2002年に公開された映画「モンスーン・ウェディング」がミュージカルになってブロードウェイで上演される!
この記事では、ミュージカル「モンスーン・ウェディング」のあらすじ・チケット・公演情報をまとめてお伝えします。
Berkeley Repertory Theatre
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ミュージカル「モンスーン・ウェディング」を30秒で解説
原作は2002年に公開されたインド映画
インド出身の女性映画監督ミーラー・ナーイルがヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を獲得した2002年公開の映画「モンスーン・ウェディング」がミュージカルになって現在アメリカのバークレー・レパートリー劇場にて上演されています。
あらすじ:文化と恋との間で悩む女性の物語
映画「モンスーン・ウェディング」はインドの伝統的な結婚式と恋との間で悩む女性を主人公にした物語です。
好評を得て公演期間延長!ブロードウェイ上演も計画中
バークレー・レパートリー劇場での初演は5月5日、好評を得て6月9日まで上演が延長され、さらに経済誌フォーブスによればブロードウェイでの上演が計画されているようです。
紹介動画
あらすじ・内容
映画版とは異なる描き方になる!
「昔と比べ、今は別の世界になっている」こう語るのは監督であり演出のミーラー・ナーイル。
「映画が公開された時は、インド国外の人が考えるグローバリゼーションを象徴する作品として描かれていました。しかし、今はトランプ大統領の時代になり、ドアは文字どおり国境の間で閉じられてしまっています。我々がミュージカル『モンスーン・ウェディング』で観客に伝えたいこと・描きたいことは二つ:インドという国が実権を持ち始め、それと同時にアメリカは私たちを拒んでいる―そうこれは半分はアメリカを描いた作品なのです。」
ストーリー
舞台は現代のインド、中流家庭の一人娘アディティ・ヴァルマーは、親が決めた出会ったことのないインド系アメリカ人と結婚することになります。そして、4日間続く伝統的な結婚式を挙げるために、世界中の親類がデリーに降り立ちます。しかし、それと同時に、「パーフェクトストーム」つまり様々なトラブル、暗い家族の秘密が明かされます。花嫁は他に好きな人がおり、また父親の財政的な危機はさらに深くなってゆくのです。
ドラマ、恋、希望、笑い、そしてたくさんの涙があふれ出るでしょう。
上演時間
ミュージカル「モンスーン・ウェディング」は二幕で、上演時間は2時間です。バークレー・レパートリー劇場では15分間の休憩が一度入ります。
感想・評価
「インド系アメリカ人男性とインド人女性の結婚式というストーリーの中に、グローバル化とは反対に異文化が極端になってゆく2017年現在の状況が描かれている。『文化の複雑性、笑い、そして文化の横暴さを表現する中で、作品は〈私〉と〈他者〉にルーツを発している。事実、私たちは皆この関係性にとらわれているのです。』」サンフランシスコ・クロニクル
キャスト・スタッフ紹介
ミュージカル「モンスーン・ウェディング」の演出は映画版で監督を務めたミーラー・ナーイルです。
演出:ミーラー・ナーイル
1957年インド出身の女性映画監督&演出家。
1988年製作の「サラーム・ボンベイ!」がカンヌ国際映画祭で新人監督に贈られるカメラ・ドールを受賞、本作はアカデミー外国語映画賞にもノミネートされます。2001年製作「モンスーン・ウェディング」でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を獲得。
最新作はウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作の映画「Queen of Katwe」。
出演者
アディティ・ヴァルマー:クーウー・ヴェルマ
主人公を演じるのはクーウー・ヴェルマ。最新作はジャド・アパトー監督の「The Big Sick」。
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ラリット・ヴァルマー:ジェイブド・ジャフリー
アディティの父を演じるのはインド映画で活躍するジェイブド・ジャフリー。
The very first review of #monsoonweddingmusical.They LOVE it !https://t.co/Rnj047WgLI
— Jaaved Jaaferi (@jaavedjaaferi) 2017年5月21日
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ピンミー・ヴァルマー:マヒラ・カッカー
アディティの母を演じるのはマヒラ・カッカー。
Get that dirt off your shoulder. Invest in people places and things that help you grow. Save drama for the stage❤️ pic.twitter.com/d1meHzBeYb
— Mahira Kakkar (@mahirakakkar) 2016年1月9日
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チケット購入
2017年6月9日までバークレー・レパートリー劇場で上演されており、その後ブロードウェイでの上演が計画されています。
バークレー・レパートリー劇場
劇場公式サイト:チケット購入ページ