2017年、3年ぶりに帝国劇場でエリザベス1世の半生を描いたミュージカル「レディ・ベス」が再演される!
この記事ではではミュージカル「レディ・ベス」2017年のキャスト・あらすじ・チケット情報・公演日程をまとめてご紹介します。
東宝公式ホームページより
東宝ミュージカル「レディ・ベス」2017年版まとめ
①主演は2014年版と同じく平野綾と花總まり
主演レディ・ベス役は前回の初演と同じく平野綾と花總まりです。
また、帝国劇場「モーツァルト!」2018年公演でナンネール役が花總まりから和音美桜へとバトンタッチしています。平野綾は引き続き「モーツァルト!」コンスタンツェ役を演じます。
②ロジャー・アスカム役石丸幹二は出演せず
2014年初演版ではロジャー・アスカム役に石丸幹二も起用されていましたが、2017年版では山口祐一郎だけとなっています。また、石丸幹二は2018年再演「ジキル&ハイド」のタイトルロールであるジキル&ハイド役、山口祐一郎は「モーツァルト!」コロレド大司教役を演じます。
③公演期間は2017年10月8日(日)ー11月18日(土)
公演期間は2017年10月〜11月の1カ月、2014年版が4月13日から5月24日まででしたので、公演日数は同じです。
④地方公演は大阪梅田芸術劇場のみ
2014年初演版の地方公演は、
- 大阪公演:梅田芸術劇場
- 福岡公演:博多座
- 名古屋公演:中日劇場
の3ヶ所でした。2017年版では大阪の梅田芸術劇場公演のみ発表されています。なお、大阪公演は11月28日(火)ー12月10日(日)です。
⑤チケット一般発売開始は7月8日(土)から
10月分のチケット一般発売は7月8日(土)、11月分のチケット一般発売は7月15日(土)からです。
大きく変化した点は、地方公演が大阪公演限定。また石丸幹二がキャストから外れた点でしょうか。
東宝ミュージカル「レディ・ベス」2017年版見どころ
ミュージカル「レディ・ベス」は日本初演のミュージカル
16世紀イギリス・テューダー朝絶対王政全盛期の女王、大英帝国の礎を築いたエリザベス1世の半生を描くミュージカル「レディ・ベス」。平野綾・花總まり主演、2014年日本初演のミュージカルです。
脚本・音楽はすべて「エリザベート」の作家&作曲家
脚本・歌詞はドイツの作家ミヒャエル・クンツェ、音楽・編曲はハンガリー出身のシルヴェスター・リーヴァイ。
このコンビはミュージカル「エリザベート」「モーツァルト!」「マリー・アントワネット」など史実を元にした作品を数多く生み出してきました。
ミュージカル「レディ・ベス」はエリザベスだけでなく、16世紀イングランドを描いた作品
ブラッディー・メアリーと呼ばれ、プロテスタント信者を次々と処刑したイングランド女王メアリー・チューダー。エリザベス1世の生みの親アン・ブーリン。エリザベス1世が女王に在位している時代に活躍していた劇作家、詩人のシェイクスピアをモデルにした吟遊詩人ロビン・ブレイクなど、歴史を元にしたスケールとリアリティのあるミュージカル作品です。
キャストには帝劇常連の豪華出演陣が集結
まず、主役レディ・ベスを演じるのは平野綾、花總まり。そして、吟遊詩人ロビン・ブレイク役には帝劇「1789-バスティーユの恋人たち-」で主役ロナンを演じる加藤和樹&帝劇「モーツァルト!」で主役ヴォルフガング・モーツァルト役を演じる山崎育三郎。
メアリーと政略結婚させられたスペイン王子フェリペ役に帝劇「モーツァルト!」2018年公演で主役に抜擢された古川雄大&数々の帝劇作品に出演する平方元基。
そして、アン・ブーリン役には「レ・ミゼラブル」ファンテーヌ役の和音美桜と数多くのミュージカルスターが集結した作品になっています。
