先日の海宝直人バースデーライブでセットリストに含まれていたミュージカル「The Unauthorized Autobiography of Samantha Brown(サマンサ・ブラウンの非公式な自叙伝)」のソングナンバー、
『Run Away With Me』の歌詞を和訳してご紹介します。
名古屋のライブで海宝直人が「歌詞が良いので調べて欲しい」とおすすめしていたので、和訳してみました。
英語の歌詞との比較もあるので、ぜひ読んでいただければ嬉しいです。
※すごく良い曲なので一度聴いてみてください。
目次
日本ではあまり耳にしたことのないミュージカルですよね。
私も海宝直人がライブで歌うまでこのミュージカルのこと知りませんでした!
ただ、海外ではアーロン・トヴェイトや、マイケル・アーデン、また田村良太が歌っていたりと、ソングナンバーの『Run Away With Me』は一定の知名度があるようです。
ただ、元々のミュージカル「The Unauthorized Autobiography of Samantha Brown」については、日本語で説明している記事やブログがないので、海外のサイトを参考にどんな作品なのかご紹介します。
作品のあらすじ
夜が明けてきた。サマンサ・ブラウンは今日で地元を離れ、大学に入学する。しかし、車に荷物を積み終えたものの、サマンサは車のエンジンを回そうとしない。
高校最後の年に起きた出来事が頭をめぐり、エンジンを回す手を止めていたのだ。
親の期待、初めての恋、失った友情。エンジンを回し、大人として最初の決断をする前に、真っ正面から向き合わないといけないものがあるようだ...
サマンサ・ブラウンの非公式な自叙伝の1ページが幕を開く。
すごく見てみたいミュージカルですね!
このミュージカルは、脚本家のケイト・ケリガンがバーナード大学の学生劇のために執筆した作品です。
大人になっても、高校時代の友人や恋人、そして親との関係は続いてゆくもの。
どうやって過去と向き合い、未来へつなげてゆくのか。そんなことが問われるミュージカルです。
その中でも、『Run Away With Me』は初恋の人がサム(サマンサの愛称)に向けて歌うソングナンバー。
「Run away with me. Let me be your ride out of town.(ぼくと行こう。君を連れ出すよ)」と恋人の思いが打ち明けられます。
果たしてこの恋はどうなるのでしょうか。
ちなみに、The Spring Standards という男女のグループが歌った「Run Away With Me」も素敵なので、お時間があればぜひ。
脚本・作詞・作曲
このミュージカルを手がけたのはケイト・ケリガン(脚本・作詞)&ブライアン・ローダーミルク(作曲・作詞)。二人はコンビを組んでおり、Kerrigan - Lowdermilkとして活動しています。
過去にアラン・メンケン・アワードやリチャード・ロジャース・アワードを獲得しています。
あと歌詞を紹介する前に一つだけ。
夏感のある「Run Away With Me」ですが、同作品のソングナンバー「Say The Word」も爽やかな夏の朝を思わせる素敵な曲です。
日本語の訳詞と英語歌詞の比較
一息つかせて欲しい。
Let me catch my breath.
すごくドキドキしてるんだ。
This is really hard.
焦っているように見えるかもね。
If I start to look like I’m sweating.
今の気持ちさ。
That’s ‘cause I am.
良い言葉が思いつかない。
I’m not good with words.
でも新しいことを言おうとしているわけじゃない。
But that’s nothing new.
やっぱり言わないといけないね。
Still I have to try to explain what I want to do
君と…
With you…
君と…
With you…
ぼくと行こう。
Run away with me.
君を連れ出すよ。
Let me be your ride out of town.
ぼくが守るから。
Let me be the place that you hide.
二人生きていける。
We can make our lives on the go.
ぼくと行こう。
Run away with me.
夏のテキサスは最高さ。
Texas in the summer is cool.
ジャック・ケルアックの小説みたいに旅に出よう。
We’ll be on the road like Jack Kerouac
考えてみて、
Looking back,
サム、さあ。
Sam, you’re ready,
行こうよ。
Let’s go
どこか遠くへ。
Anywhere.
荷物を車につめ込んで、鍵をぼくに渡して。
Get the car packed and throw me the key.
ぼくと行こう。
Run away with me.
サム、早すぎるってわかってる。
Sam, I know it’s fast.
君が好きなんだ。
I’m in love with you.
サム、馬鹿げてるよね、でも君に夢中なんだ。
Sam, it’s crazy but Sam, I’m crazier for you.
色々考えたんだ。
I have these plans.
サム、色々考えたんだ。
Sam, I have these plans
浜辺に家を建てるんだ。
Of a house that we build on a bay
二人で行ったなら。
When we run away.
君を連れ出すよ。
Let me be your ride out of town.
ぼくが守るから。
Let me be the place that you hide.
二人生きていける。
We can make our lives on the go.
ぼくと行こう。
Run away with me.
アラバマの暑さに飛び込もう。
Alabama heat – sign me up.
あのカントリーソングのように旅に出よう。
We’ll be on the road like some country song.
もうすぐだ。
Won’t be long.
サム、さあ。
Sam, you’re ready.
行こうよ。
Let’s go
どこか遠くへ。
Anywhere.
荷物を車につめ込んで、鍵をぼくに渡して。
Get the car packed and throw me the key.
