ガーディアンズ 伝説の勇者たち2 続編公開の可能性について分析!
2012年公開の「ガーディアンズ」続編は製作・公開されるのか?
『アナ雪のエルサに似ている』と今でも話題と人気の絶えないジャックフロスト、彼をもう一度劇場で見たい!という声も実際に多いです。
そこで、今回の記事では「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」の続編製作の可能性を探ります。
2012年11月にアメリカで公開された「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」。すでに多くのアニメ好きがご覧になっていると思います。
SNS上ではファンによるジャック・フロストのファインアートがたくさん公開されています。
それと同時に、興行的には失敗に終わった作品だけに「続編があるのか?それともないのか?」という話も盛り上がっています。
why don't more people talk about 'rise of the guardians?' like the jack frost 'rise of the guardians?' i deserve a sequel
— Auburn Gray (@auburn_gray) 2017年11月24日
Things I need: a Rise of The Guardians sequel. Chris Pine as Jack Frost is just amazing & so are @RealHughJackman & Isla Fisher pic.twitter.com/fIxXjz2QIx
— Dani Looney (@avidreader1250) 2017年11月21日
★特別賞★
「ガーディアンズ〜伝説の勇者たち〜」きっと映画館で上映していたら惜しげも無く通い詰めていたであろう作品。とにかくコレクターの血が騒いじゃう程のキャラクターの可愛さと、ストーリーのドキドキ感。続編はイツデスカー!? pic.twitter.com/WEspNIZKWA— 映女 (@movie0girl) 2014年1月4日
また世界中のファンは、過小評価されたこの作品の魅力を伝えるように、現在もアートという形で「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」のキャラクターを描き続けているのも事実です。
実は、ディズニーにエルサとジャック・フロストのクロスオーバー(共演)を望む声も出ています。
Cool! Mr. and Mrs. Frost! Hahaha. 😀 #Elsa #Jackson pic.twitter.com/jB2l24MG7P
— Keith (@keithfajardo) 2014年5月3日
Wow galing naman! Jackson Overland Frost & Queen Elsa. @aldenrichards02 @mainedcm © #ALDUBMissingBAE pic.twitter.com/dDGm7VG2jR
— Angela♥ (@dollAngela143) 2016年1月11日
では、なぜドリームワークスは「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」続編へと未だに踏み出さないのでしょうか。
ドリームワークスが「ガーディアンズ」続編を製作しない理由
その理由を探るには、一度4年前(2012)に戻り、あることを思い出す必要があります。
「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」はホリデー・シーズンに公開したドリームワークス・アニメーション作品の中でも、最も興行収入が低かった作品の一つなのです。
「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」は結果的に8,500万ドルの赤字を計上し、これによりドリームワークスのCEOジェフリー・カッツェンバーグとパラマウントとの関係も揺らぎ始めます。
結果的にパラマウントとの蜜月なパートナーシップも終わり、ドリームワークス・アニメーションが新しく配給会社を探しはじめたのが2012年でした。
その後、20世紀フォックス社とパートナーになり、最初に公開した映画「クルードさんちのはじめての冒険」が興行的に成功を収めたのです。
赤字によりドリームワークス・アニメーション初のリストラが決行される
しかし、「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」によりドリームワークス・アニメーションが抱えた赤字が大きく、結果的に過去最大級の解雇が行われました。2,200人の職員のうち、350名が職を失ったのです。
CEOジェフリー・カッツェンバーグは第4四半期の業績に関してアナリストたちにこう語っています。「『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』は私たちが生みだしてきた17つの映画の中で初めて失敗した作品でした。それが起きてしまったことにより、すべてを考え直さないといけないと思い知ったのです」。
「立て直すことは非常に難しいことでした。それは、私がドリームワークスで今までにした最も困難な仕事だったのです。私達はかつて誰も解雇にしたことがありませんでした、それは私たちドリームワークスの文化に反するからです。しかし、今解雇をしないことは、かえって正しくない判断であり、実際に解雇したことでドリームワークス・アニメーションをは前に踏み出せたのです」。
失敗した理由
ウィリアム・ジョイスの原作を自身で監督した短編映画『The Guardians of Childhood book series and The Man in the Moon』。
この作品を長編アニメーション映画としたのが「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」です。そして、実は「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」は元々3部作を目指しており、第1作目として製作されたのが本作品でした。
また、クリエイティブチーム、声優にもビッグネームがそろっています。
まずピーター・ラムジーが監督、ウィリアム・ジョイスと「パンズ・ラビリンス」の監督として知られるギレルモ・デル・トロがエグゼクティブプロデューサー。
声優にはクリス・パイン(ジャックフロスト)、アレック・ボールドウィン(サンタクロース)、ヒュー・ジャックマン(イースターバニー)、アイラ・フィッシャー(歯の妖精)、ジュード・ロウ(ブギーマン)。
豪華なメンツでありながら、失敗した理由はどこにあるのでしょうか。ピーター・ラムジーはこう語っています。
「映画の製作費は1.6億ドル。この多額の製作費を回収するために、クリエイティブチームは世界中の人々が知っている話・ストーリーを扱おうと試みました。仮に、ストーリーを先に提示し、それに対する予算付けができていれば作品は成功したでしょう」。
映画の世界では、続編の製作決定を下す際に最も大きな指標となるのが前作の興行収入です。たとえ、映画の評価が比較的高かったとしても(Rotten Tomatoesで73%)、ゴールデン・グローブ賞にノミネートしても、興行収入という呪縛から逃れるのは年月がかかります。
ユニバーサルに配給が変わり、続編の可能性もある?
しかし、ドリームワークス・アニメーションの配給は2018年より20世紀フォックスからユニバーサルに変わることになっています。この変化がどう「ガーディアンズ 伝説の勇者たち」に影響するのか...期待しましょう!
また、ドリームワークス・アニメーションは今後も数多くのアニメ映画を公開してゆきます。
- 「ボス・メイビー」(2017年3月31日/日本:2018年3月21日)
- 「キャプテン・アンダーパンツ」(2017年6月2日)
- 「ヒックとドラゴン3」(2019年3月1日)
- 「エベレスト」(2019年9月27日)