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海外ファンが選ぶ!小津安二郎監督おすすめ映画ランキング

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今回は日本が誇る世界的巨匠小津安二郎監督の作品で、最も世界から評価されている作品を調べました。小津安二郎監督の作品を見たことない人は、ぜひこの記事を小津ワールドの参考書として利用してください。

 

小津監督作品の魅力とは

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私は学生時代に観て心酔した自称「小津ファン」です。

映画は本当に好きで、学生時代空いてる時間があれば大学のメディアライブラリーにこもってあらゆるジャンルの映画を見ていました。あの大学のサービスは本当に学生への貢献性が高いですよね。

で、多くの監督の作品に触れる中でも、私が小津監督を「すごいなぁ」と思う理由は、「思い出し泣きができる」ところです。

 

唯一「思い出し泣き」ができる監督が小津安二郎

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小津監督の作品って「思い出し泣き」ができるんです。それほど人間の心の沙汰を直接描いている。記憶と感情がぴったりとくっついているんです。

 

例えば、「晩春」の最後の展開。結婚を決めた娘の原節子と父親の笠智衆が旅館で二人で泊まるシーン。

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父親は娘を嫁に行かせたいけど、でも本心は離したくない。娘は父親が心配で側にいたいけど、でも父を安心させるためにも嫁いで行く。

あのダブルバインド的な心情の中で、二人揃って川の字で寝る。決して言ってはいけない本心を隠しながら親子最後の夜を過ごす、なんとも言えない寂しさが本当に観客の心をつかみます。

 

「タテマエ」と「ホンネ」を世界で一番上手に描く監督

そういう意味では、「本心」と「たてまえ」の世界を上手く描いた監督であると私は考えています。

「東京物語」では、老夫婦が子供たちに会いに東京へ行く。熱海温泉に招待してもらい、老夫婦二人で旅行するのだけど、その熱海温泉が若者の遊び場みたいになっていて、夜も煩くて寝付けない。

一見熱海旅行というプレゼントは子供たちからの感謝のように思えますが、老夫婦にしてみれば少しでも子供たちが優しく接してくれる方が嬉しい。「熱海温泉に招待してもらった」という気遣いのたてまえに、本音は「少しでも心の通った話がしたい」。

 

 

「親子の関係」とか「愛情」という変え難いものを、「世間体」とか「慣習」といった変えられるもので埋めて行く。

なので、遺作「秋刀魚の味」の岸田今日子がママさんをしているバーのシーンは印象的。「戦争体験」という変え難い傷を「時間=記憶」という変えられるもので埋めて行く。

何もかも、建前上変えられないものなんてないのだけど、でも本音では変えられないものがあるから観客は小津監督の作品に感動するのだと思います。

 

見てない方、ぜひ見てください。

では、ここでそんな「思い出し泣き」ができるほど好きな作品TOP3を発表します。

1位:東京物語

2位:秋刀魚の味

3位:晩春

 

TSUTAYAに行けば必ずある作品ですので、ぜひぜひご覧ください。

 

それでは、本題である世界中で最も評価が高い小津監督作品を探りたいと思います!

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では、どうやって調べるか!ですが、ここは公平性を保つために、海外のレビューサイトの得点を参考にしたいと思います。

 

海外映画レビュー2大サイトをご存知でしょうか?

そこで、海外映画レビューサイトでも最もレビュー数が多い

「ロッテントマト」と「imdb」をこのサイトでは使用します。

「ロッテントマト」観客部門の得点、「IMDb」の得点を平均して点数化しました。

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Rotten tomatoes

 

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IMDb

 

また、日本人の評価&海外批評家の評価も同じく記載しています。

内容のより濃い作品を見たいなら「海外批評家」を参考にしてください。

 

それではランキングの発表です!

 

 


 

1位はこの作品

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92.6点 東京物語(1953)

  • 英題:Tokyo Story
  • 海外批評家の評価:100点
  • 日本人の評価:4.44/5
  • レビュー数:37,764
  • 出演:笠智衆、東山千栄子、原節子、杉村春子、山村聡、香川京子

あらすじと解説

小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。ヴィム・ヴェンダースやシュゼッペ・トルナトーレなど世界中の監督からオマージュされた日本映画至高の一作。

老夫婦は故郷の尾道から二十年振りに東京にやって来る。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯で、何か親身な温かさが欠けている事が少し物足りなかった。唯一、戦死した次男昌二の未亡人紀子の昔変らざる心遣いが嬉しかった……。


 

 

92.1点 晩春 (1949)

  • 英題:Late Spring
  • 海外批評家の評価:100点
  • 日本人の評価:4.35/5
  • レビュー数:13,748
  • 出演:原節子、笠智衆、月丘夢路、杉村春子

あらすじ

曽宮周吉は大学教授をしながら鎌倉で一人娘の紀子と2人で暮らしていた。妻を早くに亡くし、戦争中に無理した娘の紀子が身体を害したため、長い間父と娘は、どうしても離れられなかった。紀子の叔母である田口まさは、そんな2人が気が気でなく、彼等の不自由な生活に気をくばっていた。まさは知人の美しい未亡人を兄の周吉にと考えていた、それを紀子に、彼女の結婚を進めながら話してみたところ......

