アウト」、ティファニー・ハディッシュ「Girls Trip」
脚色賞
「君の名前で僕を呼んで」ジェームズ・アイヴォリー/「ザ・ディザスター・アーティスト」スコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバー/「LOGAN/ローガン」スコット・フランク&ジェームズ・マンゴールド&マイケル・グリーン/「Molly’s Game」アーロン・ソーキン/「マッドバウンド 哀しき友情」ヴァージル・ウィリアムズ&ディー・リース
- 総評:混戦(ダークホースに「ワンダーウーマン」)
- その他の候補:「フィルム・スターズ・ドント・ダイ・イン・リヴァプール」「ワンダー」「ワンダーウーマン」「ロスト・シティZ 失われた黄金都市」「Victoria & Abdul」
脚本賞
「ビッグ・シック」エミリー・V・ゴードン&クメイル・ナンジアニ/「ゲット・アウト」ジョーダン・ピール/「アイ、トーニャ」スティーブン・ロジャース/「レディ・バード」グレタ・ガーウィグ/「スリー・ビルボード」マーティン・マクドナー
- 総評:「スリー・ビルボード」マーティン・マクドナー有力
- その他の候補:「ファントム・スレッド」ポール・トーマス・アンダーソン
撮影賞
「ブレードランナー 2049」ロジャー・ディーキンス/「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」ブリュノ・デルボネル/「ダンケルク」ホイテ・ヴァン・ホイテマ/「マッドバウンド 哀しき友情」レイチェル・モリソン/「シェイプ・オブ・ウォーター」ダン・ローストセン
- 総評:混戦
- その他の候補:「スリー・ビルボード」ベン・デイヴィス、「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」ヤヌス・カミンスキー、「最初に父が殺された」アンソニー・ドッド・マントル、「Wonder Wheel」ヴィットリオ・ストラーロ
衣裳デザイン賞
「美女と野獣」ジャクリーヌ・デュラン/「グレイテスト・ショーマン」エレン・ミロジック/「オリエント急行殺人事件」アレクサンドラ・バーン/「ファントム・スレッド」マーク・ブリッジス/「シェイプ・オブ・ウォーター」ルイ・セケイラ
- 総評:「美女と野獣」「ファントム・スレッド」有力
- その他の候補:「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」「Wonder Wheel」
編集賞
「ベイビー・ドライバー」ジョナサン・エイモス&ポール・マクリス/「ダンケルク」リー・スミス/「アイ、トーニャ」タティアーナ・S・リーゲル/「シェイプ・オブ・ウォーター」シドニー・ウリンズキー/「スリー・ビルボード」ジョン・グレゴリー
- 総評:「ベイビー・ドライバー」有力
- その他の候補:「ブレードランナー 2049」「ゲット・アウト」
メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」/「アイ、トーニャ」/「ワンダー」
- 総評:混戦
- その他の候補:「ブライト」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス」「ゴースト・イン・ザ・シェル」「Victoria & Abdul」
作曲賞
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」ダリオ・マリアネッリ/「ダンケルク」ハンス・ジマー/「ファントム・スレッド」ジョニー・グリーンウッド/「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」ジョン・ウィリアムズ/「シェイプ・オブ・ウォーター」アレクサンドル・デスプラ
- 総評:「シェイプ・オブ・ウォーター」有力
- その他の候補:「Victoria & Abdul」トーマス・ニューマン
歌曲賞
『Evermore』(美女と野獣)アラン・メンケン&ティム・ライス/『Mystery of Love』(君の名前で僕を呼んで)スフィアン・スティーヴンス/『Remember Me』(リメンバー・ミー)クリスティン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペス/『This Is Me』(グレイテスト・ショーマン)ベンジ・パセク&ジャスティン・ポール/『Stand Up for Something』(マーシャル)ダイアン・ウォーレン&コモン
- 総評:混戦
- その他の候補:「フィフティ・シェイズ・ダーカー」「The Promise」
美術賞
「美女と野獣」/「ブレードランナー 2049」/「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」/「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」/「シェイプ・オブ・ウォーター」
