「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち2」続編が製作される可能性を解説。
またあらすじがどうなるかをご紹介します。
ランサム・リグズの小説「Miss Peregrine's Home for Peculiar Children」を映画化した「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」。
小説では続編「Hollow City」「Library of Souls」がありますが、同様に映画でも続編が生まれるのでしょうか。
続編のあらすじはこうなる!
2017年に日本で公開された「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」。本作はニューヨーク・タイムズのベストセラー小説となったランサム・リグズの同名小説を原作にした映画です。
原作はダーク・ファンタジー小説であり、ティム・バートンとも親和性が高く、映画の評判が高いわけではありませんが、作品としては十分に楽しめるものだっと思います。
そこで期待してしまうのは続編となる「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち2」。
原作である小説は続編となる「Hollow City」を2014年に発行しており、「ミス・ペレグリン」シリーズとして映画化されてゆくのでしょうか。
映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」のストーリーについて説明しておきましょう。
主人公はフロリダ州に住む普通の青年ジェイク。ハリー・ポッターと同じく、生まれてすぐに自分に奇妙な能力があると気づいているわけではありません。
ハリーと同様に、ジェイクはある時、この世の中に隠された世界があることを知ります。そして、その世界には"奇妙なこどもたち"が存在することを知るのです。
彼らと関わる中でジェイク自身も奇妙な能力があることを知り、その"奇妙なこどもたち"の目を狙う敵と戦い、勝つところでこの映画は終わります。
続編小説のストーリー
小説の続編では、"奇妙なこどもたち"とジェイクたちがミス・ペレグリンの元を離れロンドンに避難するというストーリー。
映画版でケインホルム島にあった"奇妙なこどもたち"の学校は、イギリスでは様々な地域にあります。
そして、ジェイクや"奇妙なこどもたち"が過去にワープし、ペレグリンを助けるというストーリーが軸になっています。
また、ウェールズに訪れ、古代の巨人と出会います。そこで、奇妙な存在が人間以外にもいることを学びます。
ハリー・ポッター同様にイギリスが舞台になる。ファンタジー映画好きにはゾクゾクする展開ですよね。
続編公開の可能性
海外メディアには、ティム・バートンが映画化に際して原作のストーリーを大幅に変えてしまったので、そのまま続編小説を映画化できるわけではないという指摘があります。
なので、原作のストーリーを変えたティム・バートンが、続編小説をそのまま映画化するのに対して興味が湧くかどうか微妙です。
この点に関しては、映画のストーリーに沿うような形で続編を製作すれば良いと思います。
ティム・バートンではなく別の監督を起用することでも解決できます。「ハリー・ポッター」では監督を次々に変えてるので、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」でも問題はないでしょう。
一番の問題は、興行面での心配です。
20世紀フォックスが続編の製作にGOサインを出すかどうか。重要な興行収入に目を向けてみましょう。
「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」の興行収入は2.85億ドル。製作費は1.1億ドル(宣伝広告費は含まず)。
正直なところ、他のファンタジー映画と比べてみると少し低い興行収入なことがわかると思います。
- ディズニー「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)は2億ドルの製作費で10億ドル。
- ワーナー・ブラザーズ「チャーリーとチョコレート工場」(2005年)は1.5億ドルの製作費で4.7億ドル。
また、評価に関してもRotten Tomatoesで64%の人が肯定的評価。10点中5.9点。高い評価とは言えません。
ディズニーが手がける?
20世紀フォックスはディズニーに買収されることが決定しています。2019年初頭には買収が完了すると言われており、それまでにフォックス社はマーベル作品を中心に映画の製作を急ピッチで進めています。
となると、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」の続編があるとすればディズニーが製作することになります。
ディズニーが「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」を手がけるのか。
どちらかといえば、完全なリメイクの方がありえると思います。