空前絶後の売り手市場で新卒よりも転職組の方が有利な理由
今回の記事では、バブル以降最大の売り手市場で新卒よりも転職組の方が優位な理由をご紹介します。また、最後では転職組におすすめのエンタメ系の企業、そして良い企業の選び方をご紹介します。
目次
転職組が優位である大きな理由はモチベーションの差
景気がよく、今どこの企業も人材を欲しがっています。これは事実。ただ、どちらかというと新卒よりも転職組の方が人気です。この売り手市場を今までに経験していない新卒組と、数年前の厳しかった転職市場を経験している転職組では、企業で働く際のモチベーションが違いますよね。
だって、新卒組は「売り手市場なので、嫌になったら転職すればいい」と思っている人も多いのに対して。転職組は「いつ売り手市場が終わるか分からない。とにかく、この企業でスキルアップしよう。学び尽くそう」と思っているのでは、いくら新卒で給料が低いからって企業も無駄なお金は払いたくないのは当然のことです。それならはじめからスキルや組織での働き方を知っている転職組を率先して採用しています。
転職組でも未経験で欲しがる企業はある
今述べたように、売り手市場を経験していない転職組に企業も大きな期待をかけています。あなたが数年間企業で学んだスキル・組織での働き方。確実に、次の転職先でも生きます。そして、仮にスキルが転職先の業界でそのまま生かせなくても大丈夫です。
エンタメ系企業の面接で大切にしたいこと
転職エージェント"ワークポート"の調査では、転職組でさえ「スキルは高いが、コミュニケーション能力がイマイチ」よりも「スキルはないが、コミュニケーション能力は抜群」の方が採用される可能性が圧倒的に高いことが判明しました。
採用したいかしたくないか、面接開始から何秒くらいで判断していますか?
さらに、採用したいかしたくないかの判断を7割の人事が「1分以内で判断」しています。つまり、転職の面接でも言葉は簡単ですがマナー含めた人柄が最も大切なのです。特にエンタメ業界の場合、必要とされるのはエンタメ業界の知識ではなく、チームで動く際の気遣いやコミュニケーション能力です。以前の業界と違うからと心配する問題はありません。
いつまでに転職した方が良いか
今の売り手市場で有利なのは転職組です。特に、2020年夏の東京オリンピックまでは景気があらゆる企業で活性化します。
これはエンタメ企業も例外ではありません。エンタメ系の企業は、海外からの旅行者向けに様々なサービスを展開しています。また、日本のライブエンタメコンテンツを海外へと輸出しようとしている企業も増えています。ミュージカル刀剣乱舞がパリ公演を果たしたのもご存知でしょう。
転職でエンタメ業界に入るならこの会社がおすすめ
日本ではマーベラスやネルケプランニングの手がける2.5次元ミュージカルに出演する俳優たちが、2.5という枠組みを超えて日本のミュージカル界のトップに君臨しようとしています。
今後の日本ミュージカルのトップランナーでいたいと思う方には、マーベラスやネルケで経験やスキルを積むのも良いと思います。
【関連記事】演劇やミュージカルに関連するおすすめの会社&企業選びのコツを解説!
とにかく、転職でエンタメのビジネスに携わりたい方は、2020年までのチャンスを見逃さないようにしましょう!
良い企業の選び方
以上5社をご紹介しました。正直いって、エンタメをビジネスにする企業には残業が多く、ライフワークバランスを保つのがなかなか難しい会社が多いです。ただし、会社によってライフワークバランスに力を入れているかどうかは異なるので、そこを見極める必要があります。
こういった見えない部分の情報は、自分でインターネットで調べると共に、きちんとした判断基準が分かるプロの転職エージェントに聞くのが一番です。そこで最後に、私が今までエンタメ企業に転職してきたなかで、エンタメ企業の求人が多く、エンタメやマスコミに強いおすすめの転職エージェントをランキングでご紹介します。
マイナビジョブ20’s
コロナショックで採用が閉じている中、エンタメ求人の数について各エージェントを調べたのですが、大手プレイガイドから明治座のような劇団・劇場まで、この業界の求人を最も扱っているのがマイナビでした。エンタメ業界に行きたい人は登録して、求人をチェックしてみてください!
おすすめポイント
■プレイガイドや舞台の募集が豊富
■カウンセラーがおり、こまめに連絡や相談にのってくれる
■老舗の劇場から2.5次元ミュージカル・舞台に関連した募集まで幅広く扱っている
募集中の求人例
●2.5次元ミュージカル/舞台のグッズ制作スタッフ
●劇場/舞台の企画制作
●チケットサービスの営業
●プレイガイドのシステムエンジニア
マスメディアン
マスコミ・WEB業界に特化した転職サイトがマスメディアン。ミュージカル・演劇界で活躍するアーティストのファンクラブ運営、アーティスト関連グッズの制作に携わる募集があります。
おすすめポイント
■マスコミ関連の出版社である宣伝会議が運営しているので、マスコミ業界に圧倒的に強い
■応募中のマスコミ求人が"これほどか!"と思うまで豊富
■コピーライターから広告営業まで幅広い職種
■未経験からの転職ガイドなど、説明会も豊富
募集中の求人例
●展示会、文化施設等の営業職
●コンサート・イベントグッズの企画制作プロデュース
●クリエイティブ・プランナー
●プロモーション・プランナー
●イベント・ディレクター
【関連記事】劇場やミュージカル業界に強い就職・転職サイト比較