- 総評:「美女と野獣」「ブレードランナー 2049」「シェイプ・オブ・ウォーター」
- その他の候補:「ダンケルク」
音響編集賞
「ベイビー・ドライバー」/「ブレードランナー 2049」/「ダンケルク」/「シェイプ・オブ・ウォーター」/「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
- 総評:混戦
- その他の候補:「ワンダーウーマン」
音響効果賞
「ベイビー・ドライバー」/「ブレードランナー 2049」/「ダンケルク」/「シェイプ・オブ・ウォーター」/「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
- 総評:混戦
- その他の候補:「ワンダーウーマン」「グレイテスト・ショーマン」「ライフ」
視覚効果賞
「ブレードランナー 2049」/「ダンケルク」/「オクジャ」/「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」/「猿の惑星: 聖戦記」
- 総評:「ブレードランナー 2049」「猿の惑星: 聖戦記」有力
- その他の候補:「キングコング: 髑髏島の巨神」
長編アニメーション賞
「ボス・ベイビー」/「The Breadwinner」/「リメンバー・ミー」/「レゴバットマン ザ・ムービー」/「ゴッホ 最期の手紙」
- 総評:「リメンバー・ミー」有力
- その他の候補:「Captain Underpants」「メアリと魔女の花」「The Girl Without Hands」
短編アニメーション賞
「Dear Basketball」/「In a Heartbeat」/「LOU」/「Negative Space」/「Revolting Rhymes」
- 総評:混戦
- その他の候補:「The Gruffalo」「Room on the Broom」
外国語映画賞
「ナチュラルウーマン」セバスティアン・レリオ(チリ)/「女は二度決断する」ファティ・アキン(ドイツ)/「The Insult」ジアド・ドゥエイリ(レバノン)/「ラブレス」アンドレイ・ズビャギンツェフ(ロシア)/「The Wound」ジョン・トレンゴーブ(南アフリカ)
- 総評:「女は二度決断する」有力
- その他の候補:「ザ・スクエア 思いやりの聖域」リューベン・オストルンド(スウェーデン)、「Foxtrot」サミュエル・マオズ(イスラエル)
長編ドキュメンタリー賞
「Alone」ギャレット・ブラッドレイ/「Edith+Eddie」ローラ・チェッコウェイ&トーマス・リー・ライト/「Heaven is a Traffic Jam on the 405」フランク・スティーフェル/「Heroin(e)」エレーヌ・マクミリオン&ケリン・ジェイムズ・シェルドン/「Kayayo: The Living Shopping Baskets」マリ・バッケ・リーズ&ヨアン・ローレンツェン
- 総評:「女は二度決断する」有力
- その他の候補:「Ten Meter Tower」、「Knife Skills」
短編映画賞
「The Eleven O’Clock」/「Icebox」/「The Silent Child」/「Watu Wote/All of Us」/「Witnesses」
- 総評:「The Eleven O’Clock」有力
- その他の候補:「Lost Face」、「My Nephew Emmett」、「Facing Mecca」
最速ノミネート作品発表
作品賞
「君の名前で僕を呼んで」/「ダンケルク」/「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」/「ゲット・アウト」/「レディ・バード」/「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」/「シェイプ・オブ・ウォーター」/「スリー・ビルボード」/「ファントム・スレッド」
監督賞
「ダンケルク」クリストファー・ノーラン/「ファントム・スレッド」ポール・トーマス・アンダーソン/「レディ・バード」グレタ・ガーウィグ/「シェイプ・オブ・ウォーター」ギレルモ・デル・トロ/「ゲット・アウト」ジョーダン・ピール
主演男優賞
ティモシー・シャラメ「君の名前で僕を呼んで」/ダニエル・デイ=ルイス「ファントム・スレッド」/デンゼル・ワシントン「ローマン・J・イスラエル,エスク」/ダニエル・カルーヤ「ゲット・アウト」/ゲイリー・オールドマン「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
主演女優賞
