【感想・評判】メリー・ポピンズ リターンズはつまらないんじゃないかという一抹の不安について
来年2月1日に公開される「メリー・ポピンズ リターンズ」。
エミリー・ブラント演じるメリー・ポピンズが歌う予告動画が公開されましたね!
多くの人が興奮したのでしょうか?
でもね、私は実は「つまらないんじゃないか?」という一抹の不安を覚えたわけですよ。
ロブ・マーシャルの世界観って既視感強くないですか?
「CHICAGO」は演出が凝っていて良かったんだけど、「NINE」とか「イントゥ・ザ・ウッズ」とか、
映像美に走っていてすごく既視感があるなと。
「CHICAGO」が良かったのは、映像に凝ってるんじゃなくて、あくまでもCGとか使わない演出に凝ってたからだと思うんです。
それが「NINE」になると既視感に繋がって、さらに最近の作品は演出ではなく、完全に映画の監督になってしまったと。
おそらく「メリー・ポピンズ」が面白いのって、演出なんですよね。
あの頃って、CGって技術がないから、いかに2次元と3次元を組み合わせるかという演出がすごく問われていて、
むしろそのアナログ感が面白さに通じてると思うんです。
『CHICAGO』はアナログ感があって好き。「ムーラン・ルージュ」はCGに凝り始めていて自分はそこまで好きではない。
で「メリー・ポピンズ リターンズ」もCGに凝っちゃった感じがしてたまらないのです。
CGに凝ったら映画「メリー・ポピンズ」の面白さを生み出していた、アナログな、舞台的な演出は失われますよね。
CGのテクニックではなく、もっとアナログな、人の手が加わっている感溢れるような、
そんな演出が見たいのですが、
予告動画にそれがなかったので、マジで不安です。