2018年3月にブロードウェイで初演を迎える南国のパラダイスを舞台にした陽気なミュージカル「エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル」のあらすじ・内容をまとめてご紹介します。なんと音楽はジミー・バフェットですよ!
ポスターをみてください!この陽気さとても素敵ではありませんか?たまには南国の音楽にのって楽しむミュージカルも観たくありません?そんな疲れた心に最高のミュージカルが「エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル」なのです。
ミュージカル「エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル」を3分で解説!
音楽にはジミー・バフェットの楽曲を使用
ミュージカル「エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル」は、1946年アメリカ出身のシンガー・ソングライターであるジミー・バフェットの楽曲を使用したミュージカルです。
2018年3月ブロードウェイ初演
2017年にサンディエゴのラ・ホーヤ・プレイハウスで上演され、その後シカゴ公演などを経て2018年2月よりブロードウェイでプレビュー公演。2018年3月15日に本公演を迎えます。
あらすじ・ストーリー
オリジナルソングと、ジミー・バフェットの名曲を使用した新作ミュージカル。トロピカルな島を舞台に、パートタイムのバーテンダーやシンガーがある意味悟ったように優雅に暮らす。しかし、美しいキャリア志向の旅行客が彼の心を盗み、彼の考えや生活すべてに対して疑問を投げかける。
演出
クリストファー・アシュリー
ラ・ホーヤ・プレイハウスの芸術監督。2000年にリバイバル版「ロッキー・ホラー・ショー」でトニー賞の演出部門にノミネート、2009年には日本でも上演されているミュージカル「メンフィス」を演出しこちらもトニー賞の演出部門にノミネートされます。
そして「カム・フロム・アウェイ」を演出し、2017年のトニー賞でついに演出賞を獲得しました。
マルガリータヴィルとは
Margaritaville/マルガリータヴィルはジミー・バフェットの曲名であり、またジミーが所有するカフェ・レストランでアメリカや南米を中心に展開しています。南国の音楽が流れるジミー・バフェットらしい愉快なレストランです。
私の評価をずばり!
2018年トニー賞の候補作品でもある新作ミュージカル「エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル」。2018年のトニー賞ではディズニー「アナと雪の女王」や「迷子の警察音楽隊」など期待作が盛りだくさん!その中で異彩を放つミュージカルとして私がこっそり期待しているのがこの作品なのです。
2017年のトニー賞作品賞は〈社交不安障害〉や〈SNS〉にスポットを当てて描かれた「ディア・エヴァン・ハンセン」が受賞しました。
おそらく、2018年も同じく現代の問題に根付いた作品が多くのノミネートを得るでしょう。しかし、「エスケープ・トゥ・マルガリータヴィル」も南国での楽しいその日暮らしの生活に疑問を投げかける作品なのです。インスタグラムを見ると南国のビーチでくつろぐような写真が数多く投稿されていますが、果たして暮らしてみるとどういう問題が起きるのか、本当にパラダイスなのか、そんなことを考えるきっかけとなり得る作品なのです。
2018年・第72回トニー賞 候補・受賞・ノミネート作品一覧〈日本最新情報〉