サリー・ホーキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」/フランシス・マクドーマンド「スリー・ビルボード」/マーゴット・ロビー「アイ、トーニャ」/シアーシャ・ローナン「レディ・バード」/メリル・ストリープ「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」
助演男優賞
ウィレム・デフォー「ザ・フロリダ・プロジェクト」/ウディ・ハレルソン「スリー・ビルボード」/リチャード・ジェンキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」/クリストファー・プラマー「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド」/サム・ロックウェル「スリー・ビルボード」
助演女優賞
メアリー・J. ブライジ「マッドバウンド 哀しき友情」/レスリー・マンヴィル「ファントム・スレッド」/オクタヴィア・スペンサー「シェイプ・オブ・ウォーター」/アリソン・ジャニー「アイ、トーニャ」/ローリー・メトカーフ「レディ・バード」
- 総評:混戦
- その他の候補:オクタヴィア・スペンサー「シェイプ・オブ・ウォーター」、レスリー・マンヴィル「ファントム・スレッド」/クリスティン・スコット・トーマス「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」/キャサリン・キーナー「ゲット・アウト」、ティファニー・ハディッシュ「Girls Trip」
脚本賞
「ビッグ・シック」エミリー・V・ゴードン&クメイル・ナンジアニ/「ゲット・アウト」ジョーダン・ピール/「シェイプ・オブ・ウォーター」ギレルモ・デル・トロ&ヴァネッサ・テイラー/「レディ・バード」グレタ・ガーウィグ/「スリー・ビルボード」マーティン・マクドナー
脚色賞
「君の名前で僕を呼んで」ジェームズ・アイヴォリー/「ザ・ディザスター・アーティスト」スコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバー/「LOGAN/ローガン」スコット・フランク&ジェームズ・マンゴールド&マイケル・グリーン/「Molly’s Game」アーロン・ソーキン/「マッドバウンド 哀しき友情」ヴァージル・ウィリアムズ&ディー・リース
外国語映画賞
「ナチュラルウーマン」セバスティアン・レリオ(チリ)/「The Insult」ジアド・ドゥエイリ(レバノン)/「ラブレス」アンドレイ・ズビャギンツェフ(ロシア)/「心と体と」イルディゴ・エンエディ(ハンガリー)/「ザ・スクエア 思いやりの聖域」リューベン・オストルンド(スウェーデン)
編集賞
「ベイビー・ドライバー」ジョナサン・エイモス&ポール・マクリス/「ダンケルク」リー・スミス/「アイ、トーニャ」タティアーナ・S・リーゲル/「シェイプ・オブ・ウォーター」シドニー・ウリンズキー/「スリー・ビルボード」ジョン・グレゴリー
視覚効果賞
「ブレードランナー 2049」/「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」/「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」/「猿の惑星: 聖戦記」/「キングコング: 髑髏島の巨神」
長編アニメーション賞
「ボス・ベイビー」/「The Breadwinner」/「リメンバー・ミー」/「フェルディナンド」/「ゴッホ 最期の手紙」
作曲賞
「スリー・ビルボード」カーター・バーウェル/「ダンケルク」ハンス・ジマー/「ファントム・スレッド」ジョニー・グリーンウッド/「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」ジョン・ウィリアムズ/「シェイプ・オブ・ウォーター」アレクサンドル・デスプラ
歌曲賞
『マイティ・リヴァー』(マッドバウンド・哀しき友情)メアリー・J. ブライジ&ラファエル・サディーク&タウラ・スティンソン/『Mystery of Love』(君の名前で僕を呼んで)スフィアン・スティーヴンス/『Remember Me』(リメンバー・ミー)クリスティン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペス/『This Is Me』(グレイテスト・ショーマン)ベンジ・パセク&ジャスティン・ポール/『Stand Up for Something』(マーシャル)ダイアン・ウォーレン&コモン
各アワードから読み取る作品賞受賞・ノミネート予想
ゴールデン・グローブ賞
作品賞《ドラマ部門》
ダンケルク/君の名前で僕を呼んで/ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書/シェイプ・オブ・ウォーター/スリー・ビルボード
