ミュージカル・演劇感想ブログを書くために参考になる本3選
こんにちは。あーとこんさるたんとです。
私は大学院までいって美学について研究したのですが、アートの脈絡や美しさを論理的に知っておくと、作品への見方がかなり変わってきます。
そこで今日は、「ミュージカルや演劇の感想の質を高める」ために参考になる本を3冊選んでみました。
Twitterやブログでミュージカル・観劇の感想を書いている人・書きたいと思っている人。
そして、もっと踏み込んだ視点・他人と違う視点で作品を見てみたい人の参考になる本です。
ぜひ一読してみましょうーーーー!
現代アート事典 モダンからコンテンポラリーまで
特に1900年以降の舞台芸術の流れと、アートの流れって絶妙に絡み合ってるんですね。
基本的にアート→舞台という構図。
アートと演劇の流れを比較することで、今見ている舞台芸術の時代的な脈絡・アートからの影響を発見することができます。
現代アートの哲学
「美しい」とは一体どういうこと?
「アート(芸術)」と「サブカルチャー」の違いってなに?
こういった「美しさ」にまつわることを論理的に学べる本が「現代アートの哲学」。
大学で「美学」の授業があったら十中八九参考図書になっています。
斜めから見る―大衆文化を通してラカン理論へ
精神分析を通して大衆文化を分析するのがスラヴォイ・ジジェクの「斜めから見る」。
精神分析やマルクスの考えを用いて分析と聞くと、なんだか難しそうに思えるかもしれませんが。
翻訳も良いのか、とても分かりやすく分析してくれています。
ヒッチコック作品、SF映画、ミステリー小説などみんな知っているような作品を
「精神分析学を使うとこんなに深読みできるのか!」と新しい境地へと優しく導いてくれます。
まとめ
そもそも美しさってどういうこと?
という基本を知っておくと、絵画でも小説でもミュージカルでも、一歩踏み込んだ見方ができると思います。