2017年12月にアメリカで公開されたミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の評価がどれだけ高いのかをご紹介します。
また、観客からの高い評価の一方で、批評家からの現実的なレビューもご紹介します。
ネタバレはこちらから
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「グレイテスト・ショーマン」ネタバレ | ソングナンバー&曲のタイミングも解説!
今回の記事では、2017年12月アメリカ公開、2018年2月に日本公開のミュージカル映画「グレイテストショーマン」のネタバレをご紹介します。またストーリーと一緒に曲がどのタイミングで歌われるかも記載し ...
目次
観客の評価はここ10年間に公開されたミュージカル映画で1位
キャストにヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、ミシェル・ウィリアムズなどハリウッドからブロードウェイのスターまでを集めたミュージカル作品が「グレイテスト・ショーマン」。
魅力的なのはキャストだけでなく、実話を基にしたあらすじ。あらすじはP・T・バーナムの成功を描いています。
「グレイテスト・ショーマン」の前売り券はたくさん売れており、日本でのヒットもかなり期待できるミュージカル映画です。
グレイテスト・ショーマンの日本語吹き替えはありませんが。監督がPVのクリエイターなので、英語でももちろん楽しめます!
では、期大作「グレイテスト・ショーマン」の評価を海外最大の映画レビューサイトRotten Tomatoesで他のミュージカル映画と比べたいと思います。
ちなみに。グレイテスト・ショーマンの評価は、オーディエンス・スコアが90%。
これは2002年以降に公開されたミュージカル映画で最も高い数値です。(2017年12月27日現在)
※オーディエンス・スコアとは、5点中3.5点以上の作品だと思う観客の割合です。「グレイテスト・ショーマン」の場合、単純に観客の90%が良かった映画だと思っていることになります。
他の有名ミュージカル作品と比較
グレイテスト・ショーマン
- オーディエンス・スコア:90%(8,003人中)
- レビュー点:4.5/5
ムーラン・ルージュ
- オーディエンス・スコア:89%(49,603人中)
- レビュー点:4.1/5
ヘアスプレー
- オーディエンス・スコア:84%(763,261人中)
- レビュー点:3.9/5
オペラ座の怪人
- オーディエンス・スコア:84%(411,863人中)
- レビュー点:3.7/5
シカゴ
- オーディエンス・スコア:83%(439,153人中)
- レビュー点:3.5/5
ピッチ・パーフェクト
- オーディエンス・スコア:83%(126,533人中)
- レビュー点:4.1/5
ラ・ラ・ランド
- オーディエンス・スコア:81%(68,356人中)
- レビュー点:4.1/5
美女と野獣
- オーディエンス・スコア:81%(84,877人中)
- レビュー点:4/5
魔法にかけられて
- オーディエンス・スコア:80%(407,171人中)
- レビュー点:3.8/5
レ・ミゼラブル
- オーディエンス・スコア:79%(264,641人中)
- レビュー点:4/5
ディセンダント2
- オーディエンス・スコア:72%(681人中)
- レビュー点:3.8/5
ディセンダント
- オーディエンス・スコア:67%(1,811人中)
- レビュー点:3.8/5
マンマ・ミーア!
- オーディエンス・スコア:66%(437,361人中)
- レビュー点:3.6/5
バーレスク
- オーディエンス・スコア:64%(65,827人中)
- レビュー点:3.6/5
ジャージー・ボーイズ
- オーディエンス・スコア:62%(25,404人中)
- レビュー点:3.6/5
NINE
- オーディエンス・スコア:37%(109,439人中)
- レビュー点:2.9/5
「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」さらに今年公開されてアカデミー賞に最多ノミネートされた「ラ・ラ・ランド」。
これらのミュージカル映画を越える評価を観客から得ています。
「グレイテスト・ショーマン」はまだ公開中なので評価に変動もあるでしょう。
しかし、現段階では近年(ここ10年間で)最も観客からの評価が高いミュージカル映画です。
2000年以降なら2位
2000年以降に公開されたミュージカル映画で「グレイテスト・ショーマン」の評価を越える作品が1つあります。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」です。2001年に公開されたLGBTにまつわるミュージカル作品です。
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
- オーディエンス・スコア:93%(49,603人中)
- レビュー点:4.1/5
ストーリーよりも音楽が見どころの作品
レビューを読むとストーリーよりも音楽の評価が高いことがわかります。
ゴールデン・グローブ賞では歌曲賞にノミネート
すでに二つのアワードで歌曲賞にノミネートされています。
ゴールデン・グローブ賞と放送映画批評家協会賞では主題歌「This Is Me」が歌曲賞にノミネートされました。
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作詞・作曲家コンビがアカデミー賞、トニー賞を2017年に獲得
映画「ラ・ラ・ランド」でアカデミー歌曲賞。ブロードウェイミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」でトニー賞の作曲賞。
映画&ミュージカル界で最も大きなアワードで、2017年に続けて賞を獲得したポール&パセクが「グレイテスト・ショーマン」の音楽を手がけています。
すでに、ゴールデン・グローブ賞では歌曲賞にノミネートされており、2年連続でのアカデミー賞受賞も現実味を帯びています。
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さて、「グレイテスト・ショーマン」が観客からの支持を集めていることは映画レビューサイトの得点で分かりました。
では、批評家はどのように評価しているのでしょうか。
批評家の評価は低い
映画サイトRotten Tomatoesには観客によるレビュー点(AUDIENCE SCORE)。そしてTOMATOMETERと名付けられた批評家からの点があります。
TOMATOMETERは映画を肯定的に評価した人の割合が点数になります。
「グレイテスト・ショーマン」の場合52%。
つまり、100人中52人は肯定的評価。48人は否定的に評価しているということです。
では批評家にはどんなレビューが多いのでしょうか。
- 「グレイテスト・ショーマン」は深くストーリーや会話が掘り下げられることはありません。しかし、素晴らしいキャスト、セット、そして心に残る歌があります。
- ストーリーは微妙だが、まともな作品であることは確かだ。
- 多くの点で素晴らしい映画だが、1つ誤ったことがある。それはバーナムを型にはまったヒーローにしたことだ。
このように、音楽や演出、キャストに関しては高評価です。しかし、ストーリーに関しては否定的なコメントが多いです。
「グレイテスト・ショーマン」の評価まとめ
多くの観客がミュージカル映画に求める【音楽】【ダンス】【華麗でエキサイティングな演出】【キャストの演技】に関しては上出来の作品。
しかし、ストーリーの深さを重視する観客には少し物足りない作品です。
2018年2月16日公開
日本の公開日は2018年2月16日(金)です。
【音楽】【ダンス】【華麗でエキサイティングな演出】そして【キャストの演技】が魅力的な作品です。
映画館での大きなスクリーンでの鑑賞をおすすめします。