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【感想】ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」に予備知識なく行ってみたら... | 2017年公演


2017年11月より上演のミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」の感想をご紹介します。

 

https://youtu.be/1OkGEDzJq88

 

人生初の舞台版「ロッキー・ホラー・ショー」

11月7日、Zeppブルーシアター六本木で初日を迎えたミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」。

日本では今まで6度再演されたミュージカルであり、7度目の再演となる。

私自身、人生初のミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」。映画が映画だけにどんな作品になるのか正直不安と期待が混じった気持だった。

結論を先に言えば、普段劇団四季や東宝、宝塚歌劇団を中心に観る私にとっては、古城でフランクのドタバタ騒ぎに出くわしたブラッドと同じ気持ちになった。

 

そこで、まだ「ロッキー・ホラー・ショー」ヴァージンで、どんな作品か気になっている人向けに、観劇した感想をご紹介する。

ちなみに、私はどのキャストのオシでもない。純粋にミュージカルを楽しみにしてきた。

それでも、楽しめるのかどうか。そして、楽しんだとしたら何に...そこについても語ってゆきたい。

 

 

「ロッキー・ホラー・ショー」2017年公演 感想

 

観客の割合

Zeppブルーシアター六本木は中央の通路で前ブロックと後ブロックに分かれている。

この前後のブロックで客層が全く異なった印象を持った。

前ブロックは、ミュージカルファンよりも、劇団☆新感線や女王蜂、東京ゲゲゲイのファンが多い。

後ブロックは、関係者や私のようなミュージカルファンが多いと思う。

盛り上がりたいなら、断然前ブロックをおすすめする。空気感が全く違う。

また、女性と男性の割合は9:1くらいだった。

 

 

観客のコスプレがやばい

ミュージカルや演劇を観劇する際に、わざわざコスプレするってこと普通ないですよね。

例えば、宝塚歌劇団を男役の格好をして観るなんてこと考えられない。

しかし、劇場に入るとロッキー・ホラー・ショーの世界観やキャラクターに扮した観客がちらほらいる。しかも目立っている。

割合にしたら1割くらいだと思う。フランクのように顔を白塗りした観客でさえ驚いたのに、街中では完全にアウトなガーターにパンツ姿の女性......

 

しかしですよ、これが許される空間が劇場に生まれていることが、すごいと私は思う。

ロッキー・ホラー・ショーすげー。コスプレで観るミュージカルってロッキー・ホラー・ショーくらいでしょ。

 

 

新聞紙はフランク博士の家に行く途中で雨よけ用にかぶる

ペンライト、新聞紙、笛や吹き戻しはご持参大歓迎!

公式サイト

新聞紙持ってきて良いって書いてあったけど、一体何に使うんだろうと思った。私は意味がわからず、もちろん......持っていかなかった

ネタバレするが、ブラッドとジャネットの車が故障し、二人が雨のなか古城へ向かう途中で新聞紙を雨よけとして使うのだ。「Over at the Frankenstein Place」のシーン。

 

 

このときに新聞紙を観客も頭に乗せる。この一曲のためだけなのに、30%くらいの観客が新聞紙を持ってきていた。

新聞紙がないと周りからハブられる感じは全くないが、基本10列目くらい(前段)の人は使っていた。

 

 

ペンライトはいたるところで使う

ミュージカルでペンライトを使うといえば、テニミュ

しかし「ロッキー・ホラー・ショー」もミュージカルの中では圧倒的にライブ感の強い作品であり、ペンライトを持っている人がたぶん50%くらいいた。新聞紙よりは率が高い。

しかし、ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」はライブとは違ってナレーターや司会役がいないも同然なので、

ペンライトを使うか使わないかはすべて観客の中でも前ブロックのコアなファンにまかされている。前の人が使うと、後ろもどんどん使う的なやつだ。

おそらく、毎年「ロッキー・ホラー・ショー」を上演していれば、ここで使うというルールが一般化されて、もっと盛り上がったのだろう。

 

 

光線銃が売ってる

たまにミュージカルでは公演限定グッズが売っている。

宝塚歌劇団花組「Santé!!」ではおもちゃのワイングラス、「ワンピース歌舞伎」ではスーパータンバリン。

ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」では光線銃

光線銃は最後に使う。一回きりなので割高感は否めない。

 

 

吉田メタルがヤング・フランケンシュタインをやっていた

金髪のムキムキ人造人間ロッキー・ホラー役の吉田メタルが、最後フランクを運ぼうとしたときに、先日上演された小栗旬主演「ヤング・フランケンシュタイン」のモンスターをやっていたのを私は見逃さなかった

https://youtu.be/ttQ6OQ6Tq2E

 

 

ソニンの歌の表現力が存分に発揮されていた

歌の表現力が高いソニン。喘ぐような歌い方とか、キュートな声とか、オペラのような声とか、歌の表現力=ヴァリエーションの多さがソニンの持ち味。

これが見事にフル活用されていた。

歌唱力が高いミュージカル女優は他にもいる。しかし、こういう歌のレパートリーが多い役はソニンがベストだ。

また、東宝ミュージカルが好きで「ロッキー・ホラー・ショー」観に行く人は、ソニンの声に懐かしさを感じるでしょう。

最後に、一番重要なことを伝えよう、ソニンの胸がめちゃめちゃ演出で利用されていた。

 

 

小池徹平ファンには超おすすめの作品

色んな彼の姿が見られる。マジで。

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上木彩矢が歌上手いし、美しい

さすがはイディナ・メンゼル演じた「RENT」モーリーン役に起用されているだけあって歌が上手い。というか、私はこの人の歌好きだ。

スタイルも良いし、美しいし、どうしても32歳には見えないんだよな。

 

 

度をこさないはちゃめちゃは、ミュージカルファンにも優しい

コスプレをした観客と一緒の空間で、ペンライト、光線銃、踊りなど、東宝や劇団四季ではありえない経験ができた。

それでも歌・ダンスともプロセニアムアーチを越えずにしっかりと聴かせる・見せるシーンが大半だった。

生粋のファンは、もっと観客に絡んで欲しいと思った人もいるだろう。

しかし、「ロッキー・ホラー・ショー」ヴァージンの私にとってみれば、きちんと歌もダンスも座席に座りながら楽しめる作品で良かった。

実際に、RoLLYの華麗なギターや、女王蜂の演奏もじっくり聴けた。

リチャード・オブライエン作詞・作曲の名曲たちは、ヴァラエティーに富んでおり、ミュージカルファンなら生で一度は絶対に生で聴いて欲しい。

 

というか、踊る人は踊りたいだけ踊る、観たい人はじっくり観る、聴きたい人は耳を澄ませられる寛容な空間が劇場にあったことが素晴らしい。

「踊るなら踊る」「観るなら観る」と、なにかと舞台作品は一体感を求めがちだが、その枠を超えた作品であったことは間違いなく、これこそがリチャード・オブライエンの望んでいたことだったのかなとも思った。

 


 

 

公式サイト

 

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