起業をする上で事業と同じくらい重要なのがブランド名とロゴだ。特に視覚で認識するロゴはブランディングをする上で重要なパーツとなる。
では、ロゴにはどのような色を使えばよいのか。このサイトでも何度か紹介している起業家向けWEBサイトEntrepreneurがブランディングにおける色の影響を調査し、発表した。
色が与える印象とは
「赤」は刺激的で注目を集めやすく、また見た人にプラスの印象を与えやすい(コカ・コーラなど)。
「青」は信頼を与え、プロ意識の高さを感じさせる一方、食欲を抑える働きがある(Facebookなど)。
「黄」は楽しく幸せな印象を与えやすく、また暗い気分を変える効果を持つ。ウィンドウショッピングでも目につくのは黄色である(マクドナルドなど)。
「緑」は環境に優しく、またヘルシーなイメージを与える。緑を見ると生産性が上昇するとも言われている(スターバックスなど)。
「オレンジ」はフレンドリーで、見る人のアクションを呼び起こしやすい(SOUND CLOUD、Hard Rockなど)。
「黒」はプロフェッショナリズムや知性、権威を感じさせ、高級感を演出する(Disney、CHANELなど)。
以上のことが分かった。
このように、有名ブランドのロゴには綿密に練られたブランディングによって生まれたことが分かる。起業家やマーケターは、色とブランディングの関係について学べば、さらなるブランドや事業の発展に結びつくに違いない。
ここからは、さらに詳しく書かれたEntrepreneurの記事「The Role of Color in Branding (Infographic)」を紹介する。
ブランディングにおける色の働き/インフォグラフィック
消費者はブランドの色の力に気付かないことがよくある。しかし、マーケター達はブランドの色を消費やブランディングにおける重要な要素とみなしているのが事実だ。
実際マーケターやデザイナーにとって、ロゴを作るのに色が最も重要なファクターとなっている。色の組み合わせや選択は消費者の年齢や性別、個性、収入などあらゆる項目に左右され、マーケターたちはそのブランドや商品がどのような人をターゲットにしているかを明確にしなければならない。
ブランドのロゴは、消費者の購買を決定づけるほどの力があり、ブランドの知名度を高める働きもする。また、色は人の感情さえ生み出すことが可能だ。赤はそれを見る者を興奮させ、食欲を助長する。また注目を集める色でもある。なぜFrito LayやCoca-Cola、Budweiserが赤をロゴに使用しているのかお分かりだろう。ブルーは信用と信頼の色であり、Facebook、CitiBank、Samsungなどが挙げられるが、まさに消費者に信用と信頼を与えることが必要とされるブランドが使用しているのだ。
マーケティングに利用できる色の心理学について学びたいのであれば、下の図「ブランディングにおける色の役割」をチェックしてみよう。
【画像は"The Role of Color in Branding (Infographic)" Varietyより】