笠智衆、原節子の初共演作品。


 

 

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92点 東京暮色(1957)

  • 英題:TOKYO TWILIGHT
  • 海外批評家の評価:100点
  • 日本人の評価:3.68/5
  • レビュー数:3,100
  • 出演:原節子、有馬稲子、笠智衆、山田五十鈴、杉村春子

あらすじと解説

銀行家杉山周吉は、次女の明子と静かな生活を送っている。明子には年下の木村憲二という秘かな恋人があった。母親がいない寂しさが、彼女をそこへ追いやったのだ。しかし最近、身体の変調に気がついた明子は、それを憲二に伝えるのだが、それ以来憲二は明子との逢瀬を避けるようになる。そして、憲二を探し回った明子は、偶然にも自分の母についての秘密を知ってしまう。母の喜久子は父周吉の海外赴任中にその部下の男と結ばれて満洲に走ったのだった。しかも、いまは東京に引揚げて麻雀屋をやっているという……

父を裏切って家出した母を求める娘の激情を描く。撮影は「あなた買います」の厚田雄春。


 

 

91.6点 麦秋 (1951)

  • 英題:Early Summer
  • 海外批評家の評価:100点
  • 日本人の評価:4.39/5
  • レビュー数:7,424
  • 出演:原節子、笠智衆、淡島千景、三宅邦子、杉村春子、東山千栄子

あらすじ

北鎌倉に住む間宮家では適齢期を過ぎた娘紀子の結婚が何より気がかり。当の紀子は丸ノ内の貿易会社の専務佐竹宗太郎の秘書として働き、いまだのんきに独身生活を楽しんでいる風だった。やがて、佐竹からの縁談話に乗り気になり、紀子もその気になるが、古くから間宮家の出入りである矢部たみの息子謙吉が急遽秋田へ転勤すると決まった時、紀子は本心に気づく……。

結婚に関心のない娘と、娘の結婚を望む家族のささやかな日常をユーモアを織り交ぜながら淡々と繊細に描く感動作。


 

 

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91.6点 秋刀魚の味(1962)

  • 英題:An Autumn Afternoon
  • 海外批評家の評価:95点
  • 日本人の評価:4.23/5
  • レビュー数:5,972
  • 出演:笠智衆、岩下志麻、佐田啓二、岡田茉莉子、杉村春子、岸田今日子

あらすじ

長男の幸一夫婦は無事に暮し、家には娘の路子と次男の和夫がいる。今のところ平山にはこれという不平も不満もない。細君と死別して以来、今が一番幸せな時だといえるかもしれない。中学時代から仲のよかった河合や堀江と呑む酒の席でも24歳になる路子を嫁にやれと急がされるが、平山はまだ手放す気になれなかった。しかし、馴染の小料理屋へ老先生を誘って呑んだ夜、先生の述懐を聞かされて帰った平山は路子に結婚の話を切り出す。路子は父が真剣だとわかると、今日まで放っといて急に言いだすなんてと妙に腹が立ってきた。どうやら和夫の話だと路子は長男幸一の後輩である三浦を好きらしい。平山の相談を受けた幸一がそれとなく探るが、三浦はつい先頃婚約したばかりだという...


 

 

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89.4点 浮草(1959)

  • 英題:FLOATING WEEDS
  • 海外批評家の評価:95点
  • 日本人の評価:4.28/5
  • レビュー数:7,435
  • 出演:中村鴈治郎、京マチ子、川口浩、若尾文子、杉村春子、笠智衆

あらすじと解説

ドサ廻り一座の浮草稼業ぶりを描いた作品。撮影は宮川一夫が担当。

嵐駒十郎一座は志摩半島の港町に訪れる。座長の駒十郎とすみ子の仲は一座の誰もが知っていた。だがこの港町には、駒十郎がかつて子供まで生ませたお芳が移り住み、駒十郎を待っていたのだった。お芳の子である清は郵便局に勤めている。お芳は清に、駒十郎は伯父だと言い聞かせる。駒十郎は、清を相手に釣に出たり、将棋をさしたりする。せめてもの腹いせにしようと、すみ子は妹分の加代をそそのかして清を誘惑させる。清は簡単にその手にのる。やがて、加代と清の仲は、加代としてものっぴきならないものになっていた...


 

 

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87.9点 おはよう(1959)

  • 英題:GOOD MORNING
  • 海外批評家の評価:88点
  • 日本人の評価:4.16/5
  • レビュー数:8,187
  • 出演:佐田啓二、久我美子、笠智衆、三宅邦子、杉村春子

あらすじ

脚本は「彼岸花」でタッグを組んだ小津安二郎と野田高梧。日常における大人と子供の世界をユーモラスに描いた作品。撮影は厚田雄春。

東京の郊外に住む5つの家族。最近、この子どもたちの間では、オデコを指で押すとオナラをするという妙な遊びが流行っている、大人たちは、向う三軒。こんな風に、日々ちっちゃないざこざはあるが穏やかな日々を送っている。しかし、こんな日々に奥さんたちが頭を痛める問題が起った。近所の顰蹙の的・丸山家のテレビに子供たちがかぶりつきで相撲を観戦し、全く勉強しないのである。子どもを叱るが、子どもたちは、テレビを買ってほしいお願いする。父親も参戦し、子供の癖に余計なことを言うな、と叱るとと子供たちは「大人だってコンチワ、オハヨウ、イイオテンキデスネ、余計なこと言ってるじゃないか」と正面衝突。ここから子供たちの沈黙戦術が始まるのだった。


 

 

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87.5点 彼岸花(1958)

  • 英題:EQUINOX FLOWER
  • 海外批評家の評価:86点
  • 日本人の評価:4.00/5
  • レビュー数:3,267
  • 出演:佐分利信、田中絹代、有馬稲子、久我美子、佐田啓二

あらすじ

懐旧の情を温めあう仲である大和商事会社の取締役平山渉達は、子供達の噂話に花を咲かせる。平山は友人である三上のために愛人と同棲している三上の娘文子のいるバーを訪れる。その結果文子が真剣に結婚生活を考えていることに平山は安堵を感じるのだが、自分の娘となると娘節子に結婚を申し出た青年に対しては別人になる...


 

 

 

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