女優フェリシティ・ジョーンズ主演、ピョートル・ チャイコフスキー作曲のクラシックバレエ「白鳥の湖」にインスパイアされた映画が公開されます。
映画「ブラック・スワン」などオデットとジークフリート王子の物語に影響され、数々の作品が世の中に登場しました。そして、また新しく「白鳥の湖」の物語が生まれます。
そこで、新作「白鳥の湖」のあらすじ、公開予定、監督などの最新情報をまとめてご紹介します。
0
0
監督はルカ・グァダニーノ
監督は「胸騒ぎのシチリア」で知られるイタリア出身のルカ・グァダニーノ。
アーミー・ハマー主演の最新作「Call Me by Your Name/コール・ミー・バイ・ユア・ネーム」は今年のサンダンス映画祭で初上映され、批評や海外レビューサイトから高い評価を獲得しています。ソニー・ピクチャーズから11月24日に公開されます。日本の公開日はまだ決まっていません。
脚本はクリスティーナ・ローレン・アンダーソン
脚本はドラマ「The Alienist」のクリスティーナ・ローレン・アンダーソンです。
パラマウントとユニバーサルが独立記念日の直前に市場に出された映画の権利に入札しました。ウォルト・ディズニー・スタジオ系のマンデヴィル・フィルムズがプロデュースしています。
あらすじ・ストーリー
「白鳥の湖/Swan Lake」は、白鳥の姿に変えられたオデット、そしてジークフリート王子が主人公のバレエ作品です。
プリンセスのオデットが悪魔ロットバルトの呪いで白鳥の姿に変えられてしまいます。
ある時、狩りの途中でジークフリート王子が月の光に照らされ人間の姿に戻ったオデットを見つけ二人は恋に落ちます。
しかし、悪魔ロットバルトはオデットに似せた娘オディールを王子と婚約させます。オデットだと思った王子はだまされたことに気付きオデットと出会った湖へと向うのでした。
そこに現れた悪魔ロットバルトを倒した王子。呪いが解けず二人で湖に身を投げるパターン、呪いが解けてオデットが人間の姿に戻るパターンがあります。
ミュージカルやバレエ映画ではない
オデットが悪魔の呪いで白鳥の姿に変えられてしまう有名なバレエ作品。フェリシティ・ジョーンズが主演オデットを演じる新作映画はバレエやミュージカル作品にはならないようです。
キャスト
主演フェリシティ・ジョーンズ
1983年イギリス生まれのフェリシティ・ジョーンズ。
テレビドラマからキャリアを始め、2005年からはロンドンで舞台女優として活躍。映画の出演は2008年からで、2014年「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネート。「スター・ウォーズ」のスピンオフ作品「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」で日本でも一躍有名になりました。
「白鳥の湖」にインスパイアされた作品
1877年ボリジョイ劇場にて初演を迎えた「白鳥の湖」。100年経っても作品は色あせず、現代でもアマチュアからプロまで多くのバレエ団で上演されています。バレエの発表会ではひと幕だけ、舞踏会の場面だけ演じられることもよくあります。
ブラック・スワン
また、「白鳥の湖」の影響力は他のメディアやダンスにも影響を与えてきました。
映画では2010年に公開されたナタリー・ポートマン主演「ブラック・スワン」。
マシュー・ボーンの「白鳥の湖」
ダンスではトニー賞でミュージカル演出賞、振付賞、衣裳デザイン賞に輝いたマシュー・ボーン振付の「Matthew Bourne's Swan Lake」が有名です。
「リトル・ダンサー」
7月に赤坂ACTシアターで上演されるミュージカル「ビリー・エリオット」の原作となった映画「リトル・ダンサー」はマシュー・ボーン振付の「Matthew Bourne's Swan Lake」に影響を受けた作品です。
まだ題名や公開日は未定
題名や公開日は未定です。王道の「Swan Lake」にするのか、それとも「ブラック・スワン」のようにストーリーに則した題名になるのか気になりますね!
今後もこのサイトではフェリシティ・ジョーンズ主演の新作「白鳥の湖」最新情報をお届けします。
おすすめのバレエ「白鳥の湖」
数々のバレエ団で上演されてきた「白鳥の湖」ですが、私のおすすめはロシアのマリインスキー・バレエ団。その中でも先日引退を発表したウリヤーナ・ロパートキナのオデット/オディールがとても美しいです。東京文化会館で上演された時に出待ちしてサインをもらったときは震えました。ぜひご覧ください。