ぼくと行こう。
Run away with me.
今すぐぼくのものになってくれなんて言わない。
I’m not trying to make you a wife here,
君を縛りつけたりなんかしない。
I’m not trying to tie you down.
ただ言いたいんだ、ここに人生があるって。
I’m just saying there might be a life here –
ぼくたちが一緒に行けば...
A new one as soon as we run,
ただ一緒に行けば。
Just as soon as we run.
ねえ行こうよ。
Run away
君を連れ出すよ。
Let me be your ride out of town.
ぼくが守るから。
Let me be the place that you hide.
二人生きていける。
We can make our lives on the go.
ぼくと行こう。
Run away with me.
ミシシッピの沼でころぶ僕。
Mississippi mud – watch me slide.
ジャック・ケルアックの小説みたいに旅に出よう。
We’ll be on the road like Jack Kerouac,
考えてみて。
Looking back.
サム、さあ。
Sam, you’re ready,
サム。
Sam.
君を連れ出すよ。
Let me be your ride out of town.
ぼくと行こう。
Run away with me.
カルフォルニアドリームがついに手に入る!
California dreams, here we come!
ロミオはジュリエットを呼び求める。
Romeo is calling for Juliet.
さあ、準備はいい、
Ready, set,
サム、さあ。
Sam, you’re ready.
行こうよ。
Let’s go
どこか遠くへ。
Anywhere.
君がうなずけば、もうそこにいるようなものさ。
Say the word and I’m already there!
ぼくと行こう。
Run away with me.
日本語歌詞(和訳)
一息つかせて欲しい。
すごくドキドキしてるんだ。
焦っているように見えるかもね。
今の気持ちさ。
良い言葉が思いつかない。
でも新しいことを言おうとしているわけじゃない。
やっぱり言わないといけないね。
君と…
君と…
ぼくと行こう。
君を連れ出すよ。
ぼくが守るから。
二人生きていける。
ぼくと行こう。
夏のテキサスは最高さ。
ジャック・ケルアックの小説みたいに旅に出よう。
考えてみて。
サム、さあ。
行こうよ。
どこか遠くへ。
荷物を車に詰め込んで、鍵を僕に渡して。
ぼくと行こう。
サム、早すぎるってわかってる。
君が好きなんだ。
馬鹿げてるよね、でも君に夢中なんだ。
サム、色々考えたんだ。
浜辺に家を建てるんだ。
二人で逃げたなら。
君を連れ出すよ。
ぼくが守るから。
二人生きていける。
ぼくと行こう。
アラバマの暑さに飛び込もう。
あのカントリーソングのように旅に出よう。
もうすぐだ。
サム、さあ。
行こうよ。
どこか遠くへ。
荷物を車に詰め込んで、鍵を僕に渡して。
ぼくと行こう。
今すぐ僕のものになってくれなんて言わない。
君を縛りつけたりなんかしない。
ただ言いたいんだ、ここに人生があるって。
僕たちが一緒に行ったら。
ただ一緒に行ったら。
ねえ行こうよ。
君を連れ出すよ。
ぼくが守るから。
二人生きていける。
ぼくと行こう。
ミシシッピの沼で滑る僕。
ジャック・ケルアックの小説みたいに旅に出よう。
考えてみて。
サム、さあ。
君を連れ出すよ。
ぼくと行こう。
カルフォルニアドリームがついに手に入る!
ロミオはジュリエットを呼び求める。
さあ、準備はいい。
サム、さあ。
行こうよ。
どこか遠くへ。
君がうなずけば、もうそこにいるようなものさ。
ぼくと行こう。
英語
Let me catch my breath.
This is really hard.
If I start to look like I’m sweating
That’s ‘cause I am.
I’m not good with words.
But that’s nothing new.
Still I have to try to explain what I want to do
With you…
With you.
Run away with me.
Let me be your ride out of town.
Let me be the place that you hide.
We can make our lives on the go.
Run away with me.
Texas in the summer is cool.
We’ll be on the road like Jack Kerouac
Looking back,
Sam, you’re ready,
Let’s go
Anywhere.
Get the car packed and throw me the key.
Run away with me.
Sam, I know it’s fast.
I’m in love with you.
Sam, it’s crazy but Sam, I’m crazier for you.
I have these plans.
Sam, I have these plans
Of a house that we build on a bay
When we run away.
Let me be your ride out of town.
Let me be the place that you hide.
We can make our lives on the go.
Run away with me.
Alabama heat – sign me up.
We’ll be on the road like some country song.
Won’t be long.
Sam, you’re ready.
Let’s go
Anywhere.
Get the car packed and throw me the key.
Run away with me.
I’m not trying to make you a wife here,
I’m not trying to tie you down.
I’m just saying there might be a life here –
A new one as soon as we run,
Just as soon as we run.
Run away
Let me be your ride out of town.
Let me be the place that you hide.
We can make our lives on the go.
Run away with me.
Mississippi mud – watch me slide.
We’ll be on the road like Jack Kerouac,
Looking back.
Sam, you’re ready, Sam.
Let me be your ride out of town.
Run away with me.
California dreams, here we come!
Romeo is calling for Juliet.
Ready, set,
Sam, you’re ready.
Let’s go
Anywhere.
Say the word and I’m already there!
Run away with me.