続編「メリー・ポピンズ リターンズ」と前作を比較!
主な8つのオマージュや違いについて解説します!
メリー・ポピンズが54年ぶりに帰ってきます!
映画の評判は賛否両論ですが、、、54年経っても素敵なメリーであることには変わりません!
※ちなみに、自分は「メリー・ポピンズ リターンズ」は前作ファン泣かせの作品だと思っています。
「メリー・ポピンズ リターンズ」では、前作から20年後の1930年代を舞台にしており、その頃はちょうど世界大恐慌の時期にあたります。例に漏れずバンクス家も不況の波に飲まれ、なおかつマイケルは亡き妻との間に残した3人の子供の世話に追われています。
そんな大ピンチのなか、あのメリー・ポピンズが帰ってくるのです!
そう、
「メリー・ポピンズ リターンズ」は前作のリメイクではなく、続編の扱いになります。
オリジナルである前作の世界観を引き継ぎながら、新しいメリー・ポピンズの物語が始まります。
そこで、「メリー・ポピンズ」好きのために、前作と比較し、前から引き継がれている部分、オマージュしたところなどなど、8つの注目ポイントを解説したいと思います。
目次
キャルストは代わるも、ブーム海軍大将とミスター・ビンナクルーが登場
一日、必ず決まった時間に2回大砲を発射する海軍士官、覚えてますでしょうか?彼ら、リターンズでも登場します!
オリジナルのキャルストは亡くなっているため、デヴィッド・ワーナーとジム・ノートンがそれぞれブーム海軍大将とミスター・ビンナクルーを演じています。
20年経っても屋根の上でロンドンの空めがけて大砲を打っているなんてファンでも流石に想像できなかったのではないでしょうか?この時点で興奮ポイントですね。
オープニングはかつてのハリウッドスタイル
古き良きハリウッド時代のオープニングは、重要な登場人物を次々と登場させるなど、最初に紹介するスタイルを取っています。そのため、オープニングクレジットが非常に長くなるのですが、「メリー・ポピンズ リターンズ」も古き良きハリウッドスタイルを継承しているのか、同じように長めのオープニングクレジットとなっています。
また、このオープニングシーンで流れるバックミュージックが、本編の要所要所で使われます。
リン・マニュエル・ミランダ演じるジャックがバートのような存在
リン・マニュエル・ミランダ演じる点燈夫ジャックが前作のバートのような役割を担っています。また、メリーに会うとまるで彼女のことを知っていたように、コックニー訛りで「まあ!驚いた」と語ります(ちなみに、ミランダはアメリカ人で、イギリス人が映画を見ると、偽のコックニー訛りという指摘もあるとか)。
その理由は、物語の中でわかるのですが、実はジャックはバートの弟子として育ちました。メリー・ポピンズの存在についてはバートから聞かされていたんですね。
ちなみに、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の歌詞に「世界のすみずみへ 行きました」とありますが、今作でバートは世界中を旅していることになっています。
また、ジャックは子供の頃にバンクス家の前を通った際に、ジェーンに窓越しに手を振ったことがあるというエピソードも明かされます。
92歳のディック・ヴァン・ダイクが「a few steps in me」を踊ります
前作ではバートとミスター・ドース・シニアという二役を見事に演じ分けていたディック・ヴァン・ダイク。あまりに役が違いすぎて、見終わってから同じ役者だと気づいた方も多かったのではないでしょうか?
今作では息子のミスター・ドース・ジュニアとして出演します!
さらに、なんと「a few steps in me」を踊ります。これは、「Step in Time」にかけたジョークとのこと。でも、92歳ですからね。まだまだ健在な姿が見られますよ!!!
なんとジェーンが母親の跡を継いで労働組合で活動
「女性に選挙権を!」と高らかに歌っていたミセス・バンクスの跡を継いで、ジェーンが労働組合員となっています。時代は世界大恐慌ということもあり、公正な賃金のために戦うようです!
多くの曲が前作のメロディーを取り入れています
- 「Can You Imagine That?」はメリーと一緒にバンクス家の子供がバスタブから水中の世界に行くときの曲。「お砂糖ひとさじで」に似たメロディーが使われています。
- テンポの速い「A Cover is Not the Book」は「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」をフューチャーしています。ハミルトンばりのミランダのラップも聴けますよ!
- 「Turning Turtle」は「笑うことが好き」と同じくコメディ要素溢れる楽曲。本作ではアルバートおじさんの代わりにいとこのトプシーがコメディ担当を担っています。
- 「Trip a Little Light Fantastic」は「踊ろう、調子よく」そのもの。ジャックなど点灯夫が活躍するナンバーです。
- 「Nowhere to Go But Up」は物語の最後に公園で使用されます。楽しく、愉快な曲で、「凧をあげよう」のメロディーがかなり使用されています。ここで前作ファンは号泣でしょうか。
メリーとの思い出の品々が家にまだある
マイケルはまだ前作住んでいたあの家に住んでいるので、かつてメリーと一緒に滑った階段など印象的なものが今作でも登場します。
イースターエッグ的には、「お砂糖ひとさじで」の時にジェーン手にしたメリー・ポピンズと書かれたブロック、またピンク・白・青でデザインされた「Votes for Women」と書かれたタスキが見えたり、あの凧が現れるシーンでしょうか。
アニメーションシーンもたっぷり
「楽しい日曜日」をバージョンアップしたようなアニメーションシーンにメリーやジャック、マイケルの子供達が行きます。アニメーション技術も当然ながら54年の間に進化していますが、ちゃんと昔ながらのアニメーション技術というのでしょうか、いまのディズニー映画では見られない2次元の雰囲気も残しています。
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