大人になって初めてミュージカルや演劇を鑑賞するのだけど、どんな服装・ファッションで行けばよいのかわからない。ドレスコードってあるの?と思う方は結構いるようです。そこで、劇団四季や「レ・ミゼラブル」のように大きな劇場で上演される演劇を観る際の服装についてまとめておきます。
ドレスコードとは
主にレストランやパーティー(結婚式)で好ましい〈服装の基準〉のことをドレスコードと呼びます。
ドレスコードのあるレストランにサンダル短パンで来たら白い目で見られるだけでなく、入店をお断りされる可能性もあります。入店を断られるなんて絶対に嫌ですよね。入れないのが嫌な以上に、入れないような服で来てしまったことが恥ずかしすぎる。
では何のためにドレスコードを決めているかというと、雰囲気を演出し、楽しんでもらうためです。風格が感じられる雰囲気だからこそ味わえる充実した体験ってありますよね。そのためには、皆がTPOを守る必要があり、あらかじめルールとして提示しておくのです。
ミュージカルにドレスコードはない
一方で、レストランやパーティとは異なり劇場にドレスコードはありません。
つまり、サンダル短パンで来ても「お客さま、その格好では劇場に入れません」などと言われ入場禁止になることはないのです。
しかし、ドレスコードがないからといってどんなにみすぼらしい恰好や、汚い恰好で来ても良いかと言われると、それは違うと思っています。
服装を選ぶときにおさえておきたい二つのこと
どんな場にもTPOがあります。高級レストランやパーティほどではありませんが、大きな劇場は非日常的な空間を楽しみに来ている人が多いです。また、観劇中は隣の人との距離がとても近づきます。
こういった劇場の空間のTPOをわきまえて服装を選ばないと、劇場に入ることはできても、TPOを守る人から白い目で見られたり、何より他人の気分を害してしまうことさえあるのです。
- 非日常的な空間を楽しむ人が多い
この観点について言えば、できる限り日常を感じさせる服装は止めましょう。この日常とは、たとえば寝巻姿、家からちょっとそこまで用のサンダル、仕事着などです。
- 観劇中は隣の人との距離がとても近づく
2時間から3時間もの観劇中、他人と隣どおしになるのが劇場の特徴です。
異臭を放つ人とたった少しでも一緒にいるのは嫌なのに、それが2,3時間も続いたら誰だって嫌ですよね。
汗まみれの服や、洗ってないで何度も来ている服、こういった他人が嫌がる臭いをする服装は着ないことをおすすめします。
そして、自分の臭いは感じにくいものです。臭いがしないからって、こういった服を着るのはやめておきましょう。
さらに、臭いがないと思っていても、ファブリーズなどの消臭剤をかけるのがベストです。
ジーンズはありなのか
一般的にドレスコードのあるレストランや結婚式でジーンズを着ることは敬遠されています。
しかし、劇場でジーンズを履くことは問題ありません。しかし、注意点としてボロのような破れているジーンズは、汚れているイメージや使い果たされた日常感を与えてしまいがちです。
ジャケット着用はマスト?
ジャケットは着ないといけないのか、どうか。ジャケットに関しては着ても着なくてもかまいません。
ただ、デートなどで女性のファッションに合わせて服を選ぶのであれば、秋から春にかけてはジャケットを着てオシャレするのをおすすめします。
おすすめの服装
私の経験から、おすすめの服装をご紹介します。
私好みのファッションになりましたが、選んだポイントはシャカシャカしなそうな生地。観劇中に服などのシャカシャカ音が聴こえると、気になって集中できないなんてことがあります。
服に限らず、ビニール袋など音の出るものはクロークに預けたり、カバンの中にしまうなど、できる限り音のでないようにしましょう。
春
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夏
0
秋
0
冬