2003年に公開されアカデミー賞10部門のノミネートを果たした映画「マスター・アンド・コマンダー」が帰ってくる!
この記事では、「マスター・アンド・コマンダー2」続編の最新情報をご紹介します。
ラッセル・クロウの代表作と言えば何でしょうか?
アカデミー主演男優賞を獲得した「グラディエーター」。
実在した数学者ジョン・ナッシュを描いた「ビューティフル・マインド」。ボクシング映画「シンデレラマン」。ジャベール役を演じた「レ・ミゼラブル」。
実は、この他にももっとたくさんあるのです。今回は、ラッセル・クロウがゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされた2003年公開の「マスター・アンド・コマンダー」続編に関する最新情報をご紹介します。
第1作目「マスター・アンド・コマンダー」について
アカデミー賞で10部門にノミネートされながら、興行成績において良い結果を残せなかったために今ではあまり日の目を浴びない映画「マスター・アンド・コマンダー」。
原作を手がけたのは時代小説や海洋小説で有名なパトリック・オブライアン。特に、海軍士官ジャック・オーブリーと軍医&学者のスティーブン・マチュリンを主人公にした海洋冒険小説シリーズ「オーブリー&マチュリンシリーズ」は多くのファンを集めています。
この「オーブリー&マチュリンシリーズ」を映画化したのが2003年公開の「マスター・アンド・コマンダー」。
ナポレオン戦争の時代を描いた歴史的叙事詩であり、ジャック・オーブリーが指揮するイギリスのサプライズ号がフランスの私掠船と戦う物語です。
監督は3度のアカデミー賞ノミネート経歴を持つピーター・ウィアー
監督はピーター・ウィアー、「いまを生きる」「トゥルーマン・ショー」などで3度アカデミー監督賞ノミネートを果たしました。
キャスト
ジャック・オーブリー艦長役にラッセル・クロウ。スティーブン・マチュリン軍医役にはポール・ベタニー。
ポール・ベタニーは「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」よりヴィジョン役を演じています。
評価
批評家からの評価は髙く、海外の映画サイトRotten Tomatoesでは85%の肯定的評価を獲得しています。
アカデミー賞では10部門にノミネート(作品賞、監督賞、撮影賞、音響編集賞、美術賞、衣裳デザイン賞、編集賞、メイクアップ賞、録音賞、視覚効果賞)、撮影賞、音響編集賞の2部門を獲得しました。
興行成績
当時としては最大級の1.5億ドルもの製作費によって生まれた作品であり、「ビューティフル・マインド」でオスカーとゴールデングローブを同時に獲得したラッセル・クロウが次に出演した作品でもあったのですが、アメリカ国内では0.94億ドル、海外では1.18億ドルと成績を伸ばせませんでした。
ゆえに、続編の製作も今まで話には出てきましたが、実際に進展しているという情報は出てきませんでした。
第2作目について
しかし、11月27日にラッセル・クロウより続編の製作が進みつつある旨がTwitterにより語られました。
For the Aubrey Maturin lovers , I do hear whispers indeed that a second voyage is perhaps potentially pre-proposed a possibility . So O’Brian affectionate’s and aficionados , let @20thcenturyfox know of your pleasure . pic.twitter.com/HqyE8y15Uu
— Russell Crowe (@russellcrowe) 2017年11月27日
ラッセル・クロウがどの程度まで作品に関わるのか・続編について情報を得ているのがといった具体的なことは書かれていませんが、すでに20世紀フォックス社の中で話が進んでいることがうかがえます。
監督は誰になる?
海上で撮影される映画は製作費が高く、また時間のかかることで有名ですが、ピーター・ウィアー監督の手によって作品は高い評価を得ることができ、さらに「マイティ・ソー:バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督を含めた多くのクリエイターが本作品のファンであることを公言しています。
しかし、ピーター・ウィアーは2010年に公開され、評価・興行成績ともに失敗に終わった映画「ウェイバック -脱出6500km-」以来映画を監督していません。
ピーター・ウィアーが続編を手がけるのか、それとも他の監督が新しく手がけるのか...これからも続編の情報には目が離せませんね!