2017年3月公開の実写版ディズニー映画「美女と野獣」の監督に決定しているビル・コンドン。
監督を務めた『ドリームガールズ』ではアカデミー賞で2部門(助演女優賞、音響編集賞)の受賞を果たした。
では、今最も注目されているビル・コンドンの作品で最も評価の高い作品はなにかー
今回の記事では、ビル・コンドンの作品を評価の高い順に紹介します。
ビル・コンドン (1955- アメリカ合衆国)
1955年アメリカ生まれ。コロンビア大学卒業後、映画批評家として活動。その後脚本を手掛けるようになり、1998年公開の「ゴッド・アンド・モンスター」でアカデミー脚色賞を受賞。脚本を手がけた映画『CHICAGO』はアカデミー6部門受賞。その後、『ドリームガールズ』で監督を務める。
また、2017年公開の実写版『美女と野獣』では監督を務めることが決定しています。
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それでは、ビル・コンドン監督の作品を評価の高い順にご紹介します。
今回作品を評価するにあたり参考にしたのが「Rotten Tomatoes」。海外最大の映画レビューサイトです。
ビル・コンドン監督作品ランキング
89点 ゴッド・アンド・モンスター
解説
「フランケンシュタイン」と「フランケンシュタインの花嫁」で名を馳せながら、謎の死を遂げたジェームズ・ホエール監督に焦点を当てた、繊細かつ重厚なる人間ドラマ。
あらすじ
過去の栄光にすがることなく余生を過ごす老人の前に現れた庭師の逞しき青年。ゲイである老人は彼に惹かれながらも、自らの人生の終止符を打つために彼を利用する……。
- 公開年:1998
- キャスト:イアン・マッケラン、ブレンダン・フレイザー、リン・レッドグレイヴ
- 主な受賞:脚色賞(アカデミー賞)
82.5 愛についてのキンゼイ・レポート
解説
1万8,000人にインタビューを行い、「性」の実態のリサーチに生涯をかけた実在の学者、キンゼイ博士の生涯を描いた感動作。『シンドラーのリスト』のリーアム・ニーソンがキンゼイ博士を演じる。本作でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたローラ・リニーの熱演に注目。
あらすじ
インディアナ大学の助教授キンゼイは助手たちに、アメリカ各地を一緒に訪問し、個別面接で「性」のデーターを収集するよう命じる。助手たちはキンゼイと面接の方法を試行錯誤するが……。
- 公開年:2004
- キャスト:リーアム・ニーソン、ローラ・リニー
- 受賞:助演女優賞(アカデミー賞ノミネート)
79.5点 Mr.ホームズ 名探偵最後の事件
解説
ミッチ・カリンの小説「ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件」を実写化したミステリー。93歳になって静かに余生を送っていた名探偵シャーロック・ホームズが、30年前の未解決事件の真相を暴こうとする。『X-MEN』シリーズなどのイアン・マッケラン、『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』などのローラ・リニー、真田広之らが結集する。助手の10歳の少年と一緒に難事件に挑んでいくホームズの姿が、何とも痛快。
あらすじ
名探偵ホームズも93歳の老人となり、海辺の家で静かな日々を過ごしていた。しかし、その一方で30年前のとある事件が頭に引っ掛かっていた。それは死んだ子供たちと会話しているという女性の調査だったが、いつしか彼女による夫の殺害計画の疑惑が浮上した果てに、ホームズの失態で未解決となって自身も探偵引退を余儀なくされたのだった。ある時、日本への旅行で事件解決のヒントを得たホームズは、10歳になる家政婦の息子ロジャーを助手に事件を再捜査していく。
- 公開年:2015
- キャスト:イアン・マッケラン、ローラ・リニー、真田広之
74.5点 ドリームガールズ
解説
トニー賞で6部門を受賞した伝説のブロードウェイミュージカルを映画化した極上のエンターテインメント作。コーラスガールの女性3人組が歩んだ成功と挫折の物語を、数々の名曲に載せて描き出すコーラスガール役にはグラミー賞受賞者のビヨンセがふんする。共演者にはジェイミー・フォックスやエディ・マーフィなどの人気と実力を兼ね備えたスターが顔をそろえる。ビヨンセ率いるコーラスガールたちが披露する歌声と魅惑的なパフォーマンスは圧巻。
あらすじ
エフィー、ディーナ、ローレルの3人組は、コーラスグループ“ドリーメッツ”を結成し、成功を夢見てニューヨークへ旅立った。やり手マネージャーのカーティスに見出され、大スターのジェームズ・“サンダー”・アーリーのバックコーラスとしてデビューするが……。
- 公開年:2006
- キャスト:ジェニファー・ハドソン、ビヨンセ、アニカ・ノニ・ローズ、ジェイミー・フォックス、エディ・マーフィ
- 受賞:助演女優賞、音響編集賞(アカデミー賞)
59.5点 トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2
解説
ステファニー・メイヤー原作の人気小説を映画化し、人間の少女と美形ヴァンパイアの許されぬ恋を描いたシリーズの完結編。ヴァンパイアになったヒロインの娘をめぐるカレン家とヴァンパイアの王族との決死の戦いを臨場感たっぷりに描き出す。主人公を演じるのは、実生活でも話題を振りまいてきたクリステン・スチュワートとロバート・パティンソン。ついに最終章を迎える人気作の動向に目がくぎ付け。
あらすじ
最愛の人エドワードと結婚したベラ。その後ベラはレネズミを出産するが、彼女の幼なじみジェイコブは、二人の娘こそがオオカミ族に伝わる運命の相手だと知る。一方、ヴァンパイアの王族ヴォルトゥーリ族は、レネズミが不滅の子というヴァンパイア族を滅亡させてしまう存在だと考えていて……。
- 公開年:2012
- キャスト:クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、テイラー・ロートナー
42点 トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1
解説
美ぼうのヴァンパイア、エドワードとベラのロマンスを描き、世界中でヒットしたファンタジー・シリーズの第4弾。2部構成となる最終章の前編では、ベラとエドワードの結婚や妊娠、そして出産までが描かれる。クリステン・スチュワートとロバート・パティンソンがベラとエドワードを続投。ついにクライマックスを迎える禁断の恋の行方から目が離せない。
あらすじ
紆余曲折がありながらも、結婚式を迎えたベラとエドワード。新婚旅行から帰った後、ベラはエドワードの手でヴァンパイアへ転生することになっていた。ところがベラは、新婚旅行先の南の島で体の異変に気付き、エドワードの子どもを妊娠していることが発覚する。しかし、それは決して生まれてはならない危険な存在で……。
- 公開年:2011
- キャスト:クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン
37点 フィフス・エステート/世界から狙われた男
解説
内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジが、危険を冒しながらも「リーク」という武器のみで国家権力の不正に立ち向かう姿をサスペンスフルに描いたドラマ。「SHERLOCK シャーロック」の英人気俳優ベネディクト・カンバーバッチが、アサンジ役を務めた。
- 公開年:2013
- キャスト:ベネディクト・カンバーバッチ、ダニエル・ブリュール
ビル・コンドンの才能を味わいたい人は「ゴッド・アンド・モンスター」、ミュージカルやディズニー好きの人は「ドリームガールズ」をおすすめします。