ディズニー実写映画『ア・リンクル・イン・タイム/A Wrinkle in Time (邦題:五次元世界のぼうけん)』の最新情報をご紹介します。
Dハロが終わり、ディズニーランドは早くもクリスマスのシーズンになりました。
今年のDハロを総括すると、とにかく「ズートピア」一色。
男女問わず、うさぎのジュディ・ホップスときつねのニック・ワイルドの仮装が多かったのが印象的です。
ディズニーで仮装する人は女性のペア同士が多いこともあって、比較的性別を問わないきつねのニック役が仮装しやすかったゆえに人気があったのかなと思います。
昨年はベイマックスが多かったので、その年に流行した映画のキャラクターが多くなる傾向はありますが、昨年に比べると特に今年はジュディ&ニックのペアがたくさんいました。
一方で去年いた多くのハニー・レモンはほとんどいませんでした。
来年は「モアナ」が流行る?
ただ、来年は「モアナ」が流行るのかと言われれば微妙なところ...厳密にモアナの仮装をするためには日本人はまず肌を焼くという作業が増えます。
さらに、半神マウイを女性がするには高いハードルが...
だからといってモアナ一人では映画「モアナ」の世界観が生み出せない(ズートピア仮装は二人で世界観を生み出せたので流行ったともいえる)。
なので、2017年度のDハロは色々なキャラクターでカオス化する予感がします。
もしかしたら「美女と野獣」実写化によってベルと野獣が増えるかもしれませんね。
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と話はDハロに脱線しましたが、ディズニーの新しい実写作品の実現に向け、製作陣に動きがあったようです。
『五次元世界のぼうけん』実写化へ
Webサイト「Animation World Network」によれば、マデレイン・レングルによる小説『A Wrinkle in Time (邦題:五次元世界のぼうけん)』の実写化へ向け、製作チームに新しいメンバーが加わることとなりました。
その前に、いきなり『五次元世界の冒険』ふんにゃらと言われてもどんな作品が知らない人も大勢いると思いますので、まずはあらすじをご紹介します。
解説とあらすじ
ニューベリー賞を受賞したSFファンタジー小説
日本ではあまり知られていない『五次元世界の冒険』ですが、アメリカでは最も優れた児童文学に与えられるニューベリー賞を獲得している人気児童小説です。
アメリカ出身の作家マデレイン・レングルによって1962年に刊行されました。現在では日本含め35ヶ国で翻訳されています。
2002年にはディズニーよりTV映画化されています。
普通の女の子メグが超能力を持った仲間と一緒に行方不明の父を探す旅に!
主人公は落ちこぼれの少女メグ・マーレイ。
国家に関係した秘密の仕事をしていたメグの父が行方不明になります。不思議な力で人の心を読み取る弟のチャールズ、そして霊感の強い友人のカルヴィンは行方不明になったメグの父を探すためにメグとともに地球から異次元の世界へと飛び立ちます。
我々と同じような普通の女の子メグが悪に立ち向かい、勇気や友情、愛を学ぶSFファンタジー作品です。
そういえば同じように落ちこぼれの内気な女の子が悪に立ち向かうショーがディズニー・シーでやってましたね。少女の名前は「メイ」でした。
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スタッフ
製作陣に「アナ雪」のジェニファー・リーとオスカー受賞のリッチ・マクブライドが加わる
既に前々から製作はすすめられており、つい先日、製作チームに「アナと雪の女王」の脚本を執筆したジェニファー・リー、そして視覚効果(CG)の責任者に「レヴェナント: 蘇えりし者」のリッチ・マクブライトが加わりました。
また、それ以外のスタッフもご紹介しましょう。
監督 エイヴァ・デュヴァーネイ
- グローリー/明日への行進(アカデミー作品賞ノミネート)
プロデューサー ジム・ウィタカー&キャサリン・ハンド
撮影監督 トビアス・A・シュリッスラー
- 実写版「美女と野獣」
美術監督 ナオミ・ショハン
- 「アメリカン・ビューティー」
衣裳デザイナー パコ・デルガド
- 「レ・ミゼラブル」
エイヴァ・デュヴァーネイはアフリカ系女性で初めてアカデミー作品賞にノミネートした監督です。少ない予算で製作した「グローリー/明日への行進」はアカデミー主題歌賞を受賞しました。
キャストはこうなる!
スタッフも豪華ならキャストもなお豪華!
ウィッチ夫人 オプラ・ウィンフリー
- カラーパープル(アカデミー助演女優賞ノミネート)
ワッツイット夫人 リース・ウィザースプーン
- 「ウォーク・ザ・ライン」(アカデミー主演女優賞)
フー夫人 ミンディ・カリング
- 「インサイド・ヘッド」(声:ムカムカ)
ミスター・マーレイ クリス・パイン
- 「スタートレック」シリーズ
最近のディズニーはクリス・パイン抜擢しまくっていますね。このまま実写版「白雪姫」のプリンス役になるのではと勝手に予想しています。
マーレイ夫人 ググ・バサ=ロー
- 実写版「美女と野獣」
ハッピー・ミディアム ザック・ガリフィアナキス
- 「ハングオーバー!」シリーズ
ミスター・ジェンキンス アンドレ・ホーランド
カルヴィン リーバイ・ミラー
- ~ネバーランド、夢のはじまり~
チャールズ・ウォレス デリック・マッケイブ
メグ・マーレイ ストーム・リード
公開日
「ウィンクル・イン・タイム」のアメリカ公開日は2018年3月9日に決定しました。
監督が監督なのでミュージカル作品にはならなそうですが、大人向けの作品を撮ってきたエイヴァ・デュヴァーネイなので、シリアスな場面もありつつ、ファンタジー要素の強い大人も子どもも楽しめる内容になりそうです。
また、「シンデレラ」や「ジャングル・ブック」の実写化で1作品1,000億もの興行収入を得たディズニー。今後もアニメーション作品や小説の実写化が続いてゆくでしょう。
実写予定作品の詳しい情報は、
ディズニーが実写映画化を計画している全13作品を一挙紹介!|2017年以降公開予定
をぜひご覧ください。