トム・サザーランド演出の日本初上演ミュージカル「パジャマゲーム」。
ブロードウェイで1954年に初演を迎え、過去2度リバイバルされた作品です。
2017年9月25日より北翔海莉、新納慎也主演で初演を迎えました。
北翔海莉の宝塚歌劇団退団後初のミュージカル作品、しかもバリバリの美しい女性役ということで、今までに見せなかった女性役としての演技が見られるファン必見の舞台です。
それでは、初日に観劇した感想をご紹介しましょう。
「パジャマゲーム」北翔海莉目線での感想
セクシーな北翔海莉
2幕最初が出し物シーンなのですが、まるで「CHICAGO」の女性ダンサー並みのセクシーな衣装で北翔海莉が踊ります。
セクシーな衣装だから、宝塚歌劇団在籍時代には基本的には隠されてきた身体のラインや、しなやかさが一目で分かる。とてつもないインパクトで。
そして作中では特に、脚を強調するような衣装が多かったのですが、みっちゃんめっちゃめちゃ美しい!!
モデルのような機械的な美しさではなく、女性らしい美しさ。語弊を恐れず言うとすれば、肉感のある女性らしい美しさ。
柚希礼音といい、最近のミュージカルで男役が出るとドキッとするシーンが多いのは演出家の意図なのでしょうか。
男役が生きている
ラストで「もう何て人なの!」と新納慎也演じるシドに言うのですが、男役で培ってきた男らしさが垣間見得ます。
宝塚歌劇団で見てきたみっちゃんが所々に出ていて、それが見事に女性役に生かされています。
それでもみっちゃんはみっちゃんだった
カーテンコールの素に戻った時の可愛さは、みんなが知ってる北翔海莉そのもの。しっかりMCしようとしてるのに、新納慎也からツッコマれるとことか、マイペースに「またね〜」とか、やっぱりみっちゃんはみっちゃんなのです。
ハグシーンあり、キスシーンあり北翔海莉ファンにはぜひ余すとこなく見て欲しい作品だと思いました!
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作品についての感想
オールドスタイルなミュージカル
題名に「ミュージカル・コメディ」と書かれているように、オールドスタイルなミュージカルです。
ストーリー重視の現代的な作品に慣れている人から見れば驚きを感じるかもしれません。
正直言うと、ちょっと話の展開についていくのが難しい場面があるので、事前にあらすじを調べておくことをおすすめします。
上口耕平が良かった!
あと、上口耕平良かったです。笑いの半分は上口耕平のスキルから生まれていたと思います。
アルター組は本当に今のミュージカル界で良い仕事していますね。
東京公演
2017/9/25(月)〜10/15(日)@日本青年館ホール
大阪公演
2017/10/19(木)〜10/29(日)@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