帝劇「モーツァルト!」2018年版の主役に抜擢されたフェリペ役の古川雄大に注目
2018年帝劇ミュージカル「モーツァルト!」で、今まで井上芳雄が演じてきたヴォルフガング・モーツァルト役が古川雄大にバトンタッチされました。
今最も注目を浴びるミュージカル俳優であり、「レディ・ベス」での演技にも期待がかかります。
目次
ミュージカル「レディ・ベス」あらすじ紹介
ここでは、ミュージカル「レディ・ベス」のあらすじ、主人公レディ・ベスについてご紹介します。
レディ・ベスとは:エリザベス1世について
@Roger Ebert 映画「エリザベス」より
レディ・ベスとはエリザベス1世
まず、主人公レディ・ベスとはテューダー朝最後の女王エリザベス1世のことを指します。
イングランドに黄金期をもたらした女王
エリザベス1世が在位した時代はイングランドの黄金期と呼ばれ、スペインの無敵艦隊を破ったり、プロテスタントとカトリックの争いを集結させ国内に平和をもたらし、ウィリアム・シェイクスピアやクリストファー・マーロウなどの後世に残る劇作家・詩人が活躍したのもこの時代です。多額の借金を抱えたイングランドでしたが、緊縮財政により負債を返済し、経済的にも発展しました。
女王になるまでは壮絶な人生を送る
しかし、エリザベス1世がイングランドの王位を継承するまでは波乱に満ちた人生だったのです。
生みの親アン・ブーリンは反逆などの罪に問われ処刑され、ブラッディ・メアリーと呼ばれ恐れられている異母姉メアリー1世から反乱への関与を疑われロンドン塔に収容されるなど壮絶な人生を送ったのちに、ついにイングランドの王の座に就きました。
エリザベス1世を描いた数多くの作品が生み出される
このエリザベス1世の半生は今でも大きなインパクトを残し、映画やオペラなどエリザベス1世を描いた数多くの作品が残されています。
ミュージカル「レディ・ベス」あらすじ・ストーリー
@ミュージカル「レディ・ベス」2014年版プロモーションビデオ
愛を知り、淑女になる。運命に生き、女王になる。彼女の名はーエリザベス。
16世紀イギリス。ベスは国王ヘンリー8世の娘にも関わらず、母が反逆罪の汚名を着せられ処刑されたため、片田舎で家庭教師たちと共に勉学に勤しみながらひっそりと暮らしていた。王女らしい理知と少女らしい好奇心に満ちたベスは、ひょんなことから出会った吟遊詩人ロビンに反発しながらも淡い恋心を抱き始める。しかし、つつましくも平穏だった日常は、彼女が現国王である異母姉のメアリーに対して反逆を企てているとの疑いをかけられ一変する。忠義心をメアリーに信じてもらえず、司教ガーディナーやスペイン大使ルナールに陥れられ、ついにはロビンとも引き離されロンドン塔に投獄されてしまう。だが、メアリーの圧政に不満が溜まった民衆からは、「ベスを女王に」という声が次第に高まってゆく。ベスが選ぶ道は王女として国を導く人生か、1人の女性としての幸せか、果たして。
東宝公式ホームページより
帝劇ミュージカル「レディ・ベス」2017年版の公演日程・スケジュール
帝国劇場ミュージカル「レディ・ベス」2017公演の日程・スケジュールをご紹介します。すでに詳細な公演時間や、公演日程が発表されています。
チケット発売はファンクラブやプレイガイドでの最速先行がはじまっていますが、一般発売はまだです。すでに見たい組み合わせがある人は、日程をチェックしておきましょう。
公演期間
公演期間:2017年10月8日(日)ー 11月18日(土)
キャストスケジュール
キャストスケジュールも東宝公式ホームページにて発表されています。