作品賞《ミュージカル/コメディ部門》
ザ・ディザスター・アーティスト/グレイテスト・ショーマン/アイ、トーニャ/ゲット・アウト/レディ・バード
ニューヨーク映画批評家協会
作品賞
レディ・バード
監督賞
ショーン・ベイカー(「ザ・フロリダ・プロジェクト」)
脚本賞
ポール・トーマス・アンダーソン(「ファントム・スレッド」)
2018年アカデミー賞でノミネート・受賞が期待される30作品
1 The Seagull/かもめ
- 監督:マイケル・メイヤー
- キャスト:シアーシャ・ローナン、アネット・ベニング、コリー・ストール、エリザベス・モス
- 日本公開日:未定
解説
ロシアを代表する劇作家アントン・チェーホフの「かもめ」を原作にした悲恋物語。
2 バトル・オブ・ザ・セクシーズ
- 監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス「リトル・ミス・サンシャイン」
- 脚本:サイモン・ボーファイ「フル・モンティ」
- キャスト:エマ・ストーン、スティーヴ・カレル、アンドレア・ライズボロー、エリザベス・シュー
- 日本公開日:未定
解説
実際に1973年に行われた男女のテニスマッチを描いた作品。男性テニスプレイヤーのボビー・リッグスはスティーヴ・カレル、ビリー・ジーン・キングは「La La Land」でオスカーを獲得したエマ・ストーンが演じる。
3 Dunkirk/ダンケルク
- 監督:クリストファー・ノーラン「ダークナイト」
- 脚本:クリストファー・ノーラン
- キャスト:トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィー
- 日本公開日:2017年9月9日
解説
第二次世界大戦の実際の戦闘を描いた作品。ドイツ軍によりダンケルクのビーチに追い詰められた35万人の連合軍を救出する。
4 King Arthur: Legend of the Sword/キング・アーサー
- 監督:ガイ・リッチー「スナッチ」
- 脚本:ジョビー・ハロルド「アウェイク」
- キャスト:チャーリー・ハナム、アストリッド・ベルジュ=フリスベ、ジャイモン・フンスー、エイダン・ギレン、ジュード・ロウ
- 日本公開日:2017年6月17日
解説
「アーサー王伝説」を元にガイ・リッチーが新しい物語を描く。亡き王の息子と知らずに生活する青年アーサーが、伝説の聖剣エクスカリバーを手に、王座奪還に向けて立ち上がる。
5 Call Me by Your name/君の名前で僕を呼んで
- 監督:ルカ・グァダニーノ「ミラノ、愛に生きる」
- 脚本:ルカ・グァダニーノ、ジェームズ・アイヴォリー、ヴァルテル・ファサーノ
- キャスト:ティモテ・シャラメ、アーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ、アミラ・カサール
- 日本公開日:2018年春
- 評価:92%
解説
アンドレ・アシマンの小説『Call Me by Your Name』が原作。舞台は1988年のイタリア。青年エリオは父親を訪ねてきたオリヴァーに好感を持つ。そして、二人は情熱的な恋をはじめる。
6 Stronger/ストロンガー
- 監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン「セルフィッシュ・サマー」
- 脚本:ジョン・ポロノ
- キャスト:ジェイク・ジレンホール、タチアナ・マスラニー、ミランダ・リチャードソン
- 日本公開日:2018年
- 評価:87%
解説
ボストンマラソン爆破テロ事件により足を失った男性の復活を描いた実話に基づいた作品。テロにより足を失くした男性ジェフ・ボーマンが再び立ち上がる姿が描かれる。
7 To the Bone/心のカルテ
- 監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン「セルフィッシュ・サマー」
- 脚本:ジョン・ポロノ
- キャスト:リリー・コリンズ、キアヌ・リーブス、キャリー・プレストン、リリ・テイラー
- 日本公開日:劇場未公開
- 評価:65%
解説
拒食症を抱える一人の若い女性が型破りな医者と出会い、人生と向き合い、症状を克服してゆく作品。
8 Manifesto/マニフェスト
- 監督:ジュリアン・ローズフェルト
- 脚本:ジュリアン・ローズフェルト
- キャスト:ケイト・ブランシェット、エリカ・バウアー
- 評価:66%
解説
ケイト・ブランシェットが13役こなす異色の作品。セリフはモノローグ形式で語られる。
9 The Book of Henry/ザ・ブック・オブ・ヘンリー
- 監督:コリン・トレヴォロウ「ジュラシック・ワールド」
- 脚本:グレッグ・ハーウィッツ
- キャスト:ナオミ・ワッツ、ジェイコブ・トレンブレイ、ジェイデン・リーベラー
- 評価:42%
解説
