1997年に公開されたアニメ映画「アナスタシア」が20年の時を経てブロードウェイミュージカル化されました。さらに、ここ2年以内にロンドンのウエストエンドでも上演が開始されると公式に確認がとれたようです。
ウエストエンド公演ふくめ、日本公演やツアー公演についてご紹介します。
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海外ツアーは日本にも来る!
本日も"アートコンサルタント"をお読みいただきありがとうございます。@ArtSportsLifeです。
日本だとあまりアナスタシアの噂を聞きませんが、海外のミュージカルサイトをのぞいてみると結構ミュージカル「アナスタシア」関連のニュースが取り上げられています。特に国内ツアーが来年から始まり、さらに世界ツアーも計画中というニュースは世界中の「アナスタシア」ファンの心を躍らせました。
もちろん、私も日本に住むアナスタシアファンの一人であり、早く日本でも上演しないかと心待ちにしています。すでに海外ツアー先としてアジアでは日本、韓国、中国での上演が計画されています。(ヨーロッパはドイツ/ポーランド/スペイン/ロシア、南米はメキシコでの公演を計画しているとプロデューサーより発表がありました。)
Journey to the Past!
そうです!世界ツアーでついにロシアにアナスタシアが帰ってくるのです!ロシア公演観た過ぎる...
2019年までにウエストエンドで上演開始
そんなこんなで「アナスタシア」関連のニュースをご紹介しているわけですが、ついにウエストエンドでも上演が始まるようです。ブロードウェイ公演のカンパニーが「2019年までにロンドンで『アナスタシア』を上演する予定である」と語ったという確認が海外メディアにより取れました。また、2018年にはアメリカ国内ツアーもはじまる予定です。
「さて、劇場は」とご紹介したいところですが、まだ2年以内(2019年まで)に上演という情報しかつかめていません。しかし、とにもかくにも!ロンドンでも上演されるということは「アナスタシア」の絶大な人気を示しているといってよいでしょう。
「アナスタシア」の魅力:キャラクター・ミュージック・リアリティ
トニー賞では2部門のノミネートに終わりましたが、トニー賞で作品賞に輝いても興行面で不安のある作品は海を越えて上演されません。アナスタシアの人気については過去に2度ほどその理由を書きました。ひとつ目は元ディズニーのクリエイターたちが作ったゆえのアニメーションクオリティの高さ=すなわち「キャラクターの上手な描き方」。ふたつ目は映画&ミュージカルの巨匠が作った「音楽」。みっつ目はリアルな歴史を下敷きにした「リアリティ」です。
こちらの記事もチェックしてみてくださいね「アニメ映画『アナスタシア』はなぜミュージカル化されたのか?その魅力に迫る!」「日本版『アナスタシア』劇団四季と東宝のメリット・デメリットをずばり解説する!」
アナスタシアの評価
次々と公演が決まってゆくミュージカル「アナスタシア」の脚本は「蜘蛛女のキス」でトニー賞を獲得したテレンス・マクナリー。音楽はアニメと同じくリン・アーレンス(作詞)&ステファン・フラハティ(作曲)です。リン・アーレンス&ステファン・フラハティのコンビはアニメ版でアカデミー歌曲賞にノミネートされています。
トニー賞では助演女優賞と衣装デザイン賞のノミネートだけでした。しかし、アウター・クリティクス・サークル・アワードでは最多12部門ノミネートです。
興行収入は好調
ブロードハースト劇場で上演されている「アナスタシア」の興行収入は好調。ブロードウェイ専門サイトのPLAYBILLも「このまま興行収入の高さは続くだろう」と述べています。
そのうち必ず見られる時が来る
「アナスタシア」日本公演、四季版や東宝版など様々な想像がふくらんでゆきますね。「アナスタシア」ファンのみなさま、ブロードウェイへ行かずとも観られる日が確実に近づいていますよ。
ミュージカル『アナスタシア』サウンドトラックの感想!【買い方・アルバム内容】