開演時間などの詳細なスケジュールも公式ホームページよりチェックしてくださいね。
プレビュー公演
2014年版は2日間のプレビュー公演がありましたが、2017年度版では発表されていません。
上演時間
上演時間は全部で2時間50分。1幕が1時間20分、25分の休憩があり、2幕が1時間25分です。
帝国劇場ミュージカル「レディ・ベス」2017年版 チケット最新情報
ここでは、最新のチケット情報をご紹介します。
東宝ナビサーブ先行抽選
2017年版の東宝ナビサーブ先行抽選のエントリー期間
- 10月分:2017年6月20日(火)~6月23日(金)
- 11月分:2017年6月27日(火)~6月30日(金)
東宝ナビザーブ先行先着
- 10月分:7月2日(日)10:00より販売受付開始
- 11月分:7月9日(日)10:00より販売受付開始
一般販売
- 10月分一般発売:7月8日(土)より
- 11月分一般発売:7月15日(土)より
プレイガイド
- 東宝テレザーブ
- チケットぴあ
- イープラス
- ローソンチケット
- CNプレイガイド
- JTBエンタテイメントチケット
- セブンチケット
- Yahoo!チケット
チケット代
通常公演
- S席:13,500円
- A席:9,000円
- B席:4,000円
帝国劇場ミュージカル「レディ・ベス」2017年版 地方公演情報(大阪)
ここでは、帝国劇場「レディ・ベス」2017年版の地方公演情報をご紹介します。2014年は大阪・福岡・名古屋で上演されましたが、2017年版では大阪公演のみ発表されています。
梅田芸術劇場:大阪公演について
2017年、大阪梅田芸術劇場に「レディ・ベス」が帰ってきます!
梅田芸術劇場の公演期間
梅田芸術劇場メインホールにて2017年11月18日~12月10日
大阪公演のチケット発売日
会員抽選先行
- 2017年6月2日(金)11:00〜2017年6月6日(火)11:00
一般発売
- 2017年7月29日(土)
大阪公演の料金
- S席:13,500円
- A席:9,000円
- B席:5,000円
2017年版ミュージカル「レディ・ベス」 プリンシパルキャスト・配役
レディ・ベス(ダブルキャスト)
- 平野綾
- 花總まり
ロビン・ブレイク(ダブルキャスト)
- 山崎育三郎
- 加藤和樹
メアリー・テューダー(ダブルキャスト)
- 吉沢梨絵
- 未来優希
フェリペ(ダブルキャスト)
- 平方元基
- 古川雄大
アン・ブーリン
- 和音美桜
キャット・アシュリー
- 涼風真世
シモン・ルナール
- 吉野圭吾
ガーディナー
- 石川禅
ロジャー・アスカム
- 山口祐一郎
※2014年版は石丸幹二とのダブルキャスト
2017年版ミュージカル「レディ・ベス」 アンサンブルキャスト・配役
アンサンブルキャストもすでに発表されています。日生劇場「グレート・ギャツビー」や「アルター・ボーイズ」に出演し、10代の若手の中では高い注目を集めているミュージカル俳優石川新太が新キャストとして加わっています。
- 大谷美智浩
- 中山昇
- 加藤潤一
- 寺元健一郎
- 石川新太
- 朝隈濯朗
- 榎本成志
- 奥山 寛
- 川口大地
- 黒沼 亮
- 後藤晋彦
- 杉山有大
- 武内耕
- 田中秀哉
- 福永悠二
- 港幸樹
- 山名孝幸
- 秋園美緒
- 池谷祐子
- 石原絵理
- 樺島麻美
- 島田彩
- 真記子
- 安岡千夏
- 山田裕美子
「エリザベート」「モーツァルト!」を生み出したクリエーターたちが生み出したミュージカル「レディ・ベス」。
このサイトでは、これからも「レディ・ベス」の最新情報、そして感想や評価などの記事をご紹介してゆきます。