少年ヘンリーが、恋心を抱くクリスティーナを、父親の虐待から救うため一冊の本に作戦をまとめる。その本を見つけた母親のスーザンと弟ピーターが、ヘンリーが練った作戦を実行する。
10 Blade Runner 2049/ブレードランナー 2049
- 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ「灼熱の魂」
- 脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
- キャスト:ハリソン・フォード、ライアン・ゴズリング、ロビン・ライト、ジャレッド・レト、アナ・デ・アルマス
- 日本公開日:2017年10月27日
- 評価:84%
解説
1982年に公開された『ブレードランナー』の続編。
11 Star Wars: The Last Jedi/スター・ウォーズ/最後のジェダイ
- 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ「灼熱の魂」
- 脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
- キャスト:マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ
- 日本公開日:2017年12月15日
- 評価:69.5%
解説
『スター・ウォーズ』シリーズ第8作目。
12 Beauty and the Beast/美女と野獣
- 監督:ビル・コンドン「ドリームガールズ」
- 脚本:スティーヴン・チョボウスキー、エヴァン・スピリオトポウロス
- キャスト:エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンズ、ケヴィン・クライン、ジョシュ・ギャッド、ユアン・マクレガー
- 日本公開日:2017年4月21日
- 評価:76%
解説
1991年に公開されたディズニーアニメーション映画「美女と野獣」のリメイク。
13 T2 Trainspotting/T2 トレインスポッティング
- 監督:ダニー・ボイル「スラムドッグ$ミリオネア」
- 脚本:ジョン・ホッジ「トレインスポッティング」
- キャスト:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライル
- 日本公開日:2017年4月8日
- 評価:79%
解説
96年製作のイギリス映画「トレインスポッティング」の続編。20年後の姿を描く。
14 How to Talk to Girls at Parties/パーティで女の子に話しかけるには
- 監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
- 脚本:フィリッパ・ゴスレット、ジョン・キャメロン・ミッチェル
- キャスト:エル・ファニング、アレックス・シャープ、ニコール・キッドマン
- 日本公開日:2017年12月1日
- 評価:52.5%
解説
銀河をめぐる宇宙人たちのグループから離れた一人のエイリアンが、宇宙で最も危険な場所であるクロイドン・ロンドン特別区に住む二人の女性に出会う。
15 Mad to Be Normal
- 監督:ロバート・モーラン
- 脚本:ロバート・モーラン、トレイシー・モレトン
- キャスト:デイヴィッド・テナント、トニ・コレット、アリス・イヴ
- 評価:69.5%
解説
1960年代に活躍したスコットランド人精神分析家ロナルド・D・レインを描いた作品。
16 Mudbound/マッドバウンド 哀しき友情
- 監督:ディー・リース
- 脚本:ヴァージル・ウィリアムズ、ディー・リース
- キャスト:キャリー・マリガン、ギャレット・ヘドランド、ジェイソン・クラーク、ジェイソン・ミッチェル
- 日本公開日:Netflixにて公開中
- 評価:91%
解説
2人の男が第2次世界大戦から帰り、ミシシッピの農場で働く。そこで人種差別に立ち向かい、戦争後の生活に適応するために奮闘する姿が描かれる。
17 Granite Mountain
- 監督:ジョセフ・コシンスキー「トロン: レガシー」
- 脚本:エリック・シンガー、ケン・ノラン
- キャスト:ベン・ハーディ、ジェニファー・コネリー、テイラー・キッチュ、マイルズ・テラー
解説
2013年6月にアリゾナ州プレスコットで発生した山火事と、命を失いながらも消火を優先した消防士を描く実話に基づいた作品。
18 Submergence
- 監督:ヴィム・ヴェンダース「パリ、テキサス」
- 脚本:エリン・ディグナム
- キャスト:アリシア・ヴィキャンデル、ジェームズ・マカヴォイ、アレックス・ハフナー、シャーロット・ランプリング
- 評価:23%
解説
アフリカの東海岸、窓がない部屋ではイギリス人のジェームズ・ムーアがイスラムのジハード戦闘員に捕らえられていた...
