日本版「ウエスト・サイド・ストーリー」なるか!
純和製のミュージカル「池袋ウエストゲートパーク」が2017年12月から池袋の東京芸術劇場・シアターウエストにて初演を迎えます。
主役は大野拓朗
主役に抜擢されたのは、池袋西口にキャンパスを持つ立教大学出身の大野拓朗。
テレビでは「とと姉ちゃん」青柳清役、ミュージカルでは2012年に「エリザベート」ルドルフ役、さらに2017年には「ロミオ&ジュリエット」でタイトルロールのロミオ役を演じた注目の俳優です。
脚本:柴幸男、演出:杉原邦生、振付:北尾亘
脚本・作詞には、10月のフェスティバル/トーキョーで新作「わたしが悲しくないのはあなたが遠いから」を上演するままごとの柴幸男。
演出は木ノ下歌舞伎などを手がける杉原邦生。振付にはダンスカンパニーBaobab主宰の北尾亘が起用されています。小劇場やコンテ好き好きならおそらくこの3人は知っているでしょう。
原作は石田衣良の小説&2000年公開のドラマ
「池袋ウエストゲートパーク」は石田衣良のデビュー作。2000年にはTBSよりドラマが放送され、窪塚洋介、山下智久、妻夫木聡、坂口憲二らが出演し大ヒットしました。
この記事では、ミュージカル「池袋ウエストゲートパーク」の最新公演情報についてまとめてご紹介します。
劇場&公演日程
公演は東京&兵庫の2箇所。公演日程は東京が12月から1月、兵庫は1月からです。
東京公演:東京芸術劇場シアターウエスト(キャパ200〜270)
公演日程は2017年12月23日(土・祝)〜28日(木)&2018年1月4日(木)〜14日(日)
兵庫公演:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(キャパ800)
公演日程は2018年1月19日(金)〜21日(日)
あらすじ
題材となるのは、池袋ウエストゲートパークの4話目。サンシャイン60階通りを舞台に、ストリートギャングの闘いがメインとなる「サンシャイン通り内戦」。闘いのシーンは、まるで「ウエスト・サイド・ストーリー」のようにダンスで描かれます。
ストーリー
池袋といえば最近では住みたい町アンケートでも上位に位置するなどイメージがUPしているが、戦後は闇市のあった西池袋は少しこわい町だと思われていた。そんなちょっと昔の西池袋を舞台に、この、ちょっとウエストサイドストーリー的な物語は展開する。といってもラヴストーリーはあまりない。西口商店街の果物屋の息子 マコトが、町のワルやチンピラ、刑事、そこに出入りするマスコミなどの間をトラブルシューターのように暗躍する。
マコトはなぜか 高校の同級でとびきりのワルの親玉 タカシに一目おかれていた。タカシはキングとしてGボーイズという集団を率いて町を制覇していたが、そこに外から現れた京一の率いるレッドエンジェルズが勢力をのばしてくる。町では両チームの小競り合いが続き、一触即発。両者の決選を回避するため、マコトが乗り出した矢先に、事故が起こり、若者が命を落とす。
後へはひけない復讐戦にもつれ込む両チーム。マコトはどうするのか・・・。
リアルなダンスバトルが作品中に登場
しかし、通常のミュージカルと異なるのが、オーディションを通ったストリートダンスのカンパニーが日替わりで舞台の幕開けと終盤に出演し、観客の反応を元に勝敗を決めるダンスバトル形式になる点。ミュージカルにライブの臨場感が増す面白い内容になっています。
キャスト
大野拓朗
1988年東京生まれの28歳。ミスター立教、ホリプロ所属。
ホリプロ主催の「キャンパスター☆H50withメンズノンノ」でグランプリ。映画「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」で俳優デビュー。
テレビ&劇場版「猫忍」では主人公の陽炎太を演じています。
主な出演作
テレビドラマ
- 「大河ドラマ 花燃ゆ」野村靖 役
- 「とと姉ちゃん」青柳清 役
舞台
- ミュージカル「エリザベート」ルドルフ 役
- ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」ロミオ 役
チケット
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