ミュージカル版「チャーリーとチョコレート工場」製作のワーナーブラザーズがブロードウェイに本格進出へ!
ワーナー・ブラザーズ・シアター・ヴェンチャーズ(WBTV)が映画「ビートルジュース」「狼たちの午後」「ラブ IN ニューヨーク」のミュージカル化を検討しているとアメリカのエンタメ情報誌Varietyより報道されました。
ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」について
WBTV製作のミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」がウエストエンド公演を経て、3月28日にブロードウェイのラント・フォンテイン・シアターで初演を迎えます。
ラント・フォンテイン・シアター
ミュージカル版「チャーリーとチョコレート工場」の予告編
作詞・作曲は「ヘアスプレー」のコンビ
作曲はミュージカル「ヘアスプレー」でトニー賞受賞の経験を持つマーク・シャイマン。
作詞も「ヘアスプレー」で作詞を担当し、トニー賞を受賞したスコット・ウィットマン。
ミュージカル版「ヘアスプレー」
現在WBTV製作予定のミュージカルとは
WBTVは2011年にワーナーブラザーズのヒット映画をステージ化するために設立されました。
現在ミュージカル化が検討されている映画が3つあります。
「ビートルジュース」(1988)
1988年公開、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でアカデミー主演男優賞にノミネートしたマイケル・キートンが主人公ビートルジュース役を演じています。
あらすじ
ビートルジュースというバイオ・エクソシストが主人公。バイオ・エクソシストとは、人間を追い出す仕事をする幽霊のこと。幽霊になったある夫婦が、彼らの家に新しく暮らし始めた家族を追い出すためにビートルジュースに相談を投げかける。
しかし、効果は全くなく、むしろビートルジュースが大騒動を巻き起こす。
映画「ビートルジュース」予告編
https://youtu.be/2hovKm9oFiM
ミュージカル版について
監督はアレックス・ティンバース
ミュージカル版「ビートルジュール」の演出はアレックス・ティンバース。ミュージカル「Rocky」では演出としてトニー賞にノミネート。
ミュージカル版「Rocky」の予告編
また、共同製作者として携わったAmazonTV「Mozart in the Jungle」が、2016年のゴールデン・グローブ賞を受賞。
2016年12月にディズニー実写映画「クルエラ」の監督に就任したことが発表されました。
ビートルジュース役にクリストファー・フィッツジェラルド
ビートルジュース役に現在44歳のブロードウェイ俳優クリストファー・フィッツジェラルド。
2008年、2010年、2016年と3度トニー賞にノミネート経験がある実力派俳優です。
「ラブ IN ニューヨーク」(1982)
公開は1982年、裏稼業として娼婦のマネージメント始める男を描いたブラックコメディ映画です。
映画「ラブ IN ニューヨーク」予告編
「狼たちの午後」(1975)
1975年公開、「ゴッドファーザー」シリーズでお馴染みのアル・パチーノが主人公ソニー役を演じています。
あらすじ
元銀行員の男が、同性の恋人の性転換手術代を得るために銀行を強盗する。
映画「狼たちの午後」予告編
ミュージカル版について
脚本はステファン・アドリー・ギジス
ミュージカル版「狼たちの午後」の台本はステファン・アドリー・ギジスが担当予定です。ステファン・アドリー・ギジスは、舞台「Between Riverside and Crazy」の脚本を執筆し、2015年にピューリッツァー賞戯曲部門の受賞を果たしました。
公開日までは発表されていないものの、WBTVはすでにこの3作品の製作を進行中であると認めています。
ブラックコメディが3作品も続くとなると、また新しい風がブロードウェイに吹きそうですね!
今後もWBTVの動向には目が離せません!
【参考記事】
"Warner Bros. Plans Broadway Adaptations of Beetlejuice and Other Films" PLAYBILL