19 The Snowman
- 監督:トーマス・アルフレッドソン「裏切りのサーカス」
- 脚本:エリン・ディグナム
- キャスト:マイケル・ファスベンダー、レベッカ・ファーガソン、クロエ・セヴィニー、シャルロット・ゲンズブール、J・K・シモンズ、トビー・ジョーンズ
- 評価:13.5%
解説
探偵ハリー・ホールは、不思議な雪だるまにピンクのスカーフを巻いて行方不明になった女性を探す...
20 The Great Wall/グレートウォール
- 監督:チャン・イーモウ「秋菊の物語」
- 脚本:カーロ・バーナード、ダグ・ミロ、トニー・ギルロイ
- キャスト:マット・デイモン、景甜、ペドロ・パスカル、ウィレム・デフォー
- 日本公開日:2017年4月14日
- 評価:39%
解説
強力な武器を求めに中国までたどり着いたマット・デイモン演じる傭兵ウィリアムが仲間と協力し、万里の長城に現れる敵と戦うアクションドラマ。
21 Wind River
- 監督:テイラー・シェリダン
- 脚本:テイラー・シェリダン
- キャスト:ジェレミー・レナー、エリザベス・オルセン、ジョン・バーンサル、ケルシー・チャウ
- 日本公開日:2018年夏
- 評価:89%
解説
FBIのエージェントは、町のベテランゲームトラッカーとチームを組み、アメリカ先住民の保留地で発生した殺人事件を調査する。
22 Logan/ローガン
- 監督:ジェームズ・マンゴールド「ウルヴァリン: SAMURAI」
- 脚本:ジェームズ・マンゴールド、スコット・フランク、マイケル・グリーン
- キャスト:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ボイド・ホルブルック、ステファン・マーチャント、ダフネ・キーン
- 日本公開日:2017年6月1日
- 評価:91.5%
解説
マーベル・コミック『X-メン』のキャラクターであるウルヴァリンを主人公とした映画の第3作目。
23 The Aftermath
- 監督:ジェームス・ケント
- 脚本:ジョー・シュラップネル、アンナ・ウォーターハウス
- キャスト:アレクサンダー・スカルスガルド、キーラ・ナイトレイ、ジェイソン・クラーク
解説
リディアン・ブルックの同名小説が原作。第二次世界大戦後、英国軍大佐とその妻は戦後復興のためにドイツのハンブルグに住むように任命されるが、一緒に住むドイツ人の男やもめとの間に緊張が生じる。
24 Mary Magdalene/マグダラのマリア
- 監督:ガース・デイビス「LION/ライオン ~25年目のただいま~」
- 脚本:ヘレン・エドムンドソン、フィリッパ・ゴスレット
- キャスト:ルーニー・マーラ、ホアキン・フェニックス、キウェテル・イジョフォー、タハール・ラヒム
解説
新約聖書に登場し、イエスに従ったとされる聖女マグダラのマリアを主人公にした映画。
※2018年公開に延期
25 Wonder Wheel
- 監督:ウディ・アレン「アニー・ホール」
- 脚本:ウディ・アレン
- キャスト:ケイト・ウィンスレット、ジャスティン・ティンバーレイク、ジュノー・テンプル、ジェームズ・ベルーシ
- 評価:37%
解説
コニー・アイランドの遊園地など1950年代のニューヨークを舞台にした映画。
26 The Current War/ザ・カーレント・ウォー
- 監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン「ぼくとアールと彼女のさよなら」
- 脚本:マイケル・ミトニック
- キャスト:ベネディクト・カンバーバッチ、マイケル・シャノン、ニコラス・ホルト、キャサリン・ウォーターストン
- 日本公開日:2018年
- 評価:55.5%
解説
発明の神トーマス・エジソンとライバルであるジョージ・ウェスティングハウスが、持続可能な電力システムを作り、それをアメリカの人々に販売するため激しく争う姿が描かれている。
27 Darkest Hour/ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
- 監督:ジョー・ライト「プライドと偏見」
- 脚本:アンソニー・マクカーテン
- キャスト:ゲイリー・オールドマン、リリー・ジェームズ、ベン・メンデルソーン
- 日本公開日:2018年3月
- 評価:85%
解説
第二次世界大戦初期に、イギリスの首相ウィンストン・チャーチルがアドルフ・ヒットラーの軍隊に対抗する姿が描かれている。
28 Detroit/デトロイト
- 監督:キャスリン・ビグロー「ハート・ロッカー」
- 脚本:マーク・ボール「ハート・ロッカー」
- キャスト:ケイトリン・ディーヴァー、ジョン・ボイエガ、ジャック・レイナー、ウィル・ポールター
- 日本公開日:2018年1月
- 評価:81.5%
解説
「デトロイト暴動」を描いた作品。1967年デトロイトで警察が黒人の少年を殴ったことで、アメリカの歴史上最大の市民蜂起が起こる。
29 The Glass Castle
- 監督:デスティン・ダニエル・クレットン「ショート・ターム」
- 脚本:マルティ・ノクソン、デスティン・ダニエル・クレットン、アンドリュー・ラナム
- キャスト:ブリー・ラーソン、ナオミ・ワッツ、ウディ・ハレルソン、マックス・グリーンフィールド
- 評価:62%
解説
一風変わった芸術家の母と、子供の想像力を刺激するアルコール中毒の父親とのぎくしゃくした家族の中で育った若い女性の物語。
30 Downsizing/ダウンサイズ
- 監督:アレクサンダー・ペイン「サイドウェイ」
- 脚本:マルティ・ノクソン、デスティン・ダニエル・クレットン、アンドリュー・ラナム
- キャスト:マット・デイモン、クリスティン・ウィグ、クリストフ・ヴァルツ、アレック・ボールドウィン
- 日本公開日:2018年3月2日
- 評価:37%
解説
妻を持つ男がより良い人生を送るためには、よりかしこまるべきだという社会的風刺作品。
The Shape of Water/シェイプ・オブ・ウォーター
- 監督:ギレルモ・デル・トロ
- 脚本:ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー
- キャスト:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、オクタヴィア・スペンサー、リチャード・ジェンキンス
- 日本公開日:2018年3月1日
- 評価:86.5%
解説
時は1960年代、発話障害を持つ女性が、清掃員として働く政府の研究施設で水槽で飼われている魚人を見つける。孤独な彼女はその魚人と交流を深める。
Lady Bird/レディ・バード
- 監督:グレタ・ガーウィグ
- 脚本:グレタ・ガーウィグ
- キャスト:シアーシャ・ローナン、ローリー・メトカーフ、トレイシー・レッツ、ルーカス・ヘッジズ
- 日本公開日:2018年6月
- 評価:90.5%
解説
17歳の女子高校生の成長物語。
GET OUT/ゲット・アウト
- 監督:ジョーダン・ピール
- 脚本:ジョーダン・ピール
- キャスト:ダニエル・カルーヤ、アリソン・ウィリアムズ、キャサリン・キーナー、ブラッドリー・ウィットフォード
- 日本公開日:2017年10月27日
- 評価:93%
解説
アメリカのお笑いコンビ「キー&ピール」のジョーダン・ピールが人種問題に鋭く切り込んだホラー映画。