1940年に公開された映画「ファンタジア」。
ウォルト・ディズニーが今までとは異なり、芸術性の高さを追求したアニメーション長編作品です。
@Fantasia(Disney)
クラシックとアニメーションが融合され、音のイメージをストーリーやカンディンスキーの抽象絵画のように描く珍しい手法で、数多くのアーティストに影響を与えてきました。
メアリーカトランズがディズニー映画『ファンタジア』とコラボ!
日本科学未来館で開催されているディズニーアート展では、「ファンタジア」の制作過程におけるアーティストたちのクリエイティブな手法、そして苦労が分かります。
2015年にニューヨークのストニー・ポイントで上演された「スモール・ワールド/Small World」は、ディズニーが1940年に公開したアニメーション映画「ファンタジア」の制作を追った演劇作品です。
「世界は丸い♩」でおなじみイッツ・ア・スモール・ワールドとは関係ありません。
初日は2017年9月オフ・ブロードウェイ
このディズニーファンの心を揺さぶる演劇が今年の秋にオフ・ブロードウェイの59E59シアターにて上演されます。
オフ・ブロードウェイ公演は9月13日からプレビュー公演がはじまり、本公演は9月17日に幕を開けます。予定では10月7日に千秋楽を迎えます。
あらすじ
脚本家フレデリック・ストロッペルが描く、ウォルト・ディズニーと作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーとの出会い。
そこから、「ファンタジア」という傑作が生まれた秘訣が明かされます。
「ウォルト・ディズニーが『春の祭典』を聴いた時、彼の頭には噴火する地球、そしてもちろん恐竜が浮かんだんだ!しかし、作曲家のイゴーリ・ストラヴィンスキーは全く別のイメージをしていたのです。」
プロダクションノートにはこう書かれています。
アニメーションの天才と、作曲の天才が自分の確かな感性をもってぶつかり、高め合う。
えっかなり面白そうな作品じゃない?日本でも上演してほしい・・・
キャスト&スタッフ
ウォルト・ディズニー役には前回と同じくマーク・シャナハン。ストラヴィンスキーを演じるのはステファン・ダンボワーズ。
演出は数々のオフ・ブロードウェイ作品を手がけてきたジョー・ブランカートです。
舞台セットデザインにはジェームズ・フェントン、照明デザインはクリスティーン・ワタナベ、衣装デザインはパトリシア E.ドハーティ、音響デザインにはウィリアム・ニール。
「スモール・ワールド」ではディズニーの名作「ファンタジア」製作の舞台裏が見られます。
「ファンタジア」で戦ったのは、恐竜たちだけではなかったのです。