1992年に公開された映画「ボディガード」をミュージカルにした「The Bodyguard」が2012年にウエストエンドで初演を迎えました。
その後は、オランダ、アメリカ、韓国で上演されています。さらに、2017年以降はカナダのトロント、オーストラリア、スペインのマドリッド、2018年にはフランスのパリでも上演されます。
韓国で本作品を観た日本人のミュージカルファンも多く、非常に高い評価を得ているミュージカルです。近いうちに日本でも上演される可能性も高い作品だと言えます。
今回の記事では、ミュージカル「ボディガード」のあらすじ、評価などをまとめて簡単にご紹介します。
本日も"ミュージカルとディズニーのことならアートコンサルタント"をお読みいただきありがとうございます。
本日は、ミュージカル「ボディガード」のあらすじや魅力を簡単にお伝えします。
ミュージカル「ボディガード」についておさえておきたい3つのこと
原作は1992年の映画
ミュージカルの原作は皆様ご存知、ホイットニー・ヒューストン&ケヴィン・コスナー主演の映画「ボディガード」です。
名曲の数々
「I Have Nothing」「Run to You」がアカデミー歌曲賞にノミネート。ホイットニー・ヒューストンが歌った「I Will Always Love You」はグラミー賞のレコード・オブ・ザ・イヤーに輝いています。また、ミュージカル版でも映画版と同じ曲が歌われます。
評価
2012年から2014年までウエストエンドで上演され、ローレンス・オリヴィエ賞では作品賞、主演女優賞、助演女優賞、舞台セット賞にノミネートしました。さらに、好評を受け、世界各国で上演され続けています。
上演歴
- 2012年 ウエストエンド
- 2015年 オランダ・ユトレヒト
- 2015年 ドイツ・ケルン
- 2016年 ウエストエンド(リバイバル版)
- 2016年 アメリカツアー
- 2016年 韓国・ソウル
- 2017年 カナダ・トロント
- 2017年 オーストラリア・シドニー
- 2017年 スペイン・マドリッド
- 2018年 フランス・パリ
日本上演について
上演歴見ましたでしょうか?オランダ、ドイツ、パリ、韓国…
なぜ日本に来ない!?そろそろ東宝かホリプロあたりが日本版の上演を発表するのでしょうか。
日本上演を阻む理由はこれだ!
ウエストエンドでリバイバルされるということはですよ、あらすじはともかく歌が最高に良いミュージカルということですよ。
見てください、聴いてください、この名曲のオンパレード。つまり、歌次第なミュージカルなのです。
正直、レイチェル・マロン役を誰が演じるのかが気になります。ミュージカルや映画を観ていなくても、ホイットニー・ヒューストンのサウンドトラックから「I Will Always Love You」を聴いたことがある方なら、どれだけ歌唱力が必要か分かると思います。
R&Bを華麗に歌い上げる若手ミュージカル女優、今日本にいます?
R&Bを歌える日本のミュージカル女優はいるのか?
濱田めぐみが若い頃とか本当に適役だったと思います。あとは「ビューティフル」で平原綾香を起用したように、歌手から舞台に連れてくるパターンはありですね。
実際に韓国ではミュージカル女優と歌手によるトリプルキャストでレイチェル・マロン役を演じました。中でも歌手のヤンパは見事に代表曲「I Will Always Love You」を歌っています。
https://youtu.be/H-RFAin4GI0
ちなみに、相方は日本でもブロードウェイでもなく韓国で観た「ダディ・ロング・レッグス」が一番感動したミュージカルだったとよく語っています。
あらすじ
愛のためにできること。それは、命をかけて守ること。愛のためにできること。それは、命をかけて守ること。
影の世界に生きるボディガードと、華やかな世界に生きる歌手が主人公。守る男と守られる女が、やがて互いの立場を越えて激しい愛に堕ちてゆく。そして、執拗な魔の手が迫る時、男は命をかけた戦いを決意する。サスペンス・ラブストーリー。
私の今日のミュージカル近況
そういえば、本日はミュージカル「レディ・ベス」の先行販売、「ヴォイサリオンII GHOST CLUB」一般発売日でした。皆様はすでにチケット予約しましたでしょうか。
すでに「レディ・ベス」は花總まりの回を予約しており、今日は平野綾の回を予約しました。帝国劇場はB席だと4,000円。手ごろな値段で日本トップのミュージカルが観られる。本当に素敵なことだと思います。それに、「違うキャストでも観たい」と思うミュージカルファンにも優しい値段設定になっていますね。
ちなみに「ヴォイサリオンII GHOST CLUB」は妃海風目当てで予約しました。
今後はもっとフランスミュージカルに目を向けてゆきます!
2010年代に入りウィーンミュージカルのブームが来ましたが、今はどちらかと言えばフランスミュージカルという新しい風が流れています。このサイトでも、日本で上演されていない最新フランスミュージカルを、大学でおそらく一番独学したフランス語の知識を用いて解説してゆきたいと思います。
とりあえず、「Adam et Ève : La Seconde Chance」は本当におすすめ。また、大好きな映画「コーラス」のミュージカル版が今